磯での用足し

2013.11.27(Wed)

私は時々、磯でババをする。

したくてするのではない。
我慢できなくてするのである。

こればかりは生理現象なので、どうしようもない。
本人の意思に関係なく、腹が痛くなる。

大海原を眺めながら、ゆったりと用を足す快感は、もどかしくズボンを下ろす苦労を、忘れさせてくれる。




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夏などは軽装であるからいいものの、冬は厚着である。

サスペンダー付きのズボンを下ろすには、まずライフジャケットを脱がなければならない。
それからジャケットを脱ぎ、サスペンダーを外す・・・さらにヒップガードを外し、やっとズボンを下ろすことができる。

緊急を要する事が多いため、この手間がまったくもってもどかしい。

しかし最も重要なことは、「場所の選定」である。

地磯ならば、人のいない場所を求めて歩き、岩陰に入る事も可能だが、沖磯ではそうもいかない。

大きい磯であれば、岩山の上部に登ったり、人の入っていないポイントに向かう事もできるが、数人しか乗れないような、いわゆる「瀬」では、どうやっても隠れる事はできない。

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↑どこに隠れよと言うのかっ!

幸い、そのような窮地に立たされた事はないが、考えるとゾッとする。

昔、友人とよく瀬戸内海でボート釣りをした。
私は瀬戸内で生まれ育った。
近くの漁港からゴムボートにエンジンを付け、二人で沖に繰り出したものである。
バスボートに付けていた、ハミングバードの3次元魚探を取り付けて、釣りに行った。

海の上でも、腹が痛くなる時はある。

沖の岩礁帯の適当な磯に上陸し、岩にしがみつきながらババをしたのは、懐かしい思い出である。

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(瀬戸内海は、ほとんど波がないので、ゴムボートで磯に近づいても、比較的安全である。ここは私の出身地の海。)



先日、新たな発見をした。
三宅島の地磯へ行った際、岩陰でババをしたのだが、帰りにそこを通ると、ババがない!
たくさんいたカラスが喰ったに違いない。
あいつらはババも喰うのである。

次の日も同じ場所へ釣りに行き、腹が痛くなった。
昨日は、普通のババであったから、食べられたのだろう。
しかしその日のババは、液状である。

「喰えるもんなら、喰ってみろ!」

帰りに見ると、そのままであった。
さすがに固形物でないものは、喰えないようだ。

本来ばばは、出発前に済ませておくのが基本。
で、その環境だが、渡船場所ではトイレがない事もあるし、あっても小さくて汚い。
しかも出船前はみんなが殺到し、なかなか順番が回って来ず、外で待たれているとプレッシャーでなかなか出ずに、さらに焦ってしまう。

ここは道の駅などで、早めにゆっくりと済ませるのが理想だ。
私はこれを車に常備している。

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そう、携帯ウォシュレットである。
TOTOなどからも出ているが、これはパナソニック製だ。

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ボタンを押す加減で、水の強弱を変えられる。
公衆の古いトイレなどは、未だに和式であり、洋式便座でも、かなり汚い。
夏などは、目の前の壁にでかい「ガ」や「クモ」がへばりついている事も多い。
せめて肛門くらいはきれいにしたいものである。

ローカルな話ではあるが、南伊豆方面に行った時、私は「道の駅 下賀茂」を多用する。

ここは新しいトイレなので、全体的に清潔であり、個室が3つ、なんと全て温水ウォシュレット付である。便座も暖かいので、特に冬はありがたい。

ただ、照明が人感センサーなので、しばらくすると明かりが消えて真っ暗になってしまう。 しょっちゅう上半身を大きく動かしたり、手を上にあげて振らなければならない。
座ったまま阿波踊りのように手を上にあげて振っているさまは、我ながら変態のようである。
一度ビデオに撮ってやろうかと思ったが、誰も見たくないであろう動画なので、まだ実現していない。

道の駅のトイレと言えば、こんな思い出がある。
日本海側の、確かノウとかいう所だったか。 
トイレはウォシュレット付きで、座って用を足した。
さて、おしりボタンを押すと、お湯が出る。
が、その勢いがすごい。お湯が肛門に当たってビチビチ回りにはね飛ぶ。思わず声が出てしまった。

操作パネルを見ると、一番強く設定されていた。

バカモノ! お湯が腸にまで入ってしまったではないか!

外に出て車まで歩いている途中、「ビュルッ」

ああっ、お湯が出てきた・・・

ネタではなく、実話である。
公衆のトイレで、ウォシュレットを、最強にしないように!

話がそれてしまったが、これからも釣りに出かける以上、緊急事態を避ける事はできない。
竿ケースにティッシュボックスを忍ばせておく事はもちろん、下半身をすぐに露出できるよう、準備を整えておく事が肝要であろう。

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磯釣り師の必携品




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尻ふき紙

2014.12.09(Tue)

釣りは野外の遊びである。

一部の釣り場を除いては、トイレのない場合がほとんどであり、急な腹痛は、釣り人ならば誰もが恐れる生理現象であろう。

渓流、湖沼、堤防、磯においてそれぞれ、用を足す場所の選定が肝要であるが、どこであろうと必要なものがある。




紙だ。


もし紙がなければ、葉や海藻を使う事になるが、どれも尻穴にはやさしくない。

切れ痔の人にとっては、傷に塩をすりこむのと同じである。

最近はどこの家庭でもウォシュレットが広く使用されているため、紙の用途は、ババを拭き取るよりも、吸水力を重視したものが多い。

普段、紙で尻穴を何度も往復して拭き取る作業がなくなったため、粘膜が弱体化していると感じるが、その問題はまた別の機会に考察したい。(するのか?)

さて、携行する紙であるが、今まではこのようなものを使用していた。

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・新聞の束を回収してもらった際、渡される安物トイレットペーパー。
・タバコをカートン買いした際、おまけでもらった安物ボックスティッシュ。


安物紙をケチって薄くした時は、気を付けないとすぐに破れる。
薄い紙でぬぐっている際、破れてしまい、指で尻穴を拭いてしまったという経験を誰もがお持ちだろう。
湿気に弱く、ボソッと破れてしまう、あれだ。

そんな時は、だいたい中指が被害に遭うのであるが、服に着かないよう、その指だけピンと伸ばしてパンツを上げる作業が、いかに困難である事か。
口に出して人には言わないが、みな心の中で大きく頷いているはずである。

特に現状で不満があるわけではない。
ただ、釣りに行けない時間は、いろいろなことを考えるものである。

いい紙にすると、快適になるのではないか。
焦りの中、一幅の清涼感を感じる事ができれば、終わった後の視界も明るく開け、すがすがしさもさらに高まろうというものだ。

で、さっそく近所のドラッグストアに出かける。

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鼻セレブ。
定番の高級ティッシュだ。
柔らかく、尻触りのよいその紙は、緊急時の釣り人に、極上の幸せをもたらすであろう。

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贅沢保湿。
エリエールの高級紙だ。
「しっとりやわらか」だそうである。
ん~、ふいてみたい。

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お、贅沢保湿のメントール版だ。
キャッチコピーは、「鼻にスーッと メントール」

という事は、尻穴がスーッとするわけだ。

これも魅力的ではあるが、厳冬の磯では、尻穴が凍傷になる可能性がある。
病院に担ぎ込まれ、医者に「なぜ、こんなところが凍傷に!?」
と問われた時、返答に窮するだろう。

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スコッティのカシミア。
キャッチコピーは「ふんわり という、贅沢」
いかにも尻穴にやさしそうな商品ではないか。

で、これを買って帰ったのだが・・・


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デカくて、竿ケースが閉まらんではないか!

ふんわり感を持続させるためだろうか、どの高級紙も箱が大きいのに気が付いた。



仕方がない。
では、トイレットロールにしよう。

また店に戻った。


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これも種類がたくさんある。

価格が高めなのは、香り付きの物が多い。
最近の流行だろうか。

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ピオーネの香り。

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お花の香り。



たくさんの商品の中で目に留まったのが、これだ。

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クリネックス 極上のおもてなし

ネーミングがいい。
英語で、FOR THE GUEST とある。
お客様には、これでふいてもらえという事か。

~くつろぎフィーリング~
リラックスアロマの香り

おお、あわてふためく磯において、このコンセプトはありがたい。

で、これを買って帰ったのである。


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竿ケースにもいい具合に収まる。

私は YOU-SHI のミドルチャランボをよく使う。
シャフトを抜いてバラで竿ケースに入れるが、チャランボの頭部にロールを通すと、まさにピッタリである。


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他にも、こんなのを買ってきた。
ロールが簡易花図鑑になっているのだ。

使用したことがあるが、これなどは座っている時に、思わず読み込んでしまう、いい工夫だと思う。

魚シリーズのを、釣具メーカーが出さないだろうか。
もちろん、香りをつけて。

~オキアミの香り~

あるいは

~サナギの香り~

など、嫁に怒られそうではあるが、釣り大会のブービー賞などで使われそうな商品になるのではないだろうか。
北海、黒潮、清流、磯、外道シリーズなどのセットものなら、結構売れるのではなかろうか。

そういう遊び心を持って商品を開発する姿勢も、メーカーの好感度アップにつながると思うのだが。

などと考えていて、ふと思った。


トイレットペーパーになぜ香りが付いているのか?


個室に香りを満たすため?
それなら、トイレの芳香剤がたくさん出ており、そちらの方が強力だ。
なんせ、液体やゲル状の粒などが主体なのだ。

そう考えると、答えは自ずと絞られる。


尻穴に香りをなすりつけるためだ。


だが、なぜそんな事をする必要があるのか。

尻穴を誰かの鼻先に突き出し、「ほれ。嗅いでみい!」
という場面が存在するのか!?

「お、あなたの尻穴、ぶどうの香りがしますね~」
「お尻から、お花の香りがしますわ~」

などと言うはずがないではないか!

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尻に香りを付けたくば、スプレー缶が手っ取り早いだろう。
トイレットペーパーに香りを付けるのは、無意味ではないのか。

ただ付加価値を付けて、消費者の購買欲をあおり、使用者の自己満足を満たすだけの商品ではないのか。

そう考えると、純粋に肌ざわりのよいものにした方がよさそうだ。

鼻セレブがあるなら、尻セレブもあるだろう。

で、お店に行くと・・・あった。

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おしりセレブ。
ダブル保湿+天然由来スクワラン
新・ダブル保湿のうるおいトイレットロール

何がダブル保湿かわからんが、これにしよう。

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というわけで、これが竿ケースに収まったのであった。

3度もドラッグストアに行ったが、普段気にも留めないような事を考察する、貴重な体験だった。
(無駄な時間だと自分で認めたくない言い訳である。)


店舗内を回ると、もっと優れたグッズを見つけた。

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ただし、これを使うようになったら、もう磯には行けんな・・・




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続・尻ふき紙

2014.12.16(Tue)

またか!

と思われる方も多かろう。
書いている本人ですら、そう思う。

が、ブログをやっていると、何かと情報が入って来る。

その釣り場は、この前爆釣だったぞ。
この流し方の方が効果的だ。

など、有益な情報もあり、まだ会わぬ方々との輪が広がっていくのも、楽しみの一つである。





これは前回の「尻ふき紙」で、寄せられた情報である。


「モンベルのアウトドア用トイレットロール」

まさかモンベルからこのようなものが出ているとは知らなかった。

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左がそれである。
右の尻セレブよりもかなりコンパクトだ。
水解性原紙だそうである。
まあ、普通のトイレ用は全て水解性であるから、コンパクトであるというのが売りなのだろう。

芯のないロール紙を使って、少なくしたら同じような気もするが、堂々とロゴを付けて売っているところに、大阪商人の根性を感じる。


また、前回記事のぽんたさんのコメントで、赤ちゃん用のお尻ふきを知った。

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近所の西友に行くと・・・こんなに種類があるのか。

大きく分けて、トイレに流せるか、流せないか、という2系統だ。

もちろん、流せる(水解性)ものを選ぶ。



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3種類を買って帰った。
もちろん、レジでは、「俺のじゃないよ?」という顔をして並ぶのだ。


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有名どころとして、ムーニーは外せないだろう。
ベビープーデザインは要らないが。


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「蒸気でふんわり やわらか仕上げ」

キャッチコピーも大変よい。
ババから立ち上る湯気・・・お尻ふきからの蒸気・・・
温かみを感じて、思わず、その場で拭きたくなってしまう。


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赤ちゃん用としては、ピジョンも忘れてはならない。
キャッチコピーも秀逸ではないか。

~お子さまも上手に拭ける~

ならば、中年でも上手に拭けるに違いない。


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見よ。
磯ババのために、これだけの厳選尻ふき紙が集まった。

釣り場での腹痛は辛いものであるが、それを楽しみに変えるアイテムである。

・・・早く拭いてみたい・・・

そう思えば、磯で腹痛を待ち望む逆転の発想となる。
「腹が痛くならないかな~ ワクワク」


え?
家で比べれば早い?

それではイカン。
頭でっかちな開発者は、とかく実験室などで疑似テストをしがちであるが、それではイカンのである。
実験は、実際使用する場所でしなければ意味がない。
フィールドテストというのは、大変重要なのだ。

・・・別に磯用尻ふき紙を開発しているわけではないが。




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釣りババの道

2015.03.03(Tue)

人はババの上にババを垂らさず。 ババの下にババを垂らさず。

そう、磯の上にババを垂らすのである。




人は生き物である。

口から食物を入れる動物である限り、排泄は必ず行わなければならない命の営みだ。

社会生活においては、トイレを使用するのが常識であるが、釣り場にそのような施設はない。

もちろん、釣り場に入る前に、釣り人はできるだけの準備をする。

おんおん唸りながら顔を真っ赤にし、腸を空っぽにしておこうと頑張るのだ。

が、腹痛などは人の意志に反して起こるものである。
突発的なそれは、釣り人を苛み、地獄のような苦しみを与える。

一刻も早く解決しなければならない緊急事態だ。
特に渡船で渡る沖磯や、車から遠く離れた地磯などでは、その場で処理するしかない。



磯ババである。



が、一口に磯ババと言っても、そう単純なものではない。

平地とは違い、磯は様々な地形を有しているのであるから、それに対処するため我々は様々な工夫をしなければならない。
家庭でぬくぬくと便座に座っているインドア派の一般人には、それは想像もできない荒業と映るであろう。

しかし、およそ釣りの中で、磯ほど、ババに適した釣り場はないのである。



想像してみるがいい。

堤防などは隠れる所がないため、平らなコンクリートの上にしゃがむと360度、遠くからでも丸見えである。

人も頻繁に通行するため、すぐそばでニチニチと音を立てるのもはばかられよう。

静かな海に向かって竿を出し、波がチャプチャプと堤防を軽く打つ音を楽しんでいる横で、「ぶぱっっちぃ~っちち」などと、屁とともに爆発する音など、迷惑千万である。



見渡す限り、自分以外に人っ子一人いない釣り場であればよい。

が、そんな事は稀である。

ところが堤防と違って、磯には隠れる所が随所に存在するものだ。



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このような窪み、あるいは溝に入ると、足腰の弱い中高年には、つかまる所もあって安心だ。
ふらついて尻餅をつき、ババまみれになる事を予防できる。



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しかも頭だけ出して、体を隠す事が出来る。
置き竿や、他の釣り人の様子を眺めながら、安心してしゃがめる事であろう。


だが、このような窪みがない時は、何か人工物を使わなければならない。
広く知られた代表的なものがこれだ。


磯バッグの上に、バッカンを重ね、その後ろでしゃがむ型である。



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それらを背負子に固定すると、崩れる心配がないため、安心してしがみつく事が出来る。
この方法の長所は、堤防など隠れる場所がない所でも使えるということだ。


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ただ、一方向への遮蔽であるため、少しでも角度が変わると、丸見えになってしまうのが短所である。
この方法をとる場合は、他の釣り人を正面ににらみながらパンツを下ろす事となる。




しゃがむ際、自分の体の前につかまるのが一番安定するのであるが、毎回そのような理想的なババ場を見つける事は難しい。
また、荷物を軽くするためにバッカンのみ携行する時、それだけでは低すぎて体を隠す事が出来ない。

さらに、ゆるババの時などは、垂らしたババが地形のアンジュレーションによって、自分の足に向かって流れて来る事も多い。

フェルトスパイクであれば、フェルト部がババ汁を吸って、簡単には落ちないので致命的である。

それを避けるため、U字、V字型の谷に、あえて挑むのも、磯釣師なのだ。




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時には岩壁を利用し、両側に手を突っ張る事で、体を安定させる事ができる。

ただ、このような溝に入る時、適切な幅である事は少なく、突っ張る手の角度を変えたりして対処しなければならない。






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俗に言う、「ウイング型」である。









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有名な写真、連行される宇宙人を連想させる事から、「吊り下げ型」とも言われるが、長時間しゃがむ事による、足のしびれを軽減させる効果もあるため、意外と中高年に人気のある型だ。

ただし、肩より上に手が上がらない四十肩だと不可能であるため、腕の機能に問題がない事が条件となる。




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これらの方法を磯際で応用すると、波がババを洗い流すので、釣り場が汚れないという利点がある。

が、後ろから波を被る恐れがあるため、海に背を向けるのは避けたい。

かと言って、海に向かってしゃがむと、押し寄せる波の迫力に押されて、せっかく出かかったババ頭が、ババ穴深くに引っ込んでしまうという現象に悩まされる事も多い。

そう、波がど~んと来るたび、ヒョイ、ヒョイと、せっかく出かかったババが引っ込む、あの恐怖の現象である。




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そこで、海に対して横向きになって切り抜ける型が生まれた。

実を言うと、私は和式トイレでは、この体勢をとる事が多い。

しゃがむと大きくふくらんだ下腹部が、大腿と干渉し、とても苦しい。

後ろにひっくり返りそうになるため、前の水道パイプをつかみたいのだが、強度不足のために水タンクごと落ちて来るのではないかと不安になり、生まれた技だ。

個室の後ろ壁に片手を突っ張り、体が後ろにひっくり返らないよう支えるのである。






繰り返しになるが、釣り場のババは、できれば波が洗い流してくれる事が望ましい。

人気のある場所などは、連日人が入るため、釣り場はもちろん、通り道にもババは残さない方がよい。

潮が引いた時などは、満潮時に水没するようなババ場にしゃがむのが理想的だが、そのような幸運に巡り合える確率は大変低い。

水際で尻を付き出して垂らせれば完璧ではあるが、そのような行為は、磯という特殊な環境では自殺行為と言える。





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この体制でババを垂れると、すぐに波が洗ってくれるだろう。


が、磯では海に背を向ける事はご法度である。
忘れたころにやって来る与太波に気づかず、さらわれる危険性があるからだ。
よって低い足場では、このような型をとってはならない。





以上、磯ババ基本型のほんの一例を紹介したが、地形によっては別の型をとったり、個人の嗜好で変わったりもする。

もちろん、磯ババを奨励しているわけではない。

しないに越したことはない。

が、冒頭に書いたように、非常事態は誰にも起こりうる事であり、それに備える事を、磯釣師は常に求められているのである。

苦しい時間を長引かせず、短時間の快楽に変え、再度楽しい釣りに戻るためには、日々の精進あるのみ。

時代を超えた奥義を極めるには、滑る足場、さらけ出した局部に群がる夏の虫にも耐え、修練を積むしかないだろう。




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釣りババ道・・・それは底なしの修羅の道である。


第一部 <完>




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釣りババの道 ~サスペンダーの功罪~

2015.04.10(Fri)

磯では、波しぶきを被る事が多い。

また、寒さ対策としての風よけ、突然の雨に対処するため、最初からレインウェア―を着用している磯釣師も多かろう。

釣具メーカーのレインパンツは、ベルトで締めるのではなく、サスペンダーを使用するモデルがほとんどである。

中高年の腹を締め付けすぎず、楽に動けるようにとの配慮であろう。

が、利点もあれば欠点もある。



「サスペンダーを外すためには、上着を脱がなければならない。」



という事である。

特に磯で腹痛を起こした場合、手間取ってはいけない。

時間との勝負であるから、できるだけ早く尻を露出させねばならないのである。

一秒でも早くパンツを下ろせるかどうかが、キモとなる。


写真で解説しよう。




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この格好でババ場に来たら、


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まずはライフジャケットを脱ぐ。


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レインジャケットを脱ぎ、


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ヒップガードを着けている場合は、これを外す。


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この状態になって初めて、レインパンツを下ろす事ができ、


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しゃがむ事ができるのである。


熟練度にもよるが、数十秒という時間がかかり、しかも焦っている場合は、ふだんよりも時間がかかる事が多い。

上着を脱いでいる間に、間に合わなくなる事故も多かろう。

「ふおおお~ぅ」
などと荒い息遣いで、ジダンダを踏みながら上着をはぎ取るような行為は慎まなければならない。

何食わぬ顔をして、ブルブルと震える手を、精神力で抑えこむのである。

やはりこの境地に至るには、数多くの修羅場をくぐって、釣りババ道に精進するしかあるまい。


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ここで重要なのは、外したサスペンダーの処理だ。
急ぐあまりに忘れてしまう事が往々にしてあるのだが、これでは自分のババにまみれてしまう。
せっかく外したサスペンダーを、永遠に外してしまう事になりかねないのである。



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だが、悲観する事はない。
一般のパンツにはサスペンダーを外す事ができないものもあるが、釣具メーカーのものは、さすがによく考えられており、これを外す事ができる。


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これはダイワのレインパンツであるが、マジックテープで留めてあるため、ループを外す事ができる。
緊急事態に対処するための造作と考えてよかろう。

前側に2本、後ろ側に1本となっているが、後ろ側の1か所だけを外せば、サスペンダーの呪縛から解き放たれ、上着を脱ぐことなく、レインパンツを下ろせるのである。


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ババ場に来て、ライジャケのマタヒモ、後部サスペンダーを外せば、


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すぐにしゃがめるのである。

またこの方法だと、サスペンダーが下に垂れる事がないため、ババが付着する事故も防ぐ事ができる。


釣具だけを調べるのではなく、ウェアーなどにも気を配り、仕組みをきちんと理解しておこう。

そこには、メーカーの配慮があり、釣り人の緊急事態を助けてくれるはずである。

また、そのような気配りを怠らぬメーカーこそが、信頼に値する会社であると、私は信じている。



さらに重要な事は、アンダーウェアにも気を付けなければならないという事だ。



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磯釣り、特に地磯への釣行時には、機能ウェアを使用すると楽になる。
ただし、必ず上下が別れたセパレートタイプを使わねばならない。


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このようなワンピースタイプは、機能的には優れているかもしれないが、使用してはいけない。

せっかくのサスペンダーテクニックが、まったくの無駄になってしまうのだ。

ババをするとき、上部をはだけなければならないため、上着を全て脱がなければならないのだ。
きつく締め付ける構造であるため、脱ぐのにも時間がかかろう。

上半身が、はだかになるため、冬のババは非常につらいものとなるだろう。

これを着用しての事故は、非常に悲惨なものとなる。
下半身だけを脱ぐ事ができないため、一度素っ裸になる必要があるのだ。

磯で裸の釣り師など、変態にしか見えない。

ババ姿勢のまま、凍死でもしようものなら、葬儀の時に「なんで死んだの?」「どういうふうに死んだの?」という質問に、遺族はどのような回答をすればよいのか!


ワンピースタイプのアンダーウェアは、厳禁である。



山に危険が潜んでいるように、海にも危険がある。

そして特に、磯はデンジャラス・フィールドなのである。

波、風はもちろん、内なるエネルギーの爆発に備えなければならないのだ。

その準備、対処を極めるのは簡単ではない。


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釣りババ道・・・それは底なしの修羅の道である。


第二部 <完>




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釣りババの道 「最終部」 ~出すなら、出しきれ!~

2015.05.01(Fri)

「ついさっき、トイレでババをしたのに、また腹が痛くなった。」




そんな経験がおありだろう。

人類が負う宿命、「二度ババ」である。

が、釣り人には、


「恐怖の二度ババ」


と表現するのがよろしかろう。


「二度ババ」は、一回目の中途半端なババ出しに起因する現象である。



釣り人の朝は、あわただしい。

朝飯、荷物の積み込み、着替えなど、集合時間が迫るなか、ゆっくりとババをする時間がない。

そこで、中途半端に出して満足するという愚行を犯してしまうのだ。


「少しでも出した方がよい。」


という考えは完全な誤りである。



図解しよう。


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緊急事態におちいるのは、大体このようなババ構成の時だ。

「ゆるババ」が、腸の中でグルグル言っているのに、出口では固いババが通せんぼをしている。




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時間がないからと、この「固ババ」を出して、切り上げるという間違いを犯す。

栓の役割をしていた「固ババ」がなくなったのである。

「ゆるババ」が出口に押し寄せ、ゲートである尻穴に、少しでもゆるみが出れば、容赦なく漏れ出て来る危険な状態となる。

固ババがあるうちは、スカしっ屁ができる。
が、この状態では、屁をすると、大参事になる可能性が高い。

腹痛の原因となる、ゆるババが残っているのであるから、その後の展開は容易に想像できよう。


予兆はある。

少しずつ、しかし確実に忍び寄って来るのである。

そしてそれは、渡船前に集合した時から始まる。



「む? まさか・・・いや、さっき出したばかりではないか。 そんなはずはあるまい。」



今までに幾度となく犯したこの甘い認識から、なかなか抜け出す事が出来ないのが、人間の愚かさであろう。

深層では「ヤバい!」と理解しているにもかかわらず、「大丈夫だろう」という自分の希望的甘測に判断を委ねたこの瞬間が、破滅への第一歩なのである。

本来ならば、ここで大事を取って、再度トイレに行くのが望ましい。



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大型の渡船であれば、トイレが完備されているため、問題がない。

船中のトイレ前には、健常な釣り人が座ったり、だべっている事が多いのだが、彼らを押し退けて個室に入る気力が必要である。

後顧に憂いを残すのは、厳に慎みたい。

が、このような船は少数派である。


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出船時間ともなれば、複数の渡船が磯を目指して疾走する。
(参考写真:南伊豆・入間)


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このように先に着いた船から客を下ろすので、遅れた船の釣り人には、いい場所がなくなるのだ。
(参考写真:三宅島・三本岳・マカド根)


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だからトイレに行って、みんなを待たせて出船を遅らせるなど、あってはならないのである。
(参考写真:三宅島・漁港)

第一、漁港に都合よくトイレがあるわけもなく、不安を抱えたまま、なし崩し的に船に乗り込む事になる。

そう、地獄へのステップ・インである。


港を出た船の揺れとともに、腹痛の波が押し寄せ、脂汗が浮いて来る。

そんな釣り人の見分け方がある。


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普通はこのような握り方であるが・・・

ブルブルと震える指が白くなるほど握りしめていたり、


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揺れる船上であるにもかかわらず、足を交差していたら、間違いなくババ待ち人である。

同じ磯に上がって、ババ友になるもよし。

ババ場の情報交換をするもよし。


「あのぅ、もし。 腹が痛いんですかな?」

「ええ、もう、ガマンできませんわ。」

「実は私も危ないんですわ。」

「お互い、ツラいですな。」

「いや、まったく。 ハハハハ・・・はうっ!」



なるべく静かに磯に渡りたいのだが、チャカ付けできない時は、飛び移らなければならない。


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着地と同時に漏らさぬよう、尻穴に力を入れ、つぼめておく事が肝要である。
(参考写真:三宅島・新鼻・ハナレ)


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また、荷物の受け渡しにも注意が必要である。
(参考写真:八丈島・一の根・T.S.氏)

この、力が入る瞬間が危険なのだ。




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一瞬の気のゆるみから、「しまったちゃん」になる可能性が高い。
(参考写真:この時、T.S.氏がもらしたというわけではない。)


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先頭に立たず、後ろから荷物の移動を手伝うよう、あらかじめ位置取りをしておこう。
(参考写真:神津島・二八)


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渡船客が少数であれば、多少の無理もきく。
(参考写真:南伊豆・入間)


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せんちょぉ~~!
どこでもええから、はよ下ろしてくれ~~!
(参考写真:南伊豆・入間・渋谷船長)

そう言えるためにも、普段から船長とのコミュニケーションを大切にしたい。

ババ研の学徒ならば、船長との信頼関係が強固に築かれているものである。


最も近い足場に、単身飛び移り、船が他の客を下ろして回った後で、回収に来てもらうのがいいだろう。
その際、尻ふき紙を忘れないよう、注意されたい。

釣り場的には、いい場所がなくなってしまうかもしれないが、「残りものには福がある」。

幸福感に浸って、新たな磯に下り立つのは、実に気持ちが良い。



「出すなら、出しきれ!」


古来、言い伝えられてきた格言である。

こと、ババに限っては、「残り物には福がない」のである。



今までの数回の記事で、「釣りババ」と「磯ババ」の両語が登場してきたのに気付かれた方も多かろう。

磯ババとは、磯釣りにおいてのババ事象である。

だが、釣りは磯だけではない。

渓流には、渓流の。

サーフにはサーフの。

湖沼には湖沼の。

それぞれの分野で、その環境でのババ事情がある。

季節、地方によって、それは変化し、釣り人は対応を求められる。

あらゆる釣り分野において、ババマスターになる事は大変困難であり、まだ到達した者はいない。

緊急事態である事は共通だが、瞬間的に状況を判断するのは難しく、普段から、最悪を想定して準備を進めておく事が肝要である。

備えあれば患いなし。

道具入れに尻ふき紙を入れておく事はもちろん、替えパンツを忍ばせておくのも、賢者の知恵と言えよう。




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釣りババ道・・・それは底なしの修羅の道である。



最終部 <完>




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釣りババの道  新章 ~水汲みバケツの巻~

2015.06.17(Wed)

この前、 最終部<完> と書いてあったではないか!

そうフン慨される方も多かろう。

毎月のように「閉店セール」を行い、翌週には恥かしげもなく「新装開店セール」のノボリが立つ紳士服のチェーン店と同じようなものだと思って、ご容赦頂きたい。

だいたいが、釣りババなる世界は、底知れぬ奥深さを持っているもの。

たった数回で終了になるはずがなかろう。




今回は近所の磯釣師、「T君」から聞いた話である。


彼も釣り仲間から聞いた話であるが、なんと水汲みバケツを使用するというのだ。



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このように、ビニール袋を入れて、そこにババをするというものだ。

なるほど、これは合理的である。

災害時の臨時トイレと同じようなコンセプトだ。


さっそく座ってみた。




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水汲みバケツの大きさにもよるが、位置決めをしっかりしておかないと、中心からずれてしまいそうだ。

ビニール袋の縁にババがついてしまったら、それが尻に付着する恐れがあるので、慎重にしゃがむ必要がある。




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ただ、この姿勢は疲れる。

窪みを見つけ、そこに水汲みバケツを埋め込んでから、しゃがむのがいいだろう。


さらに聞くと、ビニール袋を使わず、そのまま水汲みバケツにババをし、そのまま海で洗う人もいるとの事である。

ロープで海面まで下ろして、ジャブジャブするのだろうが、バケツ内面のガンコなババカスは、なかなか落ちないに違いない。

何度もやってると、まるでババ汲みをしているかのようであろう。


ところで、この水汲みバケツにビニール袋の方法であるが、どう処理するのだろうか。

巷には、エコだ、環境汚染だと、やたらに騒ぐ人々がいる。
はたして、ビニール袋にババを入れ、持ち帰ってゴミとして捨てるのがエコだろうか。


高所の登山では、バクテリアの活動が低く、分解されずに残ってしまうので、持ち帰るのがマナーであるという事を聞いた覚えがある。

が、海はバクテリアだらけである。

バクテリアどころか、海に捨てたババがどうなるか、イカダのトイレでババをした諸兄であれば、ご存知であろう。


魚が群がり、喰ってしまうのである。


全人類が、糞尿を海に捨てると、オーバーフロー問題となるだろうが、釣り人が緊急事態で流すババなど、ゴミとして捨てられたビニール袋入りババを収集し、燃やす際の二酸化炭素排出を考えると、むしろエコではないだろうか。


私の個人的結論は、「磯ババは海に還す。」という事である。

というわけで、これからも緊急時は心置きなく、海でババをするのだ。



ただし!

しかめっ面でしゃがむのは、シロウトである。


「ああ~~」とか、「ふうぅぅ~~」「おふっ」


などと、あまりの快感に、吐息とともにもらす歓喜のつぶやきも慎みたいところだ。


いやしくも釣りババ道に精進する者なれば、これからは作法も身に着ける心がけが必要である。

そこらの海辺で、みっともなくしゃがむ、おっさんと同じではいけない。




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上級者は、せめて上半身だけでも、ダンディズムを忘れず、カッコつける努力をしたいものである。



釣りババ道・・・それは避けて通れない修羅の道である。


新章 ~水汲みバケツの巻~ <完>




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閑話休題

2015.06.23(Tue)

釣りに行けない日が続いている。

どうにも気分が晴れず、ふらりと酒を飲みに出た。




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文庫本を持って、近所の居酒屋で少しつまむ。

三浦しをんの、「舟を編む」を読みながら、生タコを噛む。
ショウユとワサビで噛む吸盤は、キャリキャリと心地良い歯ごたえを返してくる。

平穏な時間が楽しい。


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トイレに行くと、ここは和式だった。

最近は昔と違い、駅やデパートでもほとんどが洋式便座である。



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これはうちの近くの駅トイレだが、和式がある。
が、古いから、というわけではない。


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一昨年に駅全体を改修したばかりで、緊急ボタンもある新しいものだ。

だが、この緊急ボタン、もし床に倒れでもしたら、手が届かない。
立ち上がって押す事を前提としているなら、完全な設計ミスだろう。

何のためのSOSなのか。
おもらしをして、外に出られないというSOSボタンなのだろうか。

ただのアリバイ設備にしか見えん。


そういえば以前、知り合いから聞いた事がある。

繁華街の近くにあるトイレは、洋式ではなく、和式が多いのだそうだ。

酔っ払いが、洋式トイレに座ったまま、眠ってしまうので、それを防ぐためだという。

実際、そういう酔っ払いが多かったため、最初洋式だったものを、わざわざ和式に替えたトイレもあったのだとか。


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このように予備のトイレットペーパーも置いてある。

テレビで得た知識であるが、日本人は平均して、1年間に1人で約50ロールを使用するのだそうだ。

1ロールはシングルで約65m、それを50個であるから、実に3.25kmの長さをババ拭きに使用している計算となる。

そんな長さの紙で、ババ穴を拭いていたとは、驚きである。
考えただけで痛くなる。

トイレットロールのダブルは関東に、シングルは関西でよく売れるそうだ。

けちって長く使うのが、西の地方をよく表していると、コメンテーターが発言しておった。

失礼な!(笑)

ちなみにトイレットペーパーとは、100秒以内で水に解けるものを言うそうだ。
最近のものは優秀で、数秒で解けるらしい。

この高性能さが、裏目に出る事がある。

竿ケースに入れたトイレットロールが、雨で濡れてしまった時だ。



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このように変形し、乾かすとこのままガチガチに固まってしまう。

解けてお互いに繊維がからみつくのだろう、とても元のようには使えない。

紙の塊になってしまうのだ。



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濡れたまま入れておくと、タモの柄にもくっついてしまう。

これがなかなかハガレないのだ。

風呂に入る際、ババ穴にくっついた紙に、気づく事があるだろう。

すぐに解けるため、このような事が起きるのである。


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そんな事を考えながら、すぐ近くの居酒屋にハシゴする。

「八丈」という名の店だ。


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くさやを焼いてもらい、その味と匂いで、八丈島を想う。

なかなか行く機会がなく、最近はとんとご無沙汰である。

だが、機会というのは作るものだろう。

カウンターから、八丈島のK.M.君に電話をしてみた。

磯の様子を聞くと、なんと水温が、もう24度あると言う。

八丈小島まわりは、ササヨ(イスズミ)だらけだそうな。

想像すると酒がまわってクラクラしそうになったが・・・

店を出ると、暑くもなく、寒くもない。

ここから家まで2分の距離ではあるが、ゆっくりとぶらつきながら散歩を楽しむ。

そうだな、週末あたり、天気が良ければ、八丈島へ行ってみるか。





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釣りババの道 新章 ~石化けの巻~

2015.07.10(Fri)

釣り場でババをする際、一番気になるのは「人目」である。

以前にも述べた対策としては、岩場などに隠れるか、バッカンなどを積み上げた後ろにしゃがむというものであった。

だが世の中には、そのような方法をとらずとも、人目を避ける奥義があるらしい。




「石化け」である。





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これは「釣りキチ三平」の第5章、「毛バリの神サマ」の有名な場面である。




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毛鈎山人(けばりさんじん)が三平との勝負で見せる奥義だ。

だんだんと体が消えて行き・・・




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完全に周囲と同化してしまうというものである。

この状態で竿を振って、ヤマメを釣りまくり、三平が脱帽してしまうのだ。


素晴らしいではないか!

これを実写でやると、このような感じになる。




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同じく「釣りキチ三平」の特別読み切り版「石化け」のシーンから、「釣り辰」が見せる奥義とともに、再現してみよう。




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「わしは石だ!」と念じながら、周囲と同化し・・・




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完全に姿を消してしまう。




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何もない場所から、音が響くのみである。


これは実際に姿が消えるのではなく、気配を消すというものであろうが、この奥義を会得できれば、恐いものはない。

たとえ釣り人がたくさんいる場所であろうと、誰にも気づかれずにババができるというものである。

が、これは磯や渓流、野池などで通用する技である。





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堤防で石になると、逆に目立ってしまうので、やめた方がいいだろう。



釣りババ道・・・それは避けて通れない修羅の道である。


新章 ~石化けの巻~ <完>



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釣りババの道 新章 ~ダンの巻~

2016.01.01(Fri)

小便のキレ。

普段は気にも留めない事ではあるが、ふと不安になってしまう事はないだろうか。

釣り場において、小便をしない釣り人は存在しないであろう。

風向きに気を付けないと、自分に戻って来て、しぶきを浴びてしまう事もあるため、慎重に場所と方角を選ぶはずだ。

だが、風などの環境要因よりも、自分自身に起因する恐ろしい現象がある。




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磯での小便は、特に冬がやっかいである。

何しろ、パンツ、ももひき、ズボン、レインパンツと、4層にもなる事があり、奥に縮こまっているモノを引き出すのも一苦労だ。

この写真は、まさにその瞬間をとらえたものである。

「ほれ、ほれ、出て来んかい、ほれ!」

レインパンツの下層にはいているズボンのチャックは、最初から開けて置く事が望ましく、いちいち開けるのは面倒である。

さらに下層のももひき、パンツの、前開き部分を探り当て、指がモノをつまみ出した時、やっと開放感に浸れるのである。




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荒れ狂う海を眺めながらの小便は、とても気持ちのいいものだ。




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が、最後にモノをぶるぶると振り、さあ、しまおうという時、不安を感じる事はないだろうか。

この写真のように、みなうつむいて、確かめるはずである。

それは本能が訴える、「ダン」への怖れなのだ。

モノをしまった後、キレが悪いためにちろちろと出てしまい、股間や下腹部に熱い感覚を覚えた経験がおありだろう。

これが「ダン」である。


骨盤底筋が弱る事によるそれ、あるいは前立腺肥大症によるものは、いわゆる「尿漏れ」と呼び、医療機関で治療が可能である。

しかし「ダン」には、それらとは違い、治療法がない。

図解しよう。






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尿道の奥は少し広くなっており、そこに残った尿は、球部括約筋が水鉄砲のように絞り出す。

ジョボジョボジョボジョボボボボボ・・・・・・・・ジョボッ

最後のジョボッ が、それである。

年齢とともにその筋力が衰え、絞り出せなくなるというもので、最後のジョボッがない。

小便を断ち切る事が出来ないから、「ダン」と命名されたのである。

ちなみに今をさかのぼること約30年前、私が大学生だった時に、友人たちと「ガンより恐い、ダン」と談笑していた時の通俗名であるから、世間一般には認知されていないかもしれない。

やっかいなのは、「ダン」には医学的な処置が存在しないという事なのだ。

図の矢印のような外力、つまり指で押して、尿道に向かってしごくのが、最良の方法であるらしい。

乳を搾るような動作である事から、これを Milking(ミルキング)と言う。



海に向かって勇壮に小便をし、終わってもそのままの姿勢で固まっている人を見かけたら、後ろからそっと、ミルキングをしてさしあげるのも、ババ道精神あふるる行為と言えよう。

釣りババの道を極めんとする者は、ぜひ「ミルキング」をマスターしてから、現地での実践を重ねたいものである。



釣りババ道・・・それは避けて通れない修羅の道である。


新章 ~ダンの巻~  <完>


参考文献:YOMIURI ONLINE yomiDr.



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プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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