7月9日 入間 君掛

2017.07.21(Fri)

東京磯釣りクラブの競釣会2日目は、二手に分かれた。

5人が下田沖磯に。

偽チヌ師さん、ナニパク、私のフカセ3人組は入間へやって来た。

磯の場所取りを、2日続けるのは苦痛だ。




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日曜でもあり、結構な人数が来ている。





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我々は君掛けに下りた。

ちょうど楽竿ライトを購入してくれたばかりのMさんが入間に来ており、一緒になったので4人だ。

下りてすぐに、偽チヌ師さんはパラソルを設置。

船長がマイクで、バーベキューコンロでも持ってこようか~、と、ヤジを飛ばす。

まあ、めずらしいのだろう、こんなグループは。



さて、釣り座はみんなにお任せ。

3人が表に入ったので、私は残った裏のワンド側に入る。





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波しぶきは、多少こちらに来るくらいで、ほとんどが右に飛んでいく。

ここは手前が浅い根になっており、サラシが左から右へ一気に流れるのだ。

非常に釣りにくい。


偽チヌ師さんが、後ろの壁を上って撮影してくれたが、こんな場所だ。





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左から右に波が駆け抜け、右側一帯が大サラシになる。

サラシの流れは潮の向きによって、放射状に流れたり、右手前に向かったり、正面沖へ流れたりするのだが・・・

サラシの勢いがとても強く、上潮だけが滑るのだ。

それもかなり沖まで。

強烈な2枚潮になる事が多く、ほとんどの釣り人が、1時間ほどでやめてしまう。

私も最初、初心者の頃(今も初心者か!?)に乗ったが、手も足も出なかった。

多少、経験を積んだ(たいした事はない)ので、まあなんとかなるじゃろう。


大サラシの間隙を突くか。


それとも大サラシを利用するか。


両方を組み合わせてやるしかないのう。


とりあえず、潮が沖に出ているので、ウキにブレーキをかけながら付けエサが先行するように、流して行く。





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かなり沖へ流したところで喰って来た。

しょっぱなから、ええ引きじゃのう!


ぶちいっ!


ぐああ!


・・・2.5号のハリスが切られた。

沖にはキビシイ根がなく、砂地が多いため、口で切れたか。


よし、ハリスを思いっきり太くしてやろう。

そうじゃ! 今日は小物はイランのじゃ!


ハリスを5号に交換する。

この辺でこんなのを使う人は少ないじゃろうのう。


ちと、サラシの切れ間を狙うかのう。

タイミングを計り、磯ギワを攻める。


一瞬でウキが消え、竿先を持って行かれる。





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ワハハハハ! 重いのう!

これじゃ、これ!

ワシも磯ギワがだいぶ上手くできるように ぶちいっ!


ぐおおおお~!


道糸が高切れしてもうた~!

幸い、ウキは手前に落ちたので、回収できた。




よおおおお~し!

これならどうじゃあ!

竿はベイシスの2号。

道糸は4号150m。

ハリスは6号。

離島仕様じゃあ!


クククククッ ・・・・・切れまい・・・・・これなら切れまいがあ!

ハリスの太さは、なんとか魚をゴマカスのじゃ!


ほれっ! 喰い付いてみんかい!


ビシッ! ぴょ~ん! クルクルクル~ (魚が水面から飛び出し、回転しながら寄って来る音)





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離島仕様にした意味がないだろうが!





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イサキが時々喰い付いてくるが、家族のお土産は昨日確保してある。

釣れたイサキは、全部Mさんのクーラーに放り込む。


大サラシの下を狙うと、元気に暴れて楽しませてくれる。





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そっちに回り込んだらイカ~ン!





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タモ枠も離島仕様のデカいのにしたら、小さく見えるのう。

34、5センチあれば、一応半島回りではキープだが、今日はポイじゃ!





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沖に流したら、バリバリッとラインを持って行った。

これはええ型やで~!

なかなか上がって来んが、これがまた楽し ぶちいっ!


ぐおおおお~!


また高切れかい!

ラインが古いんかのう?

そんなはずはないんだが・・・


道糸のよく使う最初の10mくらいを切って、仕掛けを組みなおす。

これなら大丈夫だろう。


仕掛けを大サラシに乗せ、流す。

流す・・・流す・・・流す・・・

仕掛けがなじみ、ウキは見えないので竿先の感覚だけで流して行く。

かなり沖へ流れ、回収しようと思っていたら、来た。


バリバリバリッ!





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2号竿が大きく曲がり、伸されそうになる。


おおもんじゃあ~!


おお! レバーブレーキが効かず、ドラグが鳴る!

と思ったら、こっちに向かって走る。

手前に来たところで、またドラグを効かせる。

この重い首振りの引きはなんじゃあ!

きっとええもんに違いな ぶちいっ!


うおおおおおおっ!


こ、今度はハリスが切れたあ!


6号が切られた・・・

針の少し上あたりなので、また飲まれたか。

この仕掛けで切れたら、どうしようもないのう・・・





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ちくしょ~! お清めじゃあ!




ここでMさんと釣り座を交代する。

ナニパクの隣に入った。





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相変わらず、クーラーに座って楽をしておるの~

しかもパラソルの下か!


こちら側の様子を聞くと、潮スジが複雑だと言う。

近くに仕掛けを入れると、コッパが来る。

エサ取りも、うじゃっっと見える。

なるほど・・・手前から偽チヌ師さんとナニパク、Mさんのコマセが十分効いておるようじゃのう。

ならば、沖へプチ遠投するかのう。





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コマセのオキアミが温まり、もう頭が黒くなってきた。

く、腐ったオキアミが好きなお魚がおるかもしれんな。


ハリスと針だけの軽い仕掛けで、重い0号ウキで投げ込み、コマセを1発だけ追い打ちする。

なじんだところで、スーっとウキが入った。

あまり重くないが、何度か突っ込む。





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隣にいたナニパクが、タモを入れてくれた。





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なんじゃ? この魚は?

偽チヌ師さんが、あわてて近寄り、警告する。

「こ、これは毒魚ですな! 私が引き取りましょう!」


・・・ウマい魚じゃな?


シメてクーラーに放り込む。

30センチ強だが、厚みがあって、大きさの割に重い。

メイチダイというらしい。

初めて釣ったわ。



しばらくして、Mさんが戻って来たので、また内湾側の釣り座に戻る。





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ムダに引きやがって~

暑いのに、体力消耗するだろうが!




お昼を過ぎて、かなり暑くなってきた。

しょっちゅうクーラーから冷えた飲み物を取り出し、ごくごく飲むと、汗がしたたり落ちる。

熱中症に気を付けんとイカンな。

ポツポツと、コッパやイサキが混じる程度で、ドラマが起きんのう~

と思ったら、いきなりバリバリバリッと糸を持って行く。





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これもええ引きやで~!

なにもんじゃあ!


ぶちいっ!


また高切れかあ!


どうなっとんじゃ、この道糸わあ!


またまた道糸をだいぶ捨て、仕掛けを組みなおす。



何度も流すが、何も来ない。

そう何度もチャンスはないだろう。

納竿の時間になり、これが最後の一投。

大サラシに乗せて流し、かなり沖まで出す。

手前の流れにラインを取られないよう、竿は上向き加減にセットする。

それでも道糸が湾曲するので、竿を大きく回してラインメンディングを繰り返す。

と、最後の最後に、道糸が指を弾いた。





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最後にまたおおもんが来たでえ~!


竿がノされそうになるのを、踏ん張り、耐える。

重い首振りで、ドラグが鳴って糸を出される。

まったく寄って来ず、はるか沖で暴れておる。

今日一番の引きじゃあ!

すでに納竿した偽チヌ師さんが、写真を撮ろうと寄って来た瞬間。


ぶちいっ!


うおおおおおおおおおおおおおおおお!


また高切れかああああ!


どうなっとんじゃあ! この道糸は!

腐っとるんかあ!


最後の最後に来たおおもんをををを~!




今日だけでハリスを2回、道糸を4回切られてしまった。

タックルバランスが悪いはずはない。

ハリス切れは仕方ないにしても、高切れは困る。

ウキが3個飛んでしもうた。

リールの道糸、総とっかえじゃ!



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7月8日 下田沖磯 平根

2017.07.16(Sun)

明日から2日間は、東京磯釣りクラブの競釣会だ。

近くの人間が、車に乗り合わせて、目的地へ向かう。

うちのクラブの競釣会は、年6回は三宅島、あとは伊豆半島、房総半島、自由釣行である。

私は偽チヌ師さんを乗せて、伊豆半島へ向かう。

明日、土曜日は下田沖磯の予定だ。




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例によって、真鶴のあおき釣具でオキアミを調達していると、別の車に乗り合わせたメンバーがやって来た。





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石物メンバーは、ここでガンガゼを予約していたようだ。

じゃ、あとで別荘で会いましょう!

それぞれのペースで走った方が、つるむよりも楽だ。

後ろの車は、どうしても眠くなってしまう。



ヤマテツに寄ったり、コンビニで明日の飲み物などを買って、深夜に別荘に到着。

道中、皮算用で笑いすぎ、疲れたのう。

先ほど会ったメンバーと、先に来ていたナニパクもビールを開けて、プチ宴会。


明日は早いからのう。

少しでも寝ておかなくては。





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仮眠をとったあと、朝4時前に、田牛港に到着。

まだ薄暗い中、喜一丸に乗船する。





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今日は多いのう。

横根に乗る人も一緒だが、先に我々が下りた。





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平根だ。

他の渡船客も下り、かなりの人数になってしまった。

まあ、どこかやれる場所があるだろうと、私はぶらぶらと見て回る。





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おお~、横根から朝日が昇って行く・・・

何度見ても、ええもんですなあ~





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ナニパクと偽チヌ師さんは、先端に出て、ちゃらんぼを打ち込んでいる。

時々、波で洗われているが、これから潮が下げに入るので、まあ大丈夫だろう。


ちなみに、中央に見える白いクーラーは、別の渡船客のものだ。

まあ、どこで釣りをしてもいいので、別になんとも思っていなかったが、いつまでたっても、釣り座を作らない。

さらにバッカンを置いて行った。





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しかし、別のところで竿を出しておる。

場所取りか・・・どこにでもおるんやの~

ん?波が上がって、バッカンが流されておる!

周りの人は、みんなニヤニヤして、引き上げようとする素振りも見せない。

まあ・・・当然だわな・・・

一人で何か所も場所取りするのはマナー違反ですな。

電話で船を呼んで、拾ってもらっていた。


土日はどうしても人が多いので、好きな場所に入れない事もあるだろう。

でも、一言、「すいません、ちょっとここでやらせてもらっていいですか?」

と声をかければいい事だ。


しかし!

上物師が並んでいる場所の中に、石物師が、

「ここで竿出してもいいですか?」

などと言ったら、


「イカン!」


と答えさせてもらう(笑)


流れの方向によっては釣りにならないし、デカいのを寄せて来て暴れたら、ラインにからんでしまう。

これをわかっておらん底物師が多いのだ。



それと、


「上物師が並んでいる所で、バッカンを持たずに潮下に入る」


これは、先にいる人たちの神経を逆なでするので、やめた方がよかろう。(爆)





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などと考えていたら、前会長(別荘のオーナー)が竿を曲げていた。

一発目か!

ワシ、まだ竿も伸ばしてないのに!




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早々と、50オーバーのイシダイを上げてしまった。

ほんと、この人はいつも釣るのう。


さて、ではそろそろ釣り座を作るか。





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先端のナニパクの手前にちゃらんぼを打ち込み、ここを釣り座とする。

反対側では、先日入間で日吉丸に一緒に乗ったSさんが竿を出す。

お互いに顔を覚えていたので、談笑しながらのんびりと釣りに入る。

磯釣り師の行動パターンは、お互いかぶる事が多いので、こういう場面がある。

お互い、気持ちよく釣りをしたいものだ。


さて、潮は右から左に流れ、先端のナニパクを巻くように沖へ流れる。

私の釣り座からでは、あまり流せないので、足元を狙うかのう。

ぼ~っと足元に入れてたら、いきなりウキが消え、ラインがババババッと持って行かれる。

うおおお! しまったあ!

出て行くラインにベイルがなかなか起きず、竿を上げたとたん、ノされる。


ぶちいっ!


あかん・・・油断しとった・・・

何度やらかしたら気が済むのか!

朝イチは気を付けんか!

せっかくのおおもんを~!


小物を釣る気は、はなからないので、ハリスは5号だ。

一応、半島回りの仕掛けではなく、離島仕掛けを組んでいたのだが、こんなにだらけていてはイカン。

よ~し、気合を入れて釣るか!





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気合を入れたら、コレかあ!

逃したチャンスは、何度も来ない。

後の祭りである。

その後も、同じようなサイズがポツポツと釣れるだけ。

と、ここでコースケ君から、平根の情報がラインで入る。


すぐさま、ナニパクが  「楽竿さん、私あっち行くから、ここでやりませんか?」

と言って、釣り座を変える。

コースケ君情報に、敏感に反応しておる。

現金なヤツじゃの~(笑)





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ナニパクの釣り座に入ると、本流がかすめており、よく竿が曲がる。





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イサキがエサ取りと化しておる。

家族分をキープしたあとは、全部今夜の宴会用じゃ。

底物のメンバーのお土産にもなるだろう。





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む。

偽チヌ師さんは、日差しが強くなる事を見越して、パラソルを立てて釣っておる。

快適そうじゃのう。


だいぶ日が高くなって、暑くなってきた。

風がほとんどないから、これはキツくなりそうだ。





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ナニパクがドリンクを差し入れてくれた。

ゴールデンハンマー?

聞いた事がないのう。

この間、関西に出張した時に仕入れて来たそうだ。

なるほど、関西らしい絵柄じゃのう。

これでウハウハになれるかのう。

なに? これで39円?

効くんか!これ!

水より安いエナジードリンク・・・あやしい・・・さすが関西(笑)





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石物メンバーの横にも、休憩所を設置。

偽チヌ師さんの準備の良さには、頭が下がるのう。





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本流に仕掛けを入れるには、旧ナニパク釣り座が最適なので、偽チヌ師さんとカンノンで流す。

やはりイサキばかりなのだが、偽チヌ師さんがいつもの調子で抜き上げたら、バレてしまった。

40くらいのオナガが。

写真は、そのバレた瞬間だ。

逃げるの見えましたぜ(笑)


ご当地仕掛けで流していたのだが、イサキばかりなので、いつもの離島仕掛けに変えてみた。





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パラパラパラパラパラパラ・・・流れが速くて、すぐに150mのラインがなくなってしまう。

張りすぎると、流れから逸れてしまうため、適度に張りをもたせる。

筋を変えて、道糸がUの字になるのを、大きく竿を回してメンディングしながら流していると、来た。


バララララララララッ!


竿を立てると、イサキとは比べモンにならない、ずっしりとした重みを感じる。

流れの中とは言え、これはデカい!

レバーブレーキで止まらず、ドラグが利きだす。


「おおもんじゃあ~!」


その声でみんなの注目を浴び、パラソルの下で休んでいた偽チヌ師さんが寄って来る。


ほらほら、グングンと引いてドラグが ぶちいっ!


ぐおおおお~!


思わず天を仰ぐ。(こればっかりやな)


巻き上げると、針の少し上で6号ハリスが切れていた。

飲まれたか~

偽チヌ師さんが嬉しそうに、ニヤニヤしておる。

よし、もう一度じゃ。

が、針を結んで仕掛けを入れると、流れが緩んでいた。

潮の変わり目だったようだ。

またチャンスを逃した・・・




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パラソルの下で弁当を食べたり、休んでいる光景・・・

・・・平根がリゾート地になっておる・・・

およそ荒磯には見えん場所に変わり果てた平根を、午後3時の納竿まで楽しんだのであった。





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む。

これは誰だ!

若いオナゴではない事は、すぐにわかるのう。(偽チヌ師さんである)

見てはいけないものを見てしまった。





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別荘(前会長のもので、私のではない)でシャワーを浴びたあとのビールは最高ですな!

イサキとメジナのサシミ、カルパッチョと、現会長が持ち込んで作ってくれた数々の料理で、宴会じゃ。

みな明日の釣りを夢見て、軽口と酒が進む。

男だけの宴会で、少々ムサイが、楽しく夜はふけて行くのであった。




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初夏のイスズミを食す!

2017.07.11(Tue)

6月18日、地内島のカンノンズシロで釣り上げたイスズミ。

ノトイスズミだと思われる。

(真正イスズミだったら、絶対こんな事しないと思う。)

釣り上げた直後、まだ生きているうちに、処理をする。

サンノジでうまく行ったから、イスズミにも通用するだろう。




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まず、尾を切り離す。

ブレードの厚いナイフを使ったが、それでもなかなか切れない。

53センチの背骨は、ゴツイのだ。





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頭の後ろにナイフを入れ、ここでも背骨を断つ。

血が大量に流れ出る。





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ナイフの刃を外に向け、内臓を傷つけないように、腹の身を切って行く。





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これで頭と胴が切り離せた。





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あまりに太っているので、腹を見たら、卵が入っていた。

産卵時期は、夏か。





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頭は持って帰らないので、カニさんや、エビさんのエサにする。





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む。

このイスズミ、海草ばっかり食べておるの。

胃の中、海草が詰まっとる。






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内臓は、白いトリにつつかれても、ちぎれなかった。

けっこう丈夫なようである。

カラスなら、引き裂いたかもしれんが・・・

これをしごいて中身を出し、食材にすると聞いたが、今回はやめた。

というか、これからもしないだろう。





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卵だけ残し、この状態で潮だまりの中に入れ、体を曲げて血を抜く。

もっとも、ほとんど血は残っていなかった。





以上が、磯で釣り上げてすぐに行った処理である。

この間、特に臭いとは感じなかった。

魚の内臓を出す時の生臭さはあったが、他の魚と同じだ。

これをビニール袋に入れてくるみ、クーラーボックスで冷やして、持ち帰った。





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三枚におろした状態は、こんな感じ。

特に他の魚との違いは感じられない。





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皮を引くと、ちょっと色が悪い。

血合いの色が、なんとなく黒紫っぽいのだ。

皮をきれいに引いたからかもしれん。

思い切って、もっと厚く引けばよかったか・・・





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卵は、煮付けにしてみた。

とてもデカいので、中まで火を通すため、かなり長く煮込んだ。





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今回は、仲間内での宴会。

みんな興味津々で、となりのイシダイのサシミよりも早く、ササヨがなくなっていく(笑)

で、みなの感想。

ウマい。

マズくはない。

口に含んだ一瞬、独特のニオイがある。

以上のような意見が出た。


卵はと言うと、これもウマい。





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キメの細かい卵で、味はよいと思う。

が、口に入れた最初の一瞬だけ、臭い。

というものだった。




が、本当にそうだろうか。

食べた全員が磯釣り師なので、先入観がジャマをしているのかもしれん。





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次の日、南伊豆の入間で、46センチと、一回り小型のササヨを釣り上げ、前日と同じ処理をした。

次の日、これを和食の店に持ち込み、プロに調理してもらった。





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サシミは、こんな感じで。

秘密結社「ミルキング互助会」のメンバー6人が集まり、食べたのだが・・・

ウマい。

まったく臭みがない。

持ち帰る食材は同じ状態なので、あの状態からの処理が、プロと素人では違うのだろう。


写真を撮るのを忘れて食べてしまったが、天ぷらと煮付けにもしてくれた。

どちらも、まったく臭みがなく、とてもササヨとは思えんくらいウマい!

というか、ササヨはウマいのだ!



結論


ササヨ(ノトイスズミ)はウマい!


臭いのは、処理の仕方がまずいせいだ!


これは少し前に経験した、サンノジと同じだ。

しかも今は産卵期で、卵に養分が行くため、身はイマイチだろう。

寒の時期ならば、もっとウマいに違いない。

さあ、全国の磯釣り師諸君!

ササヨは持ち帰って、おいしくいただこうではないか!

あの巨大な魚卵が全部ふ化して成魚になったら、世界征服されてしまうぞ!(^^;

ウマいし、暴力的に引くし、潮がなくても釣れるし、言う事ないではないか!



あ、黄色い筋のある、真正「本家イスズミ」は、どうか知らんので、間違えないように(笑)




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6月19日 南伊豆 入間 川吾 追手

2017.07.07(Fri)

東京磯釣りクラブの競釣会、2日目だ。

今日は7人のメンバーで入間に来た。




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日曜という事もあり、そこそこ人がいる。

ワシらは後でええよ~

が、船長にいきなり「楽竿さんたち、上物3人、乗って!」

と、有無を言わさず川吾に下ろされた。

むろん、不満などあるはずもない。





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みな、自分の好きな場所に釣り座を取る。

クラブの底物4人は、赤島に下りたようだ。





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他の船が、牛根に釣り客を下ろしたのだが・・・8人かい!

あそこに8人とは・・・



さて、何が釣れるかのう。

まずは手前に仕掛けを入れる。





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エサ取りもいるが、小メジナが釣れる。





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少し向こうに入れると、イサキが釣れる。

実は明日の夜、ナニパクの知っている和食屋に、魚を持ち込んで料理してもらうのだ。

釣った魚を、プロがどのように調理するのか、みんな楽しみなのだ。

で、イサキなどは普通においしいので、普段あまり食べないような魚を狙っているわけだ。

だから、イサキはもうイラン。

昨夜、たらふく食うたしのう。

なんかええもん来んかのう~


左後ろから右沖へ向かって、潮が流れている。

う~ん、尾長狙いに良さそうな流れだのう。

まあ、流してみるか。


仕掛けを入れると、パラパラパラ・・・と結構なペースで流れる。

む。 モロにオナガが来そうな感じの潮じゃ。





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気が付くと、150mのラインがなくなりそうだ。

実際は140mくらいしか巻いてないが・・・途中、潮のたるみがないからのう。

もうちょっとラインが欲しいのう。



3度目くらいに、ラインがバリバリっと持って行かれた。

おっしゃあ~!

オナガかあ!





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あんだけ流して、この大きさかい!



かなり疲れるので、足元に戻る(^^;





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磯ギワで喰わすと、暴君の予感が!

こ、このええ引きは本命か!





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本命じゃあ~!

46センチと、昨日のノトイスズミより一回り小さいが、これをプロがどう調理するのか楽しみだ。





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昨日は重さを量らんかったから、今日は記録に残しておこう。

2.16 kg と、一応2キロを超えているが・・・昨日のは比べモンにならんくらい太っとったから、3キロは軽く超えておったじゃろう。


「ええ食材が手に入りましたな!」

「明日の夜が楽しみですな!」

ナニパク、偽チヌ師さんと、キャッキャッとはしゃぐ。

加賀根、畳根、牛根に乗った人から見たら、3人が集まってはしゃいでいるのを見て、どんなおおもんが釣れたのかと思っておるだろう。

ふふふ、うらやましいか。(真実を知れば絶対、そうは思わんだろう。)





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さて、下処理だけは、磯でしておかんとのう。





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・・・どうする?





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昨日のやつよりは、かわいいが・・・




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し、しごくのか?





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ハアハアハア・・・


こ、今回はカンベンしてやるか。


・・・エイリアンみたいじゃの・・・

このササヨ、卵ではなく、白子を持っていた。

まだ小さかったので持ち帰らなかったが、白子の味も確かめんとイカンのう。

まだまだ課題山積じゃわい。



その後、ならいの風が急に強くなり、体をゆさぶるほどになった。





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偽チヌ師さんが、磯替えすると言う。

風もあるが、ババをしたいらしい。

ここは、丸見えだから、恥ずかしいそうな。

誰も見ないから、気にする事ないのに(笑)

そんな事では、真の磯ババ師にはなれませんぞ!





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ナニパクの後ろにバッカンを並べ、それを風よけにして寝ころび、ババの責めに耐えておる。

が、あまりの強風にバッカンが倒れ、落ち着かないようだ。

ナニパクは、クーラーに座ったいつものスタイルで釣りをしておる。

なまけておるのう。

荒磯に立ってこそ、男ではないか!

磯のタチンボとなり、行き交う魚どもをユウワクせんとイカン・・・おわあ!





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ワシのバッカンがあ!

風で転がり、磯の斜面で止まった。





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偽チヌ師さんに竿を渡し、こぼれたオキアミを、せっせと拾う。

ちくしょ~、かなり減ってもうたわ。


これはイカン。

少々の風なら気にせんが、体感で15m/s ほどはあるだろう。

時々、体を低くして踏ん張らなければ、海に落ちそうだ。

たまらず、3人とも磯替えする事にした。

川吾から移るなんて、聞いた事もないが、ちと風が強すぎるわ。



船長に、風裏の追手をリクエストした。

3人で下りると、おお~、風がなくて、平和じゃ~


安心したら、急にババの予感が!

だが追手は、ババにはうってつけの磯なのだ。

釣り座の後ろには広大なスペースがあり、ほとんど誰も行かないのだ。

釣り座から20mほど後ろへ行くと、ガケと谷がある。

そこのヘリでしゃがみ、用を足す。

自然の中・・・いたすババの、なんという心地よさよ。

一応、ババの痕跡を隠すため、木の棒でつついて、大きな谷に落とす。

100年は、誰も行かないであろう谷底だ。

ババも成仏してくれるに違いない。

さて、釣りをするかのう!





20170619020.jpg

ん?

身軽になった偽チヌ師さんが、後ろの方をうろうろしておる。

ババ場を探しておるようだ。

追手は、ババのパラダイスだのう。




さて、海を見ると・・・

まだコマセを撒いてないのに、サバ子があ!



当たり前のように、海面をサバ子が覆いつくしている。

こ、これはダメだのう・・・

試しに打ち分けてみるが、付けエサは秒殺される。

フカセにならんわ・・・


二人を見ると、やはり同じで、どうにもならんようだ。

でも待てよ?

コマセを打たずに、これだけのサバ子がいるという事は、コイツらを狙って、おおもんが下におるはずじゃ。





20170619021.jpg

さっそく、サバ子を釣り上げ、潮だまりにストックする。

で、仕掛けを作るのがめんどくさいので、ウキだけ1号に交換。


針を大きめにして、サバ子をつけて泳がす。

ふふ・・・ええもんが来んかのう・・・


何の変化もなく、時間だけが過ぎる。

座ってタバコを吸いながら、ぼ~っとウキを見ていたら、すーっと入って行く!


ホンマに来たやんけ!


竿を立ててアワセると、おお!

グングンと大きく竿を曲げる!


こ、これはええもんじゃあ~!


マダイかヒラメのような引きじゃ!

横には走らず、沖に向かう。

ふふふ、これで明日は高級魚の宴に違いない!

2号竿が大きく曲がり、レバーブレーキを使う。

ナニパクがタモを持って走って来る。

グングングン!  ほれほれ~!

これは食べたらウマ ブチッ


うおおおおおお~!


ハリスが切れたあ~!


くっそ~!

3号なんて細いの使わんと、太いハリスにしとけばよかった!



みんなで残念がったが、サバ子でうんざりしていた雰囲気が一変する。


サバ子を泳がせるんじゃあ!


テンションが上がる(笑)





20170619022.jpg

さっそくナニパクが、サバ子でウツボを釣り上げる(笑)

ま、まあ、コイツはどこにでもおるからのう(^^;

が、すぐにカサゴを上げた。

サバ子、万能エサやんけ。





20170619023.jpg

ナニパクの竿が大きく曲がり、獲物は沖へ一直線!

何もできず、竿を持っているだけで、そのままラインを出される。

・・・そ、それはサメでしょうな(^^;

ラインが切れて、正体は見れなかったが、見ない方がいいですな(笑)




さあ、そろそろ納竿の準備ですな。

ん?

ワシのウキは?

竿を上げると、おわあ!

何か食っとる!

急いで巻き上げるが、すぐに根に入られた。





20170619024.jpg

根がかりか?

グングングン・・・

いや、根に入って、暴れとる。

ウツボか?

グングングン・・・

違うのう・・・なんだろう?

ラインを緩めたり、場所を移動したりするが、出てこない。

やっぱり魚とは違うのでは?

引っ張ると、グングングン・・・

魚や・・・

なんとなく、ええもんのにおいがプンプンする。

これはラインを緩めて、持久戦にするか?


が、日吉丸が、客を迎えに赤島へ向かう。

くっそ~、時間切れか。

仕方なく、道糸を引っ張って、切った。

ウキは、タモを準備したナニパクが拾ってくれた。

ありがとう、世話になったのう。


ええもんを釣り上げる事ができなかったが、これでまた楽しみ方が増えた。

サバ子が湧いたら、釣りにならんとあきらめるのではなく、それをエサにすれば、もっとええもんが釣れるかもしれん。

というか、ハリスを太くして、ちゃんと目を離さなければ、釣れとったに違いない。

油断大敵である。

どんな釣りも、だらけずに楽しんでいれば、いい結果が出るのだろう。

反省ですな。




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6月18日 地内島 式根島

2017.07.04(Tue)

今日と明日は、東京磯釣りクラブの競釣会だ。

昨夜、偽チヌ師さんに車でピックアップしてもらい、深夜2時半、下田港から富久丸で新島付近までやってきた。

その様子は、偽チヌ師さんのブログの「ここ」に詳しく載っている。




20170618001.jpg

さて、私とナニパクの二人は、新島のすぐ横にある、地内島(じないとう)に下ろされた。





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今日は朝から、ならいの強風で、風裏になるカンノンズシロという場所だ。

初めての地内島、まったく様子がわからない。





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ナニパクがサラシ横に釣り座を構えたので、私は端っこの先端についた。





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最初、だいぶ向こうの出っ張った所が、海面の波がちょっと違うので、そこにしようと思ったのだ。

が、遠いし、歩きにくいのう。

めんどうだからやめた。





20170618005.jpg

向こうに、5日前に釣りをした式根島が見える。

水温が24度もあり、流れの中では小型しか喰わなかった。

が、その後急速に海水温が下がり、今日は20度ほどである。

もう釣れるんちゃうか?





20170618006.jpg

背中から強風を受け、ゆっくりと動く潮に仕掛けを入れる。





20170618007.jpg

やっぱりこんなんばっかしかあ!


半島回りであれば、数釣りも面白い楽しみ方だ。

が、せっかく高い金を出して離島まで来ているのだ。

デカいのを釣りたいではないか。



何連発かの後、付けエサを取られるようになった。





20170618008.jpg

ぐお!

は、針が曲がっとる!

結び目がほどけそうになっておるので、ここを噛んだのだろう。

どうやらマッチョなフグかハギがいるようだ。



ゆっくりとした潮に入れると、コイツに付けエサを取られるのだ。

釣り上げたくないのう・・・

い、磯ギワからそ~っと入れ込むか・・・





20170618009.jpg

おお。 なかなか重い感触だ。

素直に寄って来るので、大したことないな・・・と思ってたら・・・





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どわあ~!

いきなりお怒りになられた!

あのお方か!


タモを近くに置いてなかったので、ナニパクが走って持って来てくれた。





20170618011.jpg

やっぱりササヨ(イスズミ)か!

しかし・・・なんじゃあ~! この太り方は!





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風船か!

50オーバーのノトイスズミだ。

よし、今日はコレを食ってやろう。

前々からの課題だったからのう。

しかも今夜は毒見役がたくさんおるからのう。


ノトイスズミの処理から食べるところまでは、大きなテーマであるから、別記事にする。




20170618013.jpg

ああっ! ババ汁を飛ばしやがって!

帰ったらちゃんと洗わんと、シミになるわ。





20170618014.jpg


でろ~ん

で、デカい卵が・・・

ノトイスズミの生態については、調べても詳しい事は載っていない。

産卵時期は、夏なのか!

では、こんなデカい卵を抱いている今の時期、身はおいしくないだろう。

旬は、早春と見た!


ふふ、成果あったやないか。

しかし・・・この魚卵・・・食えるんかのう・・・

まあ、毒見役に食わすかのう。

メジナかイサキの卵だと言えば、喜んで口に入れるじゃろう。

こんなデカい卵を抱けるイサキなど、おらんがのう。




出した内臓は、トリが来てギャアギャア奪い合っていたのだが・・・




20170618015.jpg

残しとるやないか!


トリも喰わんのか!


おそるおそる、指で突っつくと・・・ん?

結構硬い。

しっかりしているので、くちばしでは切れず、トリもあきらめたのか?

それともニオイか? 臭すぎるのか?



そういえば、ササヨの腸は、中をしごいて出し、料理して食べると聞いた。





20170618016.jpg


ドクン!(心臓の音)


こ、これを食べるのか?





20170618017.jpg


ドクン!


しごいて食べるのか?





20170618018.jpg


ドクン! ドクン!


りょ、両手で持って・・・





20170618019.jpg


ドクン! ドクン! ドクン!


し、しごいてみるか?


ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!







ぷっはあ~! ハアハアハアハアハアハア!


や、やめておこう・・・

まず身を食べて、安全を確かめてから、また考えよう ハアハアハア





そんな事をしていると、ただでさえ緩い潮が、まったく動かなくなってしまった。





20170618020.jpg

ナニパクがよくメジナを上げているが、どうも型が上がらない。

海面には強風で出来る筋目ばかりで、潮目ははるか沖にあるような感じがするだけだ。

朝からほとんど状況変わらず、磯替えすることにした。


富久丸に電話すると、下田まで戻り、また客を乗せてこちらに向かっている途中だと言う。

夜釣りの客か?

そんなに離れてて、もし客が落ちて救難要請されたらどうするんだろう?


道具を片付けて待っていると、富久丸がやって来た。

我々が船に乗るのと入れ替わりに、夜釣りの客2人がここに降りた。

入れ替わった人たちが、爆釣するとイヤだのう(^^;





20170618021.jpg

地内島を後にし、式根島へ向かう。

リクエストを聞かれたので、コヤリナガネをお願いする。





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潮が引いて、波もないので、先端に釣り座を取った。

向かい風だが、潮が右に流れているので、ここでやってみるか。





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ナニパクは、チャカ場でいつものスタイルに。

磯でクーラーに座りたがるナマケモノである。

荒磯の男なら、潮と風に立ち向かわんかあ!





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あまりに向かい風が強いので、少し引っ込んだ(笑)

仕掛けを入れると、ピュンピュン持って行かれる。





20170618025.jpg

やはりこんなんばっかりかあ!


コッパの入れ食いである。

コマセを撒いても、魚影は見えない。

エサ取りはいないので釣りやすいが、コッパばかりだ。





20170618026.jpg

おや、ちっちゃいカンパチが(^^;


いろいろと試すのだが、潮の向きが変わらず、小物釣りで2時半の磯上がりを迎えた。


結局、よう釣らんのかい!



地内島に向かい、カンノンズシロで我々と入れ替わりに降りた2人を乗せる(笑)

あのままあそこにいても、ダメだったという事か(^^;

まあ、磯替えしてもダメだったけど。





20170618027.jpg

磯替えしなかった偽チヌ師さんとMr.Iを迎えに行き、その夜釣りの客2人を入れ替わりに降ろす。

け、健闘をお祈りします(^^;





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富久丸の後ろに備え付けてあるキャンプ用シートは、もうボロボロ。

船に弱いMr.Iは、向こうで横になって死んでいる。





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私はきれいなシートを2枚持って来てたので、これの上に横になり、2時間の船旅を終えたのであった。





20170618030.jpg

別荘へ向かい、獲物を料理して宴会だ。

シャワーで汗を流した後のビールは、また格別ですな!

イシダイ、イサキ、メジナ、ノトイスズミのサシミ・・・

イサキのカルパッチョ、香草焼き。

ノトイスズミの魚卵煮付け・・・


ともかく、楽しい宴であった。

東京磯釣りクラブ、なかなかいいクラブである。

明日は少しメンバーの入れ替えがあり、7人で入間だ。

この季節の半島回り、まったりと釣るかのう。




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オナガの身の色

2017.07.01(Sat)

先日、式根島で釣った4枚のオナガを持ち帰った。

その中で、1枚だけ身の色が違った。




20170628001.jpg

上の半身のように、ピンクなのだ。

3枚は、下の半身と同じく、白い。





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持ち帰る時、ウロコを打ち、内臓を出したのだが、この時特に違いは感じられなかった。

どれも40センチ強、同程度の型である。

6月11日の夕方に釣ったのは3枚。





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ふっくらとしているが、細長くてオナガ本来の姿に近い。





20170628004.jpg

でっぷりと太った、体高のあるオナガ。





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これも体高のある茶色のオナガ。



次の日、6月12日に釣ったのは2枚。





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タイドプールに入れていたが、1枚脱走した。





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11日の3枚よりも体高はないが、痩せてはいない。

同行者のスギさんのクーラーに入れていたため、どれがどれやらわからなくなってしまってはいるが、推測はできる。



11日の釣り場は、式根島の東側。

12日の釣り場は、式根島の南西。


釣った場所の違いかもしれない。





20170628008.jpg

上が白で、下がピンクのサクだ。





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切り口を見ると、明らかに身の色が違う。


魚の処理方法はどれも同じなので、血が残っているというわけでもない。

どういう事なのか、とても気になる。


で、サシミにして食べたが、どちらもウマかった。

味の差を感じる事ができなかった。


これ、以前にもあったのだが、理由がわからん。

個体差という言葉で片づけていいものだろうか。


人間の瞬発力に優れた筋肉と、持久力に優れたそれとの違いみたいなものだろうか。

短距離ランナーと、マラソンランナーのような。



だれか知らんかのう~




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式根島からの帰り

2017.06.28(Wed)

今日は、式根島14時5分発の高速船で東京に帰る。




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12時に迎えのウラシマ丸に乗り、タイブサ岩を後にする。





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これが沖小根かあ。

今朝は2人乗っていたが、もういない。

後で、イサキは釣れたが・・・というウワサを聞いた。

やはり今日は流れの中では喰わんかったのか。

ん~、24度まで上がるとのう~

水温の低い時に、一度はここに乗ってみたいのう。





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流れる景色を眺めながら、スギさんが磯の解説をしてくれる。

ん~、乗りたいとこばっかりじゃのう。

まだまだ知らない所がいっぱいだ。


半島回りも、伊豆諸島も、全部乗るには、寿命が足らん。

ついでに金も足らん。



だが少しでも長く、釣りを楽しみたい。

健康で釣りができるというのは、幸せでありがたい事だのう。

体を大事にせんとイカンな。





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菊水旅館の外の流しで、ウロコを打ち、内臓を出す。

ここのオナガは、海草をいっぱい食べている。

脂も乗っているので、ナイフがベトベトだ。





20170612031.jpg

処理した魚をクーラーに入れ、道具をまとめる。

風呂でシャワーを浴びて、汗を流してからメシを食べると、少し早いが港へ向かう。

港はすぐそこに見えている。

式根島の時間はゆっくりと流れ、12時の磯上がりから1時間強で、すっかり帰り支度ができてしまう。





20170612032.jpg

2時間後には、さっぱりして帰りの高速船に乗れるのだ。

大きい島とは違い、すべてがコンパクトにまとまっているせいかもしれない。

派手さはないが、とてもくつろげる島だ。



以前に比べ、離島へ来る釣り客が激減しているそうだ。

それは式根島に限った事ではなく、伊豆七島全部に言える事なのだろう。

まあおかげで、がら~んとした磯を選び放題じゃ!





20170612033.jpg

高速船の中はこんな具合だ。

ボーイング社製だけあって、どことなく飛行機の中に似ておる。

今は空いているが、これから新島、利島、大島を通って帰るから、人がどんどん乗って来る。





20170612034.jpg

大きな荷物は、後部にまとめる。

釣りの荷物よりも、自転車が多いな。



出港してすぐ、座席で眠ってしまった。

この船はあまり揺れないので、東京湾に入るまで、熟睡できた。



夕方の5時過ぎに、竹芝桟橋に到着する。

Aさん、Tさん、スギさんとここで別れる。

みなさん、大変お世話になりました。

またどこかでご一緒できればうれしいです!





20170612035.jpg

背負子2号をゴロゴロ引いて、地下鉄の駅へ向かう。

まだ外は明るく、ラッシュ前だから、そんなに混んではいないだろう。

帰宅という意味では、仕事から帰る人と一緒である。

持っている荷物が違うだけだ。

何も恥ずかしがる必要はない。





20170612036.jpg

ただ、あまり混んではいないのだが・・・


私の回りだけ人がいないのは気のせいか?


ここだけムダに空間があるように感じるのだが・・・

コマセがいっぱいコビリ付いたライジャケを着ておるせいかのう。

魚やオキアミの臭いなぞ、もう鼻がマヒしておるから、わからんのう。

おかげで、降りる駅までゆったりと過ごせた。




まだ早い時刻に家に帰り着いたので、すぐに道具を洗い、魚をさばく。

道具は明日には乾くだろう。

洗濯も明日やって干せば、すぐに乾くに違いない。



なんせ、4日後には、また釣りに行くからのう!


しかも、また式根島へ!


廃人じゃ・・・




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6月12日 式根島 タイブサ岩

2017.06.25(Sun)

滞在している式根島の位置はこうだ。




20170612001.jpg

新島と神津島の間にある。





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新島のすぐそばで、周囲12kmの小さな島だ。

式根島については、式根島観光協会のホームページに詳しく載っているので、興味のある方は覗いてみてほしい。





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朝5時に「ウラシマ丸」で出船し、沖小根を目指したが、すでに2人乗っていたので、我々4人はタイブサ岩に下りた。

ちなみに「ウラシマ丸」は、「菊水旅館」の船なので、朝起きてから乗船までの連携は楽だ。





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昨日乗ったヒラトコとは、ちょうど島の反対側にあたる。





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チャカ場にはAさんがそのまま入り、竿を出した。





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岩と言いながら、大変大きなところで、ここからだとまだ半分しか見えない。





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沖に突き出す先端から竿を出しては? と、スギさんにススメられ、手ぶらで下見に行った。

上ったりしがみついたり、けっこうハードである。

荷物を持って行くのはちょっと難しいのう~

若い人なら大丈夫かもしれんが、ヘタレのワシにはちょっとキツいわ。





20170612008.jpg

Tさんはチャカ場から少し行った高場から竿を出している。





20170612009.jpg

私は低めの足場から竿を出すことにした。

すぐ横でスギさんも竿を出すが、彼はウロウロと旅をする。





20170612010.jpg

こんな感じだ。

我々はタイブサ岩の西で、東はまた別のチャカ場があるという。

岩と言うより、島だな、これは。

沖に、かなり速そうな潮が見えるが、ここからダイレクトには届かない。

引かれ潮に乗せられるかのう。

スギさんに聞くと、本流に乗せるには、やはりさっきの先端がいいらしい。





20170612011.jpg

ん~、遠投するかもしれんから1袋だけ、オキアミの一部と混ぜよう。


さて、まずは足元を試すか。





20170612012.jpg

お約束のコッパか・・・まあ、最初はこんなもんじゃろう。

すぐにタカベが沸いてきた。

む。

これはちょっと釣り方を工夫せんとイカンのう。


またコッパが来るが、シンボウじゃ!





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しばらくして、竿がきれいに曲がる。

お~、今日は幸先がええのう~!

右沖に見えるのは、神津島のタダナエだ。





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今日3発目で、型もんが出た。

後ろの潮だまりに入れておくか。





20170612015.jpg

またすぐに竿を引き込む。

こ、これは楽しいですな!

昨日は潮の中では釣れませんでしたからな。

キワ狙いが当たりましたな。





20170612016.jpg

型はさっきと同じくらいの40アップだ。

水温上がって、オナガは絶望視してたのだが、喰ってくれてうれしい!

こいつも潮だまりにボチャン!


それそれ~、続けよ~オナガちゃん。





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続かんがあ!

目の前はタカベが乱舞し、その下を、見るのも怖いデカさのイスズミが泳ぎ回っている。

あんなんかけたら、タイム&体力がもったいない。




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くっ!

貴重なワシの体力を!





20170612019.jpg

コイツが続きだしたんかあ!

イカン!

若い時は、イザという時、ピン!となった体力も、今では夜遊びせずに溜めても、デロンとなったままピクリともしない状態である。

オナゴを見ただけでチンピクした頃がなつかしい・・・

一息つこう。





20170612020.jpg

ちと見て回るか。

しかしデカいとこじゃのう。





20170612021.jpg

裏側を見ると、こちらは穏やかな浅場だ。

今日は朝からならいの強風なので、ここはモロに風が抜けている。

こういう所は、また対象魚が違うんだろうな・・・





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振り返ると、自分の釣り座が見える。

遠く神津島を眺めながら釣るのも、またいい気分である。

やっぱり伊豆諸島はええのう~


さて、その後、磯ギワを攻めたり、潮の中に入れたりするが、オナガの型は上がらない。





20170612023.jpg

こんなのばかりである。





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ん~、タカベが太っとるのう。

脂が乗った旬の時期のは、最高だからのう。

でも今回はイラン!





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しかし・・・コッパしか釣れなくなってしまった。

ふと気が付くと、スギさんとTさんが、高い所からこちらを見て何やらニヤニヤと話し込んでいる。

えんえんとコッパを釣り続けるワシを見ているようだ。

そっちを見ると、二人とも、ニヤついた顔をすっとそむける。

ふびんな釣り人をあわれんでいるようだ。



コッパを釣っておれば、そのうち時合が来て、また型もんが来る!

コッパを釣って釣って、釣りまくるのじゃ!






・・・磯上がりの12時少し前・・・





20170612026.jpg

うおおおおおお!

最後までコッパじゃったわ!





スギさん「あ、楽竿さん、潮だまりのオナガが1枚、脱走しましたよ。」


なんですとお~!


スギさん「うねりが上がった時、逃げたの見えました。ハハハ。」




今日のお土産は、オナガ1枚であった。


帰り道編につづく



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6月11日 式根島 ヒラトコ

2017.06.22(Thu)

午前10時に式根島に上陸する。

船から降りる客を迎える宿の人たちが、宿名を書いたパネルを持って待っている。

我らが「菊水旅館」は、渡船と軽バンが待っている。

その場で着替え、磯釣りの用意をする。




20170611021.jpg

宿の車に使わないものを入れて、そこで待機している渡船「ウラシマ丸」に乗る。

渡船客は、スギさん、Aさん、Tさん、私の4人だ。





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私とスギさんは、ヒラトコに乗った。

ちなみにスギさんは、一般の磯釣り師ではない。

詳しくはヒミツだ(笑)





20170611023.jpg

一通り、ここの説明を受けて、釣り座を構える。

少し沖、というか、すぐそこに本流がある。

これが近づいたり、離れたりするらしいのだが、これに入れるとラインが数百メートル必要との事で、やめておく。

何より、今回は来る前から水温が上昇して、かなりキビシイ事が予想された。

黒潮の影響で、24度もあるのだ。

おとなりの神津島へ、知り合いのHさんが渡っている。

ラインで状況を知らせて来るが、かなりキビシイそうだ。


とりあえず、本流の脇に狙いを絞って仕掛けを入れる。

下から湧き出す潮の盛り上がりが、鏡のような楕円を作る。

そのまま仕掛けを入れてもダメなので、投入点を考えながら、サシエを入れ込んで行く。





20170611024.jpg

うまく入って、イサキがラインを引っ張った。

が、そのポイントが動き回るので、連発しない。





20170611025.jpg

流れが完全にたるんだところに入れると、エサ取りがあ!





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うまく入って行っても、来るオナガのサイズが、これだ。

いくら離島とは言っても、ダメな時はダメだのう。





20170611027.jpg

こんな小物釣りを、一生懸命に続ける。





20170611028.jpg

磯ギワまで、湧き潮が来たら、しばらくお休みじゃのう。

仕掛けがなじまず、右にスッ飛んでいく。

あきらめて、スギさんとタバコを吸いながらダベる。





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潮が落ち着いたら、また仕掛けを入れるのだが、今度はコイツが走り回る。

が、針がデカいので、なかなか口にかからない。

太っとるのう。

そろそろおいしい時期か。

いつかエダスを出した小針で、数釣りするか?





20170611030.jpg

オナガは、相変わらずこのサイズである。


これはイカン。

しばらくフカセはお休みじゃ。


仕方がない。

ここでヤツを出すしかないだろう。





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イカ男だ!


ルアーロッドを用意し、イカ男をリーダーにつけて放り込む。


おりゃあああ~!


そのままズル引きしたり、アクションを加えながら引いてくると、途中で何度か「コツン」と来る。

ふふ・・・もっと思いっきり喰い付いてこんかい!


上げてみると、こんなになっていた。





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ああっ! 足だけ喰いやがって!


足の付け根にある、硬く曲がったモノを喰わんか!


もう一回、足をつけてやるから、全部まる飲みするんじゃぞ!

また足をつけて放り込む。





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今度は置き竿にする。

スギさんとダベってたら、竿先がちょんかちょんかと動くではないか!

竿を上げると、重い!

ふふふ、ついに来たのう。

怪人「イカ男」に喰い付いたんは、どんな魚じゃあ!





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お前かあ!


ウツボにイカ男を喰われ、がっくりして片づける。

今日はもう、イカ男は終わりじゃ。


フカセに戻るが、潮の中を探るも、やはり何も来ない。

ん~、来んのう~





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スギさんが、パタパタっとええ型を2枚続けて上げる。

「こんなとこにいましたよ~! 楽竿さん、ここ入って~!」

場所を譲ってくれたので、すぐに仕掛けを入れる。

うふふ・・・やっと型もんを取れるのう~





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ワシにはこれかあ!

か、型もんが来んではないか!





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逆に小さくなるんかい!

短い時合であった・・・

失意のうちに、納竿、磯上がりとなった。





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今日は、そよ風の曇りで絶好の釣り日より。

ダメなのは釣果だけであった。





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サイマネに乗ったAさんとTさんを回収し、港に戻る。

神津島のHさんからラインが入る。

30人ほどで、オナガの型もんは、たった数枚だという。

水温高すぎて、もうダメか・・・



港に帰り、4人はそのまま軽バンに乗って、地磯へ向かう。

夕マズメを狙うのだ。

ここはスギさんに以前連れて来てもらったところで、入るのが楽な場所である。

風がだんだんと強くなってきたが、あえて風向かいに竿を出す。

スギさんに教えてもらった場所を狙うと、しばらくして付けエサを引ったくられた。





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おお~、前回もそうだったが、ここはええ場所じゃのう。

すぐに型もんが釣れたわい。





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続けてもう1枚。

しかし、式根島のオナガはでっぷりと太っとるのう。

神津島のは、スマートな形だが、ここのはなんでこういう形なんだろうか。

ウマそうじゃわい。





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こんなんも来るが、40ないのはポイじゃ!

さあさあ、もっとええ型が喰い付けよ~!




おお!

こ、これはよう引くわ!

今日イチじゃあ!





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・・・ババ魚か・・・

期待持たせおって・・・

竿を出さず、みんなの釣りを見ていたスギさんが、ニヤニヤしながら言う。

「やっと本命を釣りましたな。」


違う!


ワシの本命はこれではない!

最近、ノトイスズミを食う宣言で、誤解されている。


ワシはササヨ師ではない!



む!

今度のは引きが弱いのう。

タモ入れが面倒じゃわい。

抜き上げじゃ。





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ありゃ、これも型もんか。

40オーバーのオナガも、イスズミ様の暴力的な引きに比べると、こんなに弱いんだのう。

Aさん、Tさんもそれぞれ竿を曲げ、満足して片づけをしている。

暗くなり始めたが、まだヘッドランプが必要なほどではない。

1時間ほどで型もんを3枚キープできた。

昼間あれだけ苦労したのに、なんと効率のいい釣りか!


まだバッカンにはコマセが残っており、オナガを持って帰る入れ物がないので、Tさんのバッカンに、一緒に入れてもらった。

スンマセン、ありがとうございました、Tさん。


夕マズメの釣果とはいえ、型もんをゲットできてよかったわ~



菊水旅館に帰り、Aさん、Tさんと一緒に温泉に行った。

今日は無料の露天風呂ではなく、有料(200円)のところだ。

式根島に長く通われたお二人は、露天風呂で、60、70オーバーのご婦人方に囲まれる危険を回避したようだ。

さっぱりして旅館に帰り、面白おかしい話をしながら、夕食を頂く。

港でルアーを振ろうかと思っていたが、疲れと酒で、早々に床に就いた。

明日は5時出船。

どの磯に乗るのだろう。

竿を大きく曲げる事を夢見ながら、爆睡したのであった。



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6月10日 式根島へ

2017.06.19(Mon)

1か月前から予定していた式根島への釣行だ。

・・・3週連続、離島かい!


が、式根島は久々なのでワクワクする。

今回は東京の竹芝桟橋から、東海汽船で渡る。

最近はいつも下田まで車で行き、賀寿丸に乗って神津島へ行っているので、荷物が多くても気にしない。

しかし、いつもの荷物を持って行こうとすると、竹芝桟橋まで車で行って、駐車場へ停めねばならん。

駐車場は割引価格でも、1日2,000円。

2日間なので、4,000円もかかる。

結果、電車で行くことになる。

三宅島へ行く時も同じだが、なるべく道具を減らさなければならないのだ。




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ソール交換式のシューズで、行き返りはゴム底、磯へ乗る時に、スパイクソールに張り替える。

これだと、1足ですむ。

靴は案外、荷物になるのだ。





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竿ケースはワイドタイプのにして、レインスーツとヒップガード、キャップも入れる。

この季節、本当は笠が欲しいが、かさばるのでガマンだ。





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行きのクーラーに、水汲みバケツと配合粉を入れる。

クーラーも、魚をたくさん持ち帰るつもりはないので、17Lと、小型だ。

大きいのを持って行くと、いつもロクな事にならんからのう。

バッカンは折り畳みを持って行こうと思っていたが、向こうで知り合いのを借りることにした。





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夕マズメも釣りをする予定なので、ヘッドランプを持って行く。

壊れた時のために、いつも2個用意している。





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カート兼用の背負子2号を引いて、地下鉄に乗る。

土曜の夜、20時ともなると、上り電車はガラスキだ。





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混んでる時は荷物が面倒だが、空いているので楽である。





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最近はホームや地上へ、エレベーターを利用できるので、助かる。

これで階段を上り下りするのは、ちと無理があるからのう。

え?

ライジャケはどうしたのかって?





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当然、着ている。

最近、このカッコで電車に乗っても、恥ずかしいと思わんようになった自分が恐い。

当然のようにカートをゴロゴロ引きながら、大きな顔をして通行人をかき分けるのだ。

竹芝桟橋で、一緒に行く人たちと合流し、サルビア丸に乗船する。

あれ? カメリアだったか?

まあ、どっちでもええわい。

この船、久々だのう。





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この季節、磯釣りもシーズン終わりなので、荷物置き場もいっぱいにはならない。





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スギさん、Tさん、Eさんと、後部デッキでビールを飲みながら夕涼みだ。

私以外は、全員磯釣りのベテランで、いろいろと面白い話を聞かせて頂いた。

心地よい風だが、そのうち寒くなって、23時過ぎに2等和室で横になった。




午前5時、静かな海に気が付いて目が覚める。





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デッキを覗くと、目の前に伊豆大島が見えている。

接岸時間は6時なので、沖で待機しているようだ。

早く着くなら、着けて欲しいのう。

そうしたら、他の島へも早く着けるのに。





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大島の堤防も、釣れている時は人が多いのだが、今日は少ないのう。





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大島で半数以上の人が降りるので、道具置き場もがらがらになる。





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利島を過ぎると、ウドネが見える。

ここへはまだ、行った事がない。

こんなに近くを通るんだから、この船でチャカ付けしてくれんかのう。

磯を吹っ飛ばすかもしれんが。



ま、そのうち逝ってみるか。


この後、新島へ寄り、いよいよ式根島だ。

楽しみだのう~




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プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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