3月3日 東伊豆 菖蒲沢 鬼ヶ崎

2017.03.08(Wed)

休みが取れれば、釣りに行く。

が、天気が良くても、風向きが悪いと行く場所も限られる。

いつも行く入間は、特に西風に弱い。

冬の渡礁率が悪いので、磯も荒れないのだろう。

明日もだんだんと西風が強くなる予報だ。

伊豆半島の東側は、風裏になるため、こちらの渡船で沖磯へ渡るかのう。

だが、こちら側の渡船は、利用した事がない。

ネットで調べたり、知り合いに聞いたりしてみる。

電話すると、オススメされた所はどこも明日は出ないとの事で全滅。

少しうねりがあるというのだが・・・

このあたりは南伊豆ほど人が集まらんからのう・・・




ダメだろうと思いながら、一応入間の日吉丸に電話をしてみる。

船長:「楽竿さん~、明日はちょっと無理っぽいわ~。」

やっぱりのう~、仕方ないのう。

船長:「22日に来るって言ってたから待ってたのに。」

む、覚えておったか(^^;

私:「その日はフィットの納車があって行けなかったんじゃ。明日も行くつもりだったんだが、西風ではダメだしのう。また今度にするわ。」

これで少しは船長への言い訳もできたわい(笑)



その後で菖蒲沢の千代丸に電話したら、明日は出船するとの事。

磯の西側は、山や崖なので、ぬくぬくだろう。

よし、初めてだが逝ってみるか!


あおき釣具に電話して、オキアミ夜出しをお願いした。

家を出発し、真鶴に到着した時にはまだ解凍できていなかったため、釣り場でコマセを混ぜる事にする。





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夜のミステリーショップ、ヤマテツに寄ってみる。

ん? 今夜は謎の美女ではなく、おっさんかい!

付けエサを買って、菖蒲沢へ向かう。

駐車場に着いて仮眠を取り、起きたころに夜が明けた。





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海の夜明けは、いつ見てもええのう~

事務所が開いてから、乗船名簿を書いて荷物をトラックの荷台に積み込む。

どこも手順は同じだ。





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上げていた船体を海に下ろし、千代丸に荷物を積み込んでから出船である。





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今日は私を含めて9人。

沖の大金に2人。

千足島へ3人と1人。





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私は鬼ヶ崎に降ろされた。

あと2人は、そのハナレに降りる。





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なかなか雰囲気のええ場所ではあるが、この右側はすぐ陸地。

つまりここはワンドの出入り口である。

左の方も見てみるか。





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沖に伸びる岩は、独立したハナレで、ここに2人乗っている。

・・・私の降りたとこは、潮がない場所か?

この場所でやるのもいいが、足場が狭いし、ハナレの2人がこちらを向いたら、モロにバッティングするのう。





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しばらく海を見ながら考え、チャカ場に陣取った。

降ろされた場所で、精一杯やってみようではないか!



まずは変化のありそうな場所を、ピンポイントで仕掛けとコマセを入れていく。

朝の一発があるかもしれんからのう~。


が、何も反応がないので、足元から探っていく。

西風をブロックできる地域なので、まったく風がない。

日当たりもよくて、暑いくらいである。



反応がないので、サラシの流れる筋を少しずつ投入地点を変えて、丹念に探る。

が、付けエサを取られない。

おかしいの~

サラシのスジしか流れがないため、そこを探ったが、生命反応がない。

流れは目の前の細長く伸びた根に横からぶち当たるので、その根に沿っても流すが、無反応。

深さがわからんから、少しずつ深くして根がかりするまでやるが、どうやらそういう問題ではなさそうだ。

針やガン玉を変え、角度に変化をつけても無反応。

ウキごと沈めて糸を張り、差し込んでもダメ。

沖の小さい三角波あたりを探ってもダメ。

こらアカン・・・


左の狭い足場で、ハナレとの間を狙おうにも、ハナレの2人が時々こちらを向いてやっているので、やめた。

しばらく場を休ませ、もう一度足元から丹念に探る。




・・・来ん。

これだけ反応がないと、疲れる。

弁当を2個持って来てよかった。

疲れが激しく、2個とも食べる。

こうなれば体力勝負じゃ。


手を変え、品を変え、思いつくことはすべてやったつもりだが、最後まで無反応だった。

なにしろ付けエサを一回も取られなかったのだ。

疲れるわ!

隣のハナレの2人組は、午後2時に早上がりした。

釣れたかどうかは、見えなかったので知らん。

私は3時まで粘り、自分のやれる事はやった。

針を軽くしても重くしても、ガン玉の位置を変えても外しても、ハリスを1.75に落としても、タナを変えても無反応。

サラシの下にズドンと落としても、スプールを変えてサスペンド気味にウキごと沈めて差し込んでも無反応。

ワンドの中の見える沈み根回りをネチネチ探っても無反応。

これ以上は思いつかん!

1尾でもかかれば、何かつかめたと思うのだが、これではのう~


またP.B.かい!





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結論


ここのメジナは絶滅したのだ!(爆)




帰ってから空撮ガイドを見ると・・・




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歩いて行けるとこかい!

あの船長、初めての客は、こんなとこ乗せるんか。

ほかにいくらでもいい場所があるのに、客をかためやがって。

入間の日吉丸、渋谷船長なら絶対にこんな配置にはしない。

みんなが気持ちよく釣りをできるように、各グループを離して、沖磯の気分をも味わってもらうよう気を遣うのだ。

たとえエリアの端から端へ移動することになっても、操船しながら潮を見て、いい条件の所に降ろして行く。

そういう心遣いが嬉しくて、入間へ通っているのだ。

・・・トーナメント会場にもなる、難しい磯が多いのも魅力だが。





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午後3時、磯上がりである。

千足島に乗った人に聞くと、型は大したことないが、数は釣れたという。

むう・・・沖磯はよかったみたいだの・・・


それよりもちょっとショックな事が。





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沖の大金という2人乗った磯で、1人が海に落ちてドクターヘリで搬送されたという。

さっきヘリが飛んでおったが、それか!





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菖蒲沢港について、荷物をトラックに乗せ、駐車場まで歩く。





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消防と警察が来て、関係者に話を聞いていた。

私はまったく知らなかったので、聞かれなかったが、警官どうしで話しているのを横から聞いていた。

彼らの話では、今日は暑くてライフジャケットの前を開けて、羽織った状態だったという。

それで動きにくかったそうだ、との事であった。

心肺停止でAEDが反応しなかったとも、他の釣り人から聞いたが、未確認情報なので、憶測を生むためこれ以上は控える。

ドクターヘリで搬送されたという事は、望みがあるに違いない。





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千代丸の事務所で警官が複数人、朝とは違う船頭と話していたので、そっと渡船代5,000円を渡して撤収した。

少しうねりはあったが、穏やかな海であった。

とても事故が起こるような海ではない。

が、たとえそんな海でも、安全装備はきちんと装着しなければならんと、改めて考えながら、菖蒲沢を後にしたのである。

自分がそうならないとは、誰にも言えんのだ。






この記事をアップする時点で、千代丸のブログを見たら、その方は亡くなったそうだ。

ご冥福をお祈りいたします。





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COMMENT

akaumi110. #-

一笑健命(いっしょうけんめい)。
夢中で磯に向ってますが、駄目なときはさっさと撤退。笑って、健康で、200歳まで活きます。

2017.03.08(Wed) 19:15 | URL | EDIT

野中 #WVd9Zpzg

一番悲しい事

いくら、自己責任とは言っても、悲しいです。私も、男女でうん回、宇治でうん回、草垣でも、そんな事故に遭遇しまし。死んだ本人よりも、家族さんの小さなチビちゃんの涙が忘れられません。だから、船長任せじぁなく、自分の判断で釣行してます。

2017.03.08(Wed) 22:20 | URL | EDIT

釣り吉純平 #LYE4Gpho

命あっての魚釣り

P.Bも去ることながら、悲しい出来事でしたね😢
楽竿さんが、ライジャケの大切さ等を、
ブログで書いたばかりなのに、残念です。
命あっての、魚釣り!
お互い、気をつけて、釣りを楽しみましょうね😅

2017.03.08(Wed) 22:47 | URL | EDIT

御ブログの1ファン #oIGXjMMY

安全について

いつも楽しく拝読させていただいております
楽竿様の安全への懸念が図らずも現実となってしまいとても悲しいことですね
水場でのライフジャケット
スキー、スノボでのヘルメット
車のシートベルト
正しく使えば、救われる命がとても多いと思います
私は救急医療の現場にも携わってもいるのですが、安全装備に命を救われた方を数多く見てきました、もちろん不幸な方もいらっしゃいました
様々な不幸や幸運からのフィードバックを繰り返している安全装備の性能、そして、開発者や製作者の技術、思いはとても素晴らしく尊いものだと思います。

だからこそ、使用者は安全装備を正しく、説明書き通りに使用しなくてはいけないと、心に刻みました
いつも素晴らしいブログを誠にありがとうございます

2017.03.09(Thu) 07:52 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

akaumi110.さん

こんにちは。
私はなかなか潔くなれません。
釣れんのに、だらだらとやってしまいますな。
しかし、朝から最後まで、1度もアタリがないと、大変疲れますな(^^;

200歳まで生きるんですか!
でも後半の100年は、釣りには行けませんぜ(笑)

2017.03.09(Thu) 15:50 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

野中さん

こんにちは。
朝、出船前に事務所で、今日の釣りについて大きな声で一番はしゃいでいた人でした。
楽しみにしていたんでしょうね。
それを思い出すと、悲しいですね・・・

2017.03.09(Thu) 15:57 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

釣り吉純平さん

こんにちは。
そうですね、他人事じゃありませんからね、我々釣り人にとっては。
今回は荒れる海に無理をして出て行ったケースじゃありませんでした。
静かな海でも、危険はあるという事ですね・・・
油断大敵です。

2017.03.09(Thu) 16:05 | URL | EDIT

練馬の釣り好き #-

私も2回、目の前で磯から転落したのを目撃したことがあります。最初は一緒に渡磯した仲間が、小便をしていてバランスを崩し転落しました。ライフジャケットを着ていたためしばらくぷかぷか浮いていたので、抜管に海水を入れて近くに投げ入れて、ロープを使って皆でなんとか助け上げました。それ以来、彼は棒浮きと呼ばれるようになりました。2度目は、別のグループの釣り人が渡船から磯に乗り移る際にバランスを崩して3m下の海に落下。これもライフジャケットを着ていたため、渡船に乗船していた10人ほどで助け上げました。いくら言っても竿ケースを離さないので海水を吸ってとんでもなく重かった記憶があります。
いずれもライフジャケットにより命が助かったと思います。楽竿作者さんのように、我々は安全についてもっと啓蒙していかなければなりませんね。とりあえず、私のライフジャケットはもう15年ぐらい使っておりちゃんと機能するか心配なので、新しいものを購入します。

2017.03.10(Fri) 07:43 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

御ブログの1ファンさん

こんにちは。
ほんのちょっとした事が生死を分ける事例が多いと聞きます。
救急医療の世界に従事なさっている方々のご苦労は大変なものだと思いますが、私の憧れの仕事だったりします。
息子に何度か「お前、剣道やってガタイがいいんだから、将来レスキューになったらどうだ?」と聞いた事があります。
そのたびに、「ムリ!」と言われました(^^;
「この根性なしがぁ~!」(笑)
現在、ライフジャケットとスパイクシューズ(磯タビなど)は磯釣り師の常識ではありますが、もう一つ「チャランボ」が欠けていると思っています。
私は毎回必ず体の脇にチャランボを打ち付けて釣りをしていますが、これで助かった事があります。
動画も撮ってありましたから、恥ずかしいですが、そのうち公開して、チャランボの効果をみなさんに紹介しようと思っています。

2017.03.10(Fri) 15:41 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

練馬の釣り好きさん

こんにちは。
ぼ、棒浮き!(爆)
水中浮きにならなくてよかったですね(^^;
メーカーはライジャケの寿命を3~4年と謳ってますね。
私も、今年換えようかと思っています。
赤の色が褪せてきたし(笑)
私は楽竿ライトに取扱説明書とともに解説書を入れていますが、そこにはこう書いてあります。
・スパイクシューズは海に落ちないために
・ライフジャケットは海に落ちた時のために
・チャランボは波にさらわれないために
チャランボは荷物をかけるだけではなく、釣り人の命の道具だと思っています。

2017.03.10(Fri) 15:54 | URL | EDIT

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プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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