6月1日 式根島 サエモン

2016.06.12(Sun)

今日は下田から、式根島海域に渡る。




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初めて使う、富久丸だ。

午前3時に、下田の漁協、製氷施設前から出船する。

神津島の海央丸と、同じ場所に接岸する。

神津島の日帰り渡船は、21,000円なのに対し、こちらは16,000円と少しお安い。




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帰りに撮った写真だが、上段に2人、下段に4人は寝られる。

詰めれば、もう一人は寝られるだろうか。




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その下に、天井が低い荷物室のような部屋がある。

4人寝られるが、照明も何もなく、フタを閉め切ると酸欠になりそうな狭い部屋である。

ただ寝るだけだが、私はこういう空間が好きなので、よく眠れた。

賀寿丸は速いので、神津島まで1時間強で到着するが、こちらは式根島まで2時間ほどかかる。

ぎしぎしと鳴く、木のきしみ音を子守唄に寝るのだが、起きたまま揺れる船で2時間を過ごすのは大変つらい。

定員はもっとあるのかもしれないが、10人を超える釣り人が乗ると、ちょっとキツイと思う。

知らない人どうしで、くっついて寝るのも、私は遠慮したいの~




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起きたら、新島の横を走っていた。

強風とうねりで、少々揺れる。

最初は、新島の早島に着けるようだ。

周囲が断崖の島で、あまり乗る場所がない。

1人を乗せたのだが・・・




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岩場に張り付くような感じである。(笑)

ワシはこういう場所は恐くてイヤじゃの~


次に2人を下していると船長が、


「イルカじゃぁ! イルカがおるわ~!  ○○さん、やめとこうか!」


渡礁を中止した。

一般人は、「あ、ウミガメだ~! きゃ~!イルカもいる~!きゃっきゃっ! かわい~い!」

などとはしゃぐが、磯釣り師にとっては、


「何がかわいいんじゃ! おまえらどっか行けや~!」



イルカウォッチングならぬ、イルカマイッチングまち子先生である。

見るだけで腹が立つ(笑)

人間とは、勝手な生き物だ。




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最初の1人だけを残したまま、早島を離れた。

あの人、大丈夫かの~

まあ一応、船長がマイクで確認しとったが・・・




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サエモンという、狭い磯に1人で乗った。

さて、ここは初めてなので、よくわからん。

写真中央奥は、以前すぎさんと一緒に乗ったハタカ根である。





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とりあえず、石鯛竿で、ゲソを付けて放り込む。

なんかええもん釣れてこいよ~




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ゆっくりと上物の準備をしていると、石鯛竿の穂先が、ちょんかちょんかと激しく入る。

ええもんかぁ~!




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またお前かぁ!

むう・・・もはやお約束になってしまったの・・・

再度、仕掛けを放り込み、フカセを始める。

石鯛竿を見ながら、ラインを出していたら、突然バチバチッと指をはじかれる。

来たあ! これは尾長かぁ!

ん? 下に突っ込まず、上に引っ張られる!




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白いトリかい!

くっ! また空中戦をしてもうた!


ああっ、石鯛竿がまた、ちょんかちょんかしとる!




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もはや、あきらめの境地である。

よし、ど遠投してやろう。

ゲソを付けて、どりゃぁ!

じゅ~~~~ん  ドボン!

ククク、これだけ投げれば、ええじゃろう。




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メジナはこまいのう・・・

足元は、コマセに寄ったエサ取りがたまっておるので、少し沖を流すのだが、潮はほとんど流れない。

サラシの流れが沖に運んでくれるが、そこで止まる・・・

イマイチ、雰囲気がないのう~


ズモンッ!  モン、モンモン!


おお! 石鯛竿が! 今までのウツボアタリとは違う!

竿を上げると、お、おっも~い!


こ、これはおおもんじゃ~!


フ~フ~、なかなか上がってこんっ、重すぎる! ハァハァ

うりゃあ、ぐりぐりぐり フ~フ~

いったい、なにもんかのう、ハァハァ、楽しみじゃのう、フ~フ~





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エイか!

どうりで重いと思うたわい・・・

ん? 変な形しとるの・・・




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エイみたいなサメかい!

大きすぎて上がらんわい・・・

ラインを持って、思いっきり引っ張ると、針が外れた。

よかった・・・どうしようかと思うたわい。



・・・ロクなもんしか釣れんではないか!

底物はヤメじゃ!


そそくさと石鯛竿を片付けた。


しかし、流れがないと、上物もパッとしない。

小型の尾長ばかりである。

足元を泳ぐのは、箱フグやら、わけのわからん小さい魚ばかり。


よし、コマセドカ撒き大きいお魚ルンルン浮き上がり作戦で行くか!


ドカドカとコマセを撒きまくると・・・





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い、イカン!

南伊豆の、あのトリがぁ!

1羽が偵察に来た。

ここでコマセを撒くと、間違いなく仲間を呼んでトリだらけになる。

式根島にも来とったんかい!


しばらくお休みするか・・・もう昼になってしもうた・・・

パンを食べながら、サエモンをぐるぐる回る。

狭い岩だが、ん?




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うお! 波で動いとる!

波が来た時、割れ目が、1センチほどずれる。

どっちが動いているのかわからんが、ここ大丈夫か?



しばらく景色を堪能し、トリがいなくなったのを確認して、フカセを再開する。

今度は足元を狙ってみるかのう。


ズドン!


来たぁ!

クッ・・・突っ込みまくるの・・・も、もしや・・・あのお方では・・・




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イスズミ様であった・・・


イカン・・・なんか打開策はないもんか・・・

沖側ではなく、陸側に目を向ける。




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モウヤ根との間の水道だ。

シモリがいくつもあるので、釣りにくいのだが、こちらでやってみるか。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・面白いようにアタリがある。

・・・面白いように突っ込まれてラインを飛ばされる。




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こんな型しか、取り込めない。

お前ら、こっち側におったんかい!

ワシの時間を返せ!

自分の選択ミスを、魚のせいにするのであった。



デカくて取り込めないのは、間違いなくメジナである。

こんだけ離島でイスズミ様を釣ると、わかるようにならんとおかしい(笑)


ふ・・・ではそれなりの仕掛けにしてやろうではないか。

竿を2号から、レマーレに替え、道糸5号ハリス8号にしてやろう。

有無を言わさず、岩陰から引っ張り出しちゃる!




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型が小さいのう・・・

たいして竿が曲がらんではないか。

さっきまでのデカいヤツを連れてこんかい。

などと写真を撮っていたら、突然、水道が激流に変化した。


いきなりかい!

仕掛けを放り込むと、あっという間に右に飛ばされ、ハナレ岩に道糸がかかりそうになる。

イカン・・・こっちは終わった・・・

後ろを振り返ると、沖側に潮目が!

こ、これじゃ!

すかさず沖の潮目に仕掛けを放り込むと、すぐに釣れた。




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イサキが立て続けに3尾。

離島サイズよりも小さいが、これくらいの方がウマい。

が、ふと時計を見ると・・・


もう2時40分ではないか!

い、イカ~~ン!

これからだというのに!

泣く泣く、急いで片づけをしたのであった。

ここに乗った時、すぎさんに電話して聞いたらよかった・・・式根島の磯を知り尽くしとるからのう・・・





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一度、野伏港に立ち寄り、式根島を後にした。

・・・ふがいない釣りをしてしもうた・・・

離島でお土産なしじゃ・・・へたっぴじゃのう・・・


最近、磯で一人漫才をしているような気がする。


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6月19日 神津島 沖砂糠

2016.06.30(Thu)

朝4時に起き、朝食を頂く。

宿に泊まった全員、車で移動し、多幸湾の港で待機だ。




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上空に低く垂れこめるガス・・・不吉じゃ・・・




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賀寿丸が着岸する場所に荷物を置いて待ち、今日の釣りに期待をふくらませる。

朝ババを済ませていないのが、唯一の不安である。


昨夜、古川さんの寝床に、別のグループの上物師が潜り込んできた。

本人、部屋を間違えた事など、まったく記憶がないようで、しきりに謝っておった。

回りの人間は大笑いだったが、夜中にいきなり知らん男が、密着して来たら恐いの~(笑)




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昨日と同じメンバーで、沖砂糠に上がった。

古川、高野の石物両氏は、恩馳に乗ったようだ。




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私はいつもの場所に釣り座を構える。




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昨日のうねりもなくなり、まったく平和な海なので、先端に池田さん、脇に杉浦さんが入る。




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私はまず、石鯛竿を出すことにした。

ふふ、今日はユムシの出番じゃ。

石物など釣る気がないので、サザエ、カニ、ウニなどは持って来ておらん。

「なんかええもん」をいやらしく狙っているのがミエミエだ。





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む・・・今日のユムシは小型じゃのう・・・




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それを補うのが、ゲソだ。

・・・脚に隠れておるの・・・まるでうなだれた状態ではないか。

ならば、仕掛けを工夫しなければならん。




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真珠じゃ!

ゲソユムシに、パールの組み合わせ、最強に違いない。


これを海に放り込んで、おおもんを待つのだ!


石物を狙っていないと言いつつ、針も仕掛けも石物用なのが不自然だが・・・

面倒なので瀬ズレワイヤーを使ってないのが、中途半端なところだの。





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む・・・やはり朝ババを抜いた影響が出てきたか。

久々に、沖砂糠にマーキングしておこう。





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いくらでも隠れる所があるのだが、とってもいい場所を発見した。

ババが落ちる溝があり、しゃがんでそのまま後ろにモタレる岩壁もある。

楽チンな姿勢で、幸せを感じながら、石鯛竿の様子を見る。

今、竿先が突っ込んだら、困るの~

すぐに拭いて走らんとイカン。

ちゃんとパンツとズボンも上げてからじゃないと、足がもつれて海に落ちたら、下半身丸裸で泳ぐ事になるのう・・・

俺のユムシに、魚が喰い付いたら困るのう・・・

などと、実にくだらん事を思いながら、幸せな時を味わう。

心配せずとも、石鯛竿に変化はなかった。





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さて、フカセをやるか。

ん? ・・・潮がたまっとるではないか!




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それでもサラシの中で、ぽつぽつとババイサキが喰い付く。




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と思ったら、どとうの突っ込みがぁ!

しかし慌てない。

この場所には、あの方々がおられるのだ。





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そう、50オーバーの「イスズミ様」だ。

むだに釣り人を疲れさせ、気力をも奪ってしまう、ありがたいお魚である。




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ぐあああっ! り、龍馬針8号が伸びたぁ!

恐るべきパワーじゃのう~

などと感心しておったら・・・



ああああああっ!


石鯛竿が、突っ込んどる!


急いで駆け寄り、竿を上げると・・・あ、上がらん!

根に入られたようだ。

緩めてしばらく様子を見たが、出てこないので、仕方なく引っ張って切ってしまった。


おのれ~、ゲソユムシをさらわれたに違いない。






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アジトに連れ込まれたか!

う~む、さらわれないよう、よく見張ってないとイカンの。




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よし、次の仕掛けじゃ。

脚に埋もれて、うなだれたようなのはイカン。





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ちゃんと足を割って、出しとかんとな。

真珠もピンクにしとこう。


アホな事をしている間に、池田さんがスマを上げた。




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ええのう。

ナブラにカゴを投げたらしい。

沖側は潮が少し流れておるので、カゴの遠投も面白そうだ。




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こんな尾長なら、いくらでも釣れるんだが・・・


コッパで遊んでいると、石鯛竿がズンカズンカとしておるではないか!


アジトに連れ込まれる前に、竿を上げんと!





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おのれ~、皮だけ残しやがった。






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今度はさっきとは違うやつだったらしいの・・・皮がキライとは、ゼイタクな!

エサ屋に、ユムシが2匹しか残ってなかったから、これで打ち止めじゃ。

ふと、この磯の反対側から竿を出した事がないのを思い出した。

風光明美な磯である。




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人も見えず、こんな磯で釣りができるとは、なんと幸せな事だろう。

釣れなくても満足じゃ・・・





・・・・・1時間後・・・・・



やっぱり不幸せじゃ!


いくら景色が良くても、生命反応がなければ、やはりつらい。

一度も付けエサを取られなかった。




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最初の釣り座は杉浦さんに譲ったので、もっと根本寄りで竿を出してみた。


・・・アワがたまっとる・・・

・・・なんも釣れん・・・

あと1時間半、どうするかの~




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先端の池田さんの脇で、竿を出してみた。




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ダレとる・・・

ババイサキが釣れるが、もうイラン。

池田さんにあげる。




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油断しまくり・・・

そんな事してると、いきなり来た。

5秒で、イスズミ様だとわかる。

よし!

いっさいラインを出さずに上げてやる!

竿の限界を確かめてやろうではないか!





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引きずり込まれそうになった(^^;

突っ張った脚ごと前にかたむき、つま先立ちになっとる。

うむ、BB-Xの2号、強いではないか。




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ロクなもん釣ってないので、これでも写せっ!

曲がった状態でこのシルエット、今回一の重量感である。




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最初の50オーバーよりもさらに大型のイスズミ様である。

不自然に太っておりますな。

あなた方は、釣り人のオキアミで、そんなにお太りになっておられるのですな?

腹が立ちますな。



すでに、50オーバーの尾長が来ても、大丈夫な体になったにもかかわらず、釣れん。

こんな練習せずに、まずはウデをみがけ!




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帰りの賀寿丸は、あまり笑顔が見られない、暗い船上であった。

そろそろシーズン終了だの~




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恩馳の底物は、エサ取りがすごく、高野さんがワサを1枚。

もらっちゃった~。

ババイサキは、6尾が卵、4尾が白子をもっておった。

離島の釣りとしては、よくない結果だが、お土産ができたからヨシとする。

いろいろと想像できて、楽しかったしの~

さて、そろそろチヌを狙わんとイカンの~


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プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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