5月29日 神津島 恩馳群礁 ヒラッタイ

2017.06.10(Sat)

入間の魚で酒を飲み、別荘(私のではない)でぐっすりと眠った我々は、午前3時に下田港に到着した。

ここでMr.Iと待ち合わせ、午前3時半、賀寿丸に3人で乗り込む。

今日は神津島へ行くのだ。




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伊豆諸島へは、東京の竹芝桟橋から東海汽船に乗って渡るのが一般的だ。

竹芝桟橋-大島-利島-新島-式根島-神津島

多少変わるが、前日の22時に出発して、大島に6時、利島に7時40分、新島に8時半、式根島に9時、神津島に10時に到着する便が多い。

他にも高速ジェット船が就航しており、時期により組み合わせが変わる。

どちらにしても、この東海汽船を使用すると、神津島は到着最後の島になり、釣りの開始時間が遅れてしまう。

10時に到着した船は10時半に、今度は逆の順番で東京へ向けて出港する。

1泊しても、次の日の10時半に乗って帰る事になり、ゆっくり釣りをする事が出来ない。

1日たっぷり釣りをするならば、2泊しなければならず、時間的にとても不便だ。

多少疲れるが、伊豆半島は下田まで車で行き、午前3時半に渡船に乗り、そのまま神津島の磯へ渡って、夕方また下田へ帰ってくるのが時間的には効率がいい。

荷物をカートで引いて移動することもないので、楽と言えば楽だ。

下田から神津島への渡船は、いくつかあるが、私は賀寿丸を使っている。

ホームページに出船する日や場所を載せているし、何より船足が速い。

下田から神津島まで1時間強だ。

そろそろ常連となり、逝った釣り人の仲間になりつつあるが、そんな事は気にしないのである。

ちなみに、東海汽船にはもう一つ、

竹芝桟橋-三宅島-御蔵島-八丈島

の別航路もある。





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さて、今日は若船長が操船している。

場所を相談し、恩馳(おんばせ)群礁へ行く事にした。

事前に、先日渡ったコースケ君から情報を得ており、潮などの具合を聞いていたのだ。





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ヒラッタイに乗る事にしたのだが・・・直前で若船長が、「どうします?3人乗ってもいいけど、別の場所へ1人乗ってもいいですよ」と言う。

他の渡船が来ていないので、磯が余っているのだ。

偽チヌ師さんが、「ほんなら私、他に乗りますわ」という事で、私とMr.Iの2人がヒラッタイに乗った。





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私はベンケイとヨシツネに乗った事はあるが、ヒラッタイは初めてだ。

Mr.Iも初めてなので、二人で少しうろうろと磯ギワを見て回る。

まあ、そんなことをしてもわからんのだが、コマセのオキアミを少し投げ入れると、すぐにタカベが寄って来る。

ん~、まあこの時期は仕方がない。

Mr.Iは、チャカ場に釣り座を取ると言う。

まあ、わからん時は、チャカ場が原則ですな。





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では、私は沖向きの中央に入りますかな。

偽チヌ師さんは、大根に乗ったようだ。



チャランボを打ち込み、ゆっくりと準備をする。

集魚剤の入った配合粉を入れると、エサ取りが寄るので、オキアミだけを撒く。

すると、海中からデカい魚どもが突進して来るではないか!

イスズミとオナガだ。

遅れてタカベが走り回る。

こ、これはチャンスですな!


仕掛けを放り込むが、すぐに付けエサを取られる。

むう。 タカベか!

付けエサをエサ取りに強いヤツに変えると、何も喰わないか、知らない間になくなる。

では少々、クフウをせねばならんのう。





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すぐに潮受けゴムがピュンと走る。


喰い付いたあ!

しばし楽しんで、面倒だから抜き上げる。

ハリスが長くて、磯が低いため、ずり上げに近くなってしまった。





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おお、40あるオナガやんか!

今のうちに釣れるだけ釣るのじゃあ!





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同じ釣り方で、今度はタモ入れ。

やはり40はある。





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タイドプールにキープしておくかのう。

さ、もっと釣るのじゃ!

人間とは欲深いものである。







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ん~、40には足らんのう。

ポイじゃ!





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イカン!

ババ穴回りを黄色く染めるヤツが来たあ!





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何度も突っ込み、体力を削られて行く。






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コマセを撒いて、突進して来るのは、イスズミとタカベばかり。

デカい尾長が見えなくなってしまった。





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それをなんとかかわすと、こんなんが釣れる。

何度も試すが、釣れるオナガは、このクラスのばかりになってしまった。

う~ん、目の前のオナガタイムは、終わったか~

短かったのう。



その後、自分の回りをいろいろ探ってみるが、イスズミか小オナガしか釣れなくなってしまった。

長く仕掛けを入れておくと、間違いなくタカベに付けエサを取られてしまう。


少し沖へ遠投して、波の変化のある場所に入れてみるが、どこも1発目は小さいながらオナガが喰うのだが、すぐにタカベが寄って付けエサを取って行く。





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遠投してオモリでズドンと落とすと、竿1本のタナで、ベラが来た。

ここは遠くでも浅いようだ。

仕掛けを入れ込んで行ってもムダなようじゃの~



ほとんど流れがないため、コマセの筋ができない。





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ゲリラ的に、コマセを打って、最初のオナガを釣るしかない。

2投目では、もうタカベにやられてしまう。






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しかもこの釣り方をすると、自分の仕掛けを飛ばせる範囲が、荒れてしまう。

タカベが縦横無尽に走り回るのだ。

流れがないと、お手上げである。

弁当を食べたり、コーヒーを飲みながらMr.Iと雑談して、場を休めながら釣るが、どうしても型が上がらない。

相変わらず潮がなく、ウキはふらふらと左右に動くだけ。

回りには、泡がたまって漂っている。


・・・海が・・・海が死んどる!



はるか沖の方に見える潮目は、どうやっても仕掛けが飛ぶ距離ではない。

ありゃ、ムリだろ・・・



釣れん!


釣れんぞお!



それに気付いたのは午後1時ごろ。

あれ? 潮目がちょっと近づいたような・・・


・・・気のせいではない!

潮目が近づいてくる!





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急いで、超遠投グレを残ったオキアミに混ぜて練り込む。

仕掛けも、20gを超えるウキ・離島スペシャルに交換する。





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潮目が来たあ!

写真では近く見えるが、実際は距離がある。

かなり遠めだが、これを逃すともう他に手がないんじゃあ!

コマセを飛ぶ限り遠くへ3発入れる。





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付けエサも、思いっきり飛ばして外れないよう、殻付きのコレを使う。





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うりゃああ~!

コマセを打った場所へ向け、フルスイング!


道糸を張り、仕掛けがなじむと、糸が出て行く。

パラ、パラ、パラ・・・

おお、右沖の方へ流れ、仕掛けが乗ったのう!

今日初めての、ラインを出して行く感触。

やっぱりこれがええのう~

でも、さっきのフルスイングで、付けエサ外れておらんかのう・・・

パラ、パラ、パラ・・・

もしかして付けエサがなくて、針だけで流しとるんちゃうか?

パラ、パラ、パラ・・・

そろそろ回収した方がえんちゃうか・・・?


パラ、パラ、パラ、・・バララララララ!





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一発で来ましたがな~!

やはり潮目じゃのう!





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遠くから、ゆっくり手前に寄せて、突っ込みを楽しむ。

ええのう~

でもイスズミ様よりは弱いのう・・・





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でも一応、40はあるのう。

なんにしても、今日初めて、流す釣りができた。

うれしい~!


よし! 次じゃ!


・・・ん?

晴れたり曇ったりだったので、曇るのはわかるのだが・・・





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潮目が消えとるではないか!

水面も、のっぺり~に変わっとる!

潮が入ったんは、一瞬かい!

かろうじて海面に変化がある所は、はるか沖で、どんなに遠投しても届きそうにない。


しかたなく、さっき喰ったあたりに遠投する。

道糸は持って行かれず、だら~んと漂うばかりである。

まるで中年のモノみたいだ。

むう~、残り時間が少ないというのに!


が、突然指を弾かれる。

バララララララ!

おったんか~!




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お前が!




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もう一発!





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極めつけに、まるまるとお太りになられたお方があ!


ハアハアハア・・・つ、疲れる・・・

イカン・・・もう納竿時間じゃ。


ん? あそこちょっと波が違うな。

これが最後の一投じゃ!





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うおおおおお!


スズメダイでシメてもうた~!





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ちくしょ~!

これでも喰らえ~!





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Mr.Iは、ええ型のアカハタを!

ええのう~

ワシのオナガ3枚とそれ1匹、交換してくれんかの~





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42か・・・




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どれも同じようなサイズで、お土産は41~42のオナガ3枚・・・

まあ、ぜいたく言ったらバチが当たりますな。

おいしい、オサシミが食べられますな。





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下田港で、Mr.Iのアカハタを、あたかも自分が釣ったかのごとく記念写真を要求する偽チヌ師さん。

大根で潮がなく、イケナイ遊びをしていたようだ。

でも、磯替わりでめったに乗れないジロハチに乗れてうらやましいですな。


2日間の釣りで疲れているにもかかわらず、帰りの車は、笑いの渦であった。


離島はやめられませんな。



あ! イカ男の出番がなかった!



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6月5日 神津島 陸作根

2017.06.16(Fri)

1日だけ釣りに行ける。

入間へ行くか、下田沖へ行くか・・・悩んでいたのだが、コースケ君が泊まりで神津島へ行くと言う。

まさか神津島へ?

いやいや、先週行ったばかりではないか。

とりあえず南伊豆の別荘(私のではない)へ向かう。

今日は偽チヌ師さんが大会に出ており、明日は一緒に釣りをするのだ。

セブンイレブンで合流し、賀寿丸の船長に電話する。

人がいっぱいだったらやめよ~と思ったら、少ないというので、神津島に決まってしまった。

2週連続か!





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大会で釣ったフグと口太、イサキを頂く。

「明日は離島ですな。」

「先週はイマイチでしたからな。」

「状況は変わってますかな?」

「あまり出なかったぶん、お魚がたまってるかもしれませんぞ。」

「そうですな。たまってますな。」

「じゃあ、ウハウハですな?」

「間違いありませんな。」

ワハハハハハ!

何度皮算用しても、し足りない中年たちであった。


午前3時半、下田港で待ち合わせたコースケ君たちと賀寿丸に乗り込み、神津島へ向かう。





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タダナエの平段に団体さんを乗せる。

ワシらはどこになるんかのう~

若者二人は元気にあふれ、枯れかけたワシら中年とは、写真写りも違う。





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沖作根に、数人を乗せている間、岸側の根を見る。

あれが陸作根か。

あまり上物が乗った話を聞かんのう。


と思っていたら、船長に呼ばれた。


あそこに乗れるんかあ!





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初めて乗った、陸作根、こんな感じの磯である。





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目の前にある小さいハナレには、コースケ君たち若者2人が乗る。


さて、乗ったはいいものの、よくわからん。

回りは根だらけで、潮の向きによっては流しにくそうだ。





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とりあえずシモリ根の間に、釣り座をかまえる。

左のタダナエから、右の新島方面へ向かって潮が流れている。

だが、右は根が張り出して、流せない。

コマセを左に遠投して、仕掛けもそっちへ投入する。





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仕掛けが手前に流れてくる間で、すぐにアタリがあった。





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40にはほど遠いサイズだが、そのうち混じるんちゃうか?





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混じらんではないか!

しかもサイズダウンしたコッパばかりが、釣れて来る。

2尾・・・3尾・・・4尾・・・イカン!

これは釣り方を変えんとイカン!

で、変えると、ギュン!と引き込まれる。





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おお~、ええ感じやのう~!

ちょっと右の根が危ないから、大事に、大事に寄って来るんじゃぞ~





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大事にせんでもよかったんかあ!





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コースケ君たちは竿を曲げまくり、偽チヌ師さんもいい感じだ。

ワシもがんばらんとのう!





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がんばってもコレかあ!





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ええのう~、偽チヌ師さんのトーナメントが、ええ具合に曲がっとる。

今の潮では、偽チヌ師さんのところからは、流せないので、シモリギワを狙っているようだ。





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私の釣り座は、画面左の方にあるが、潮が画面右奥の新島へ向かっている。

仕掛けを流すと、中央奥の根を回り込んで右奥へ行ってしまう。

仕掛け回収もそのままでは難しく、良型が釣れれば、間違いなくラインが切れるだろう。

が、それでも流さないと、ええもんは釣れんだろう。

よし、行って来い!


ウキが潮に乗り、根を回り込むように道糸を引っ張って行く。

先端の岩場を回り込んでしばらくした時、道糸がバララララララ!っと出て行った。

あまりデカい引きではないが・・・竿と魚の間には、何か所か根がある。

ゴリゴリ・・・ひょいっ・・・ゴリゴリ・・・ひょいっ・・・

なんとかハリスが切れないように、いなしながら、水中と水上に突き出た根を乗り越えて寄せて来る。





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イサキか・・・40尾長なら、確実に切られとるわい。

その後、ぽつぽつとイサキを上げるが、これではイカン。

流せないなら、オナガ釣るのは足元しかないのう。





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ちなみにワシらの乗ったこれらの写真は、コースケ君が撮ってくれたものだ。

少しうねりがあって、下から波が派手に上がる。

竿かけ(楽竿ライト)にかけていた偽チヌ師さんの竿が、この波に持って行かれて海を漂う事件があったが、コースケ君がフカセの仕掛けを引っかけて取ってくれた。

下から打ち上げる波しぶきには気を付けましょう。





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突然空が暗くなり、にわか雨が降る。

今日は変な天気だ。

さて、足元のオナガを釣ってやるかのう!





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このお魚はなんて言うの?

オナガ?

え?ベラ?

そんな魚は知りませんよ?

知らないなら、見なかった事にしますよ?





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こ、このお魚はなんて言うの?

オナガ?

え?わからない?

わからないなら、見なかった事にしますよ?





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もうええ! わかったから!

ワシが悪かった!

ワシのウデが悪かった!






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お昼過ぎから、うねりが大きくなってきて、こんな状態になる。

ほどなく賀寿丸がやってきて、沖作根ともに、撤収となった。


ああ・・・こんな貴重なとこに乗れたのに、全然ダメだったわ・・・

自分のヘタさにガックリくる。



そのまま撤収かと思ったら、まだ時間があるからと、タダナエに乗せ始めた。

私と偽チヌ師さんは、オネイモに下りた。





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空は先ほどとはうって変わり、ピーカンである。

偽チヌ師さんは、ハアハア言いながら、先端まで荷物を運んでいる。

釣る時間は1時間もないし、動くのが面倒なので、私はチャカ場に釣り座を取る。

ここは波もなく、とても平和だ。

左からゆ~っくりと、潮が右へ動く。

少し残ったコマセを消費するかのう。

足元に撒くと、チョウチョウウオ(シラコダイ)がわらわらと出て来た。

さらにコマセを撒く。

わらわらわら~

もっと撒いたらどうじゃ?

わらわらわらわらわらわら~

ええい! 全部打ち込んだれ!

わらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわら~

これしかおらんのかい!

と、独り言を言っている間に、また賀寿丸が撤収にやってきた。

・・・ここ、乗らんでもよかったか・・・






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むう!

神津島の上空に不吉な雲が!

呪いじゃ・・・今日の神津は呪われとったのじゃ!




自分をいつわり、雲のせいにするのであった。








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離島へ行って、お土産こんだけかい!



しばらく離島は、やめるかのう・・・




ウソつけ!

来週も予定が入っとるではないか!



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6月10日 式根島へ

2017.06.19(Mon)

1か月前から予定していた式根島への釣行だ。

・・・3週連続、離島かい!


が、式根島は久々なのでワクワクする。

今回は東京の竹芝桟橋から、東海汽船で渡る。

最近はいつも下田まで車で行き、賀寿丸に乗って神津島へ行っているので、荷物が多くても気にしない。

しかし、いつもの荷物を持って行こうとすると、竹芝桟橋まで車で行って、駐車場へ停めねばならん。

駐車場は割引価格でも、1日2,000円。

2日間なので、4,000円もかかる。

結果、電車で行くことになる。

三宅島へ行く時も同じだが、なるべく道具を減らさなければならないのだ。




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ソール交換式のシューズで、行き返りはゴム底、磯へ乗る時に、スパイクソールに張り替える。

これだと、1足ですむ。

靴は案外、荷物になるのだ。





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竿ケースはワイドタイプのにして、レインスーツとヒップガード、キャップも入れる。

この季節、本当は笠が欲しいが、かさばるのでガマンだ。





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行きのクーラーに、水汲みバケツと配合粉を入れる。

クーラーも、魚をたくさん持ち帰るつもりはないので、17Lと、小型だ。

大きいのを持って行くと、いつもロクな事にならんからのう。

バッカンは折り畳みを持って行こうと思っていたが、向こうで知り合いのを借りることにした。





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夕マズメも釣りをする予定なので、ヘッドランプを持って行く。

壊れた時のために、いつも2個用意している。





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カート兼用の背負子2号を引いて、地下鉄に乗る。

土曜の夜、20時ともなると、上り電車はガラスキだ。





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混んでる時は荷物が面倒だが、空いているので楽である。





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最近はホームや地上へ、エレベーターを利用できるので、助かる。

これで階段を上り下りするのは、ちと無理があるからのう。

え?

ライジャケはどうしたのかって?





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当然、着ている。

最近、このカッコで電車に乗っても、恥ずかしいと思わんようになった自分が恐い。

当然のようにカートをゴロゴロ引きながら、大きな顔をして通行人をかき分けるのだ。

竹芝桟橋で、一緒に行く人たちと合流し、サルビア丸に乗船する。

あれ? カメリアだったか?

まあ、どっちでもええわい。

この船、久々だのう。





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この季節、磯釣りもシーズン終わりなので、荷物置き場もいっぱいにはならない。





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スギさん、Tさん、Eさんと、後部デッキでビールを飲みながら夕涼みだ。

私以外は、全員磯釣りのベテランで、いろいろと面白い話を聞かせて頂いた。

心地よい風だが、そのうち寒くなって、23時過ぎに2等和室で横になった。




午前5時、静かな海に気が付いて目が覚める。





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デッキを覗くと、目の前に伊豆大島が見えている。

接岸時間は6時なので、沖で待機しているようだ。

早く着くなら、着けて欲しいのう。

そうしたら、他の島へも早く着けるのに。





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大島の堤防も、釣れている時は人が多いのだが、今日は少ないのう。





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大島で半数以上の人が降りるので、道具置き場もがらがらになる。





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利島を過ぎると、ウドネが見える。

ここへはまだ、行った事がない。

こんなに近くを通るんだから、この船でチャカ付けしてくれんかのう。

磯を吹っ飛ばすかもしれんが。



ま、そのうち逝ってみるか。


この後、新島へ寄り、いよいよ式根島だ。

楽しみだのう~




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6月11日 式根島 ヒラトコ

2017.06.22(Thu)

午前10時に式根島に上陸する。

船から降りる客を迎える宿の人たちが、宿名を書いたパネルを持って待っている。

我らが「菊水旅館」は、渡船と軽バンが待っている。

その場で着替え、磯釣りの用意をする。




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宿の車に使わないものを入れて、そこで待機している渡船「ウラシマ丸」に乗る。

渡船客は、スギさん、Aさん、Tさん、私の4人だ。





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私とスギさんは、ヒラトコに乗った。

ちなみにスギさんは、一般の磯釣り師ではない。

詳しくはヒミツだ(笑)





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一通り、ここの説明を受けて、釣り座を構える。

少し沖、というか、すぐそこに本流がある。

これが近づいたり、離れたりするらしいのだが、これに入れるとラインが数百メートル必要との事で、やめておく。

何より、今回は来る前から水温が上昇して、かなりキビシイ事が予想された。

黒潮の影響で、24度もあるのだ。

おとなりの神津島へ、知り合いのHさんが渡っている。

ラインで状況を知らせて来るが、かなりキビシイそうだ。


とりあえず、本流の脇に狙いを絞って仕掛けを入れる。

下から湧き出す潮の盛り上がりが、鏡のような楕円を作る。

そのまま仕掛けを入れてもダメなので、投入点を考えながら、サシエを入れ込んで行く。





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うまく入って、イサキがラインを引っ張った。

が、そのポイントが動き回るので、連発しない。





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流れが完全にたるんだところに入れると、エサ取りがあ!





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うまく入って行っても、来るオナガのサイズが、これだ。

いくら離島とは言っても、ダメな時はダメだのう。





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こんな小物釣りを、一生懸命に続ける。





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磯ギワまで、湧き潮が来たら、しばらくお休みじゃのう。

仕掛けがなじまず、右にスッ飛んでいく。

あきらめて、スギさんとタバコを吸いながらダベる。





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潮が落ち着いたら、また仕掛けを入れるのだが、今度はコイツが走り回る。

が、針がデカいので、なかなか口にかからない。

太っとるのう。

そろそろおいしい時期か。

いつかエダスを出した小針で、数釣りするか?





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オナガは、相変わらずこのサイズである。


これはイカン。

しばらくフカセはお休みじゃ。


仕方がない。

ここでヤツを出すしかないだろう。





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イカ男だ!


ルアーロッドを用意し、イカ男をリーダーにつけて放り込む。


おりゃあああ~!


そのままズル引きしたり、アクションを加えながら引いてくると、途中で何度か「コツン」と来る。

ふふ・・・もっと思いっきり喰い付いてこんかい!


上げてみると、こんなになっていた。





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ああっ! 足だけ喰いやがって!


足の付け根にある、硬く曲がったモノを喰わんか!


もう一回、足をつけてやるから、全部まる飲みするんじゃぞ!

また足をつけて放り込む。





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今度は置き竿にする。

スギさんとダベってたら、竿先がちょんかちょんかと動くではないか!

竿を上げると、重い!

ふふふ、ついに来たのう。

怪人「イカ男」に喰い付いたんは、どんな魚じゃあ!





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お前かあ!


ウツボにイカ男を喰われ、がっくりして片づける。

今日はもう、イカ男は終わりじゃ。


フカセに戻るが、潮の中を探るも、やはり何も来ない。

ん~、来んのう~





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スギさんが、パタパタっとええ型を2枚続けて上げる。

「こんなとこにいましたよ~! 楽竿さん、ここ入って~!」

場所を譲ってくれたので、すぐに仕掛けを入れる。

うふふ・・・やっと型もんを取れるのう~





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ワシにはこれかあ!

か、型もんが来んではないか!





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逆に小さくなるんかい!

短い時合であった・・・

失意のうちに、納竿、磯上がりとなった。





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今日は、そよ風の曇りで絶好の釣り日より。

ダメなのは釣果だけであった。





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サイマネに乗ったAさんとTさんを回収し、港に戻る。

神津島のHさんからラインが入る。

30人ほどで、オナガの型もんは、たった数枚だという。

水温高すぎて、もうダメか・・・



港に帰り、4人はそのまま軽バンに乗って、地磯へ向かう。

夕マズメを狙うのだ。

ここはスギさんに以前連れて来てもらったところで、入るのが楽な場所である。

風がだんだんと強くなってきたが、あえて風向かいに竿を出す。

スギさんに教えてもらった場所を狙うと、しばらくして付けエサを引ったくられた。





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おお~、前回もそうだったが、ここはええ場所じゃのう。

すぐに型もんが釣れたわい。





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続けてもう1枚。

しかし、式根島のオナガはでっぷりと太っとるのう。

神津島のは、スマートな形だが、ここのはなんでこういう形なんだろうか。

ウマそうじゃわい。





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こんなんも来るが、40ないのはポイじゃ!

さあさあ、もっとええ型が喰い付けよ~!




おお!

こ、これはよう引くわ!

今日イチじゃあ!





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・・・ババ魚か・・・

期待持たせおって・・・

竿を出さず、みんなの釣りを見ていたスギさんが、ニヤニヤしながら言う。

「やっと本命を釣りましたな。」


違う!


ワシの本命はこれではない!

最近、ノトイスズミを食う宣言で、誤解されている。


ワシはササヨ師ではない!



む!

今度のは引きが弱いのう。

タモ入れが面倒じゃわい。

抜き上げじゃ。





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ありゃ、これも型もんか。

40オーバーのオナガも、イスズミ様の暴力的な引きに比べると、こんなに弱いんだのう。

Aさん、Tさんもそれぞれ竿を曲げ、満足して片づけをしている。

暗くなり始めたが、まだヘッドランプが必要なほどではない。

1時間ほどで型もんを3枚キープできた。

昼間あれだけ苦労したのに、なんと効率のいい釣りか!


まだバッカンにはコマセが残っており、オナガを持って帰る入れ物がないので、Tさんのバッカンに、一緒に入れてもらった。

スンマセン、ありがとうございました、Tさん。


夕マズメの釣果とはいえ、型もんをゲットできてよかったわ~



菊水旅館に帰り、Aさん、Tさんと一緒に温泉に行った。

今日は無料の露天風呂ではなく、有料(200円)のところだ。

式根島に長く通われたお二人は、露天風呂で、60、70オーバーのご婦人方に囲まれる危険を回避したようだ。

さっぱりして旅館に帰り、面白おかしい話をしながら、夕食を頂く。

港でルアーを振ろうかと思っていたが、疲れと酒で、早々に床に就いた。

明日は5時出船。

どの磯に乗るのだろう。

竿を大きく曲げる事を夢見ながら、爆睡したのであった。



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6月12日 式根島 タイブサ岩

2017.06.25(Sun)

滞在している式根島の位置はこうだ。




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新島と神津島の間にある。





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新島のすぐそばで、周囲12kmの小さな島だ。

式根島については、式根島観光協会のホームページに詳しく載っているので、興味のある方は覗いてみてほしい。





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朝5時に「ウラシマ丸」で出船し、沖小根を目指したが、すでに2人乗っていたので、我々4人はタイブサ岩に下りた。

ちなみに「ウラシマ丸」は、「菊水旅館」の船なので、朝起きてから乗船までの連携は楽だ。





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昨日乗ったヒラトコとは、ちょうど島の反対側にあたる。





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チャカ場にはAさんがそのまま入り、竿を出した。





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岩と言いながら、大変大きなところで、ここからだとまだ半分しか見えない。





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沖に突き出す先端から竿を出しては? と、スギさんにススメられ、手ぶらで下見に行った。

上ったりしがみついたり、けっこうハードである。

荷物を持って行くのはちょっと難しいのう~

若い人なら大丈夫かもしれんが、ヘタレのワシにはちょっとキツいわ。





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Tさんはチャカ場から少し行った高場から竿を出している。





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私は低めの足場から竿を出すことにした。

すぐ横でスギさんも竿を出すが、彼はウロウロと旅をする。





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こんな感じだ。

我々はタイブサ岩の西で、東はまた別のチャカ場があるという。

岩と言うより、島だな、これは。

沖に、かなり速そうな潮が見えるが、ここからダイレクトには届かない。

引かれ潮に乗せられるかのう。

スギさんに聞くと、本流に乗せるには、やはりさっきの先端がいいらしい。





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ん~、遠投するかもしれんから1袋だけ、オキアミの一部と混ぜよう。


さて、まずは足元を試すか。





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お約束のコッパか・・・まあ、最初はこんなもんじゃろう。

すぐにタカベが沸いてきた。

む。

これはちょっと釣り方を工夫せんとイカンのう。


またコッパが来るが、シンボウじゃ!





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しばらくして、竿がきれいに曲がる。

お~、今日は幸先がええのう~!

右沖に見えるのは、神津島のタダナエだ。





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今日3発目で、型もんが出た。

後ろの潮だまりに入れておくか。





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またすぐに竿を引き込む。

こ、これは楽しいですな!

昨日は潮の中では釣れませんでしたからな。

キワ狙いが当たりましたな。





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型はさっきと同じくらいの40アップだ。

水温上がって、オナガは絶望視してたのだが、喰ってくれてうれしい!

こいつも潮だまりにボチャン!


それそれ~、続けよ~オナガちゃん。





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続かんがあ!

目の前はタカベが乱舞し、その下を、見るのも怖いデカさのイスズミが泳ぎ回っている。

あんなんかけたら、タイム&体力がもったいない。




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くっ!

貴重なワシの体力を!





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コイツが続きだしたんかあ!

イカン!

若い時は、イザという時、ピン!となった体力も、今では夜遊びせずに溜めても、デロンとなったままピクリともしない状態である。

オナゴを見ただけでチンピクした頃がなつかしい・・・

一息つこう。





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ちと見て回るか。

しかしデカいとこじゃのう。





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裏側を見ると、こちらは穏やかな浅場だ。

今日は朝からならいの強風なので、ここはモロに風が抜けている。

こういう所は、また対象魚が違うんだろうな・・・





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振り返ると、自分の釣り座が見える。

遠く神津島を眺めながら釣るのも、またいい気分である。

やっぱり伊豆諸島はええのう~


さて、その後、磯ギワを攻めたり、潮の中に入れたりするが、オナガの型は上がらない。





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こんなのばかりである。





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ん~、タカベが太っとるのう。

脂が乗った旬の時期のは、最高だからのう。

でも今回はイラン!





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しかし・・・コッパしか釣れなくなってしまった。

ふと気が付くと、スギさんとTさんが、高い所からこちらを見て何やらニヤニヤと話し込んでいる。

えんえんとコッパを釣り続けるワシを見ているようだ。

そっちを見ると、二人とも、ニヤついた顔をすっとそむける。

ふびんな釣り人をあわれんでいるようだ。



コッパを釣っておれば、そのうち時合が来て、また型もんが来る!

コッパを釣って釣って、釣りまくるのじゃ!






・・・磯上がりの12時少し前・・・





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うおおおおおお!

最後までコッパじゃったわ!





スギさん「あ、楽竿さん、潮だまりのオナガが1枚、脱走しましたよ。」


なんですとお~!


スギさん「うねりが上がった時、逃げたの見えました。ハハハ。」




今日のお土産は、オナガ1枚であった。


帰り道編につづく



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式根島からの帰り

2017.06.28(Wed)

今日は、式根島14時5分発の高速船で東京に帰る。




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12時に迎えのウラシマ丸に乗り、タイブサ岩を後にする。





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これが沖小根かあ。

今朝は2人乗っていたが、もういない。

後で、イサキは釣れたが・・・というウワサを聞いた。

やはり今日は流れの中では喰わんかったのか。

ん~、24度まで上がるとのう~

水温の低い時に、一度はここに乗ってみたいのう。





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流れる景色を眺めながら、スギさんが磯の解説をしてくれる。

ん~、乗りたいとこばっかりじゃのう。

まだまだ知らない所がいっぱいだ。


半島回りも、伊豆諸島も、全部乗るには、寿命が足らん。

ついでに金も足らん。



だが少しでも長く、釣りを楽しみたい。

健康で釣りができるというのは、幸せでありがたい事だのう。

体を大事にせんとイカンな。





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菊水旅館の外の流しで、ウロコを打ち、内臓を出す。

ここのオナガは、海草をいっぱい食べている。

脂も乗っているので、ナイフがベトベトだ。





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処理した魚をクーラーに入れ、道具をまとめる。

風呂でシャワーを浴びて、汗を流してからメシを食べると、少し早いが港へ向かう。

港はすぐそこに見えている。

式根島の時間はゆっくりと流れ、12時の磯上がりから1時間強で、すっかり帰り支度ができてしまう。





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2時間後には、さっぱりして帰りの高速船に乗れるのだ。

大きい島とは違い、すべてがコンパクトにまとまっているせいかもしれない。

派手さはないが、とてもくつろげる島だ。



以前に比べ、離島へ来る釣り客が激減しているそうだ。

それは式根島に限った事ではなく、伊豆七島全部に言える事なのだろう。

まあおかげで、がら~んとした磯を選び放題じゃ!





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高速船の中はこんな具合だ。

ボーイング社製だけあって、どことなく飛行機の中に似ておる。

今は空いているが、これから新島、利島、大島を通って帰るから、人がどんどん乗って来る。





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大きな荷物は、後部にまとめる。

釣りの荷物よりも、自転車が多いな。



出港してすぐ、座席で眠ってしまった。

この船はあまり揺れないので、東京湾に入るまで、熟睡できた。



夕方の5時過ぎに、竹芝桟橋に到着する。

Aさん、Tさん、スギさんとここで別れる。

みなさん、大変お世話になりました。

またどこかでご一緒できればうれしいです!





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背負子2号をゴロゴロ引いて、地下鉄の駅へ向かう。

まだ外は明るく、ラッシュ前だから、そんなに混んではいないだろう。

帰宅という意味では、仕事から帰る人と一緒である。

持っている荷物が違うだけだ。

何も恥ずかしがる必要はない。





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ただ、あまり混んではいないのだが・・・


私の回りだけ人がいないのは気のせいか?


ここだけムダに空間があるように感じるのだが・・・

コマセがいっぱいコビリ付いたライジャケを着ておるせいかのう。

魚やオキアミの臭いなぞ、もう鼻がマヒしておるから、わからんのう。

おかげで、降りる駅までゆったりと過ごせた。




まだ早い時刻に家に帰り着いたので、すぐに道具を洗い、魚をさばく。

道具は明日には乾くだろう。

洗濯も明日やって干せば、すぐに乾くに違いない。



なんせ、4日後には、また釣りに行くからのう!


しかも、また式根島へ!


廃人じゃ・・・




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6月18日 地内島 式根島

2017.07.04(Tue)

今日と明日は、東京磯釣りクラブの競釣会だ。

昨夜、偽チヌ師さんに車でピックアップしてもらい、深夜2時半、下田港から富久丸で新島付近までやってきた。

その様子は、偽チヌ師さんのブログの「ここ」に詳しく載っている。




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さて、私とナニパクの二人は、新島のすぐ横にある、地内島(じないとう)に下ろされた。





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今日は朝から、ならいの強風で、風裏になるカンノンズシロという場所だ。

初めての地内島、まったく様子がわからない。





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ナニパクがサラシ横に釣り座を構えたので、私は端っこの先端についた。





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最初、だいぶ向こうの出っ張った所が、海面の波がちょっと違うので、そこにしようと思ったのだ。

が、遠いし、歩きにくいのう。

めんどうだからやめた。





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向こうに、5日前に釣りをした式根島が見える。

水温が24度もあり、流れの中では小型しか喰わなかった。

が、その後急速に海水温が下がり、今日は20度ほどである。

もう釣れるんちゃうか?





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背中から強風を受け、ゆっくりと動く潮に仕掛けを入れる。





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やっぱりこんなんばっかしかあ!


半島回りであれば、数釣りも面白い楽しみ方だ。

が、せっかく高い金を出して離島まで来ているのだ。

デカいのを釣りたいではないか。



何連発かの後、付けエサを取られるようになった。





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ぐお!

は、針が曲がっとる!

結び目がほどけそうになっておるので、ここを噛んだのだろう。

どうやらマッチョなフグかハギがいるようだ。



ゆっくりとした潮に入れると、コイツに付けエサを取られるのだ。

釣り上げたくないのう・・・

い、磯ギワからそ~っと入れ込むか・・・





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おお。 なかなか重い感触だ。

素直に寄って来るので、大したことないな・・・と思ってたら・・・





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どわあ~!

いきなりお怒りになられた!

あのお方か!


タモを近くに置いてなかったので、ナニパクが走って持って来てくれた。





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やっぱりササヨ(イスズミ)か!

しかし・・・なんじゃあ~! この太り方は!





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風船か!

50オーバーのノトイスズミだ。

よし、今日はコレを食ってやろう。

前々からの課題だったからのう。

しかも今夜は毒見役がたくさんおるからのう。


ノトイスズミの処理から食べるところまでは、大きなテーマであるから、別記事にする。




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ああっ! ババ汁を飛ばしやがって!

帰ったらちゃんと洗わんと、シミになるわ。





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でろ~ん

で、デカい卵が・・・

ノトイスズミの生態については、調べても詳しい事は載っていない。

産卵時期は、夏なのか!

では、こんなデカい卵を抱いている今の時期、身はおいしくないだろう。

旬は、早春と見た!


ふふ、成果あったやないか。

しかし・・・この魚卵・・・食えるんかのう・・・

まあ、毒見役に食わすかのう。

メジナかイサキの卵だと言えば、喜んで口に入れるじゃろう。

こんなデカい卵を抱けるイサキなど、おらんがのう。




出した内臓は、トリが来てギャアギャア奪い合っていたのだが・・・




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残しとるやないか!


トリも喰わんのか!


おそるおそる、指で突っつくと・・・ん?

結構硬い。

しっかりしているので、くちばしでは切れず、トリもあきらめたのか?

それともニオイか? 臭すぎるのか?



そういえば、ササヨの腸は、中をしごいて出し、料理して食べると聞いた。





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ドクン!(心臓の音)


こ、これを食べるのか?





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ドクン!


しごいて食べるのか?





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ドクン! ドクン!


りょ、両手で持って・・・





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ドクン! ドクン! ドクン!


し、しごいてみるか?


ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!







ぷっはあ~! ハアハアハアハアハアハア!


や、やめておこう・・・

まず身を食べて、安全を確かめてから、また考えよう ハアハアハア





そんな事をしていると、ただでさえ緩い潮が、まったく動かなくなってしまった。





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ナニパクがよくメジナを上げているが、どうも型が上がらない。

海面には強風で出来る筋目ばかりで、潮目ははるか沖にあるような感じがするだけだ。

朝からほとんど状況変わらず、磯替えすることにした。


富久丸に電話すると、下田まで戻り、また客を乗せてこちらに向かっている途中だと言う。

夜釣りの客か?

そんなに離れてて、もし客が落ちて救難要請されたらどうするんだろう?


道具を片付けて待っていると、富久丸がやって来た。

我々が船に乗るのと入れ替わりに、夜釣りの客2人がここに降りた。

入れ替わった人たちが、爆釣するとイヤだのう(^^;





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地内島を後にし、式根島へ向かう。

リクエストを聞かれたので、コヤリナガネをお願いする。





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潮が引いて、波もないので、先端に釣り座を取った。

向かい風だが、潮が右に流れているので、ここでやってみるか。





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ナニパクは、チャカ場でいつものスタイルに。

磯でクーラーに座りたがるナマケモノである。

荒磯の男なら、潮と風に立ち向かわんかあ!





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あまりに向かい風が強いので、少し引っ込んだ(笑)

仕掛けを入れると、ピュンピュン持って行かれる。





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やはりこんなんばっかりかあ!


コッパの入れ食いである。

コマセを撒いても、魚影は見えない。

エサ取りはいないので釣りやすいが、コッパばかりだ。





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おや、ちっちゃいカンパチが(^^;


いろいろと試すのだが、潮の向きが変わらず、小物釣りで2時半の磯上がりを迎えた。


結局、よう釣らんのかい!



地内島に向かい、カンノンズシロで我々と入れ替わりに降りた2人を乗せる(笑)

あのままあそこにいても、ダメだったという事か(^^;

まあ、磯替えしてもダメだったけど。





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磯替えしなかった偽チヌ師さんとMr.Iを迎えに行き、その夜釣りの客2人を入れ替わりに降ろす。

け、健闘をお祈りします(^^;





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富久丸の後ろに備え付けてあるキャンプ用シートは、もうボロボロ。

船に弱いMr.Iは、向こうで横になって死んでいる。





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私はきれいなシートを2枚持って来てたので、これの上に横になり、2時間の船旅を終えたのであった。





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別荘へ向かい、獲物を料理して宴会だ。

シャワーで汗を流した後のビールは、また格別ですな!

イシダイ、イサキ、メジナ、ノトイスズミのサシミ・・・

イサキのカルパッチョ、香草焼き。

ノトイスズミの魚卵煮付け・・・


ともかく、楽しい宴であった。

東京磯釣りクラブ、なかなかいいクラブである。

明日は少しメンバーの入れ替えがあり、7人で入間だ。

この季節の半島回り、まったりと釣るかのう。




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6月19日 南伊豆 入間 川吾 追手

2017.07.07(Fri)

東京磯釣りクラブの競釣会、2日目だ。

今日は7人のメンバーで入間に来た。




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日曜という事もあり、そこそこ人がいる。

ワシらは後でええよ~

が、船長にいきなり「楽竿さんたち、上物3人、乗って!」

と、有無を言わさず川吾に下ろされた。

むろん、不満などあるはずもない。





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みな、自分の好きな場所に釣り座を取る。

クラブの底物4人は、赤島に下りたようだ。





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他の船が、牛根に釣り客を下ろしたのだが・・・8人かい!

あそこに8人とは・・・



さて、何が釣れるかのう。

まずは手前に仕掛けを入れる。





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エサ取りもいるが、小メジナが釣れる。





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少し向こうに入れると、イサキが釣れる。

実は明日の夜、ナニパクの知っている和食屋に、魚を持ち込んで料理してもらうのだ。

釣った魚を、プロがどのように調理するのか、みんな楽しみなのだ。

で、イサキなどは普通においしいので、普段あまり食べないような魚を狙っているわけだ。

だから、イサキはもうイラン。

昨夜、たらふく食うたしのう。

なんかええもん来んかのう~


左後ろから右沖へ向かって、潮が流れている。

う~ん、尾長狙いに良さそうな流れだのう。

まあ、流してみるか。


仕掛けを入れると、パラパラパラ・・・と結構なペースで流れる。

む。 モロにオナガが来そうな感じの潮じゃ。





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気が付くと、150mのラインがなくなりそうだ。

実際は140mくらいしか巻いてないが・・・途中、潮のたるみがないからのう。

もうちょっとラインが欲しいのう。



3度目くらいに、ラインがバリバリっと持って行かれた。

おっしゃあ~!

オナガかあ!





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あんだけ流して、この大きさかい!



かなり疲れるので、足元に戻る(^^;





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磯ギワで喰わすと、暴君の予感が!

こ、このええ引きは本命か!





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本命じゃあ~!

46センチと、昨日のノトイスズミより一回り小さいが、これをプロがどう調理するのか楽しみだ。





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昨日は重さを量らんかったから、今日は記録に残しておこう。

2.16 kg と、一応2キロを超えているが・・・昨日のは比べモンにならんくらい太っとったから、3キロは軽く超えておったじゃろう。


「ええ食材が手に入りましたな!」

「明日の夜が楽しみですな!」

ナニパク、偽チヌ師さんと、キャッキャッとはしゃぐ。

加賀根、畳根、牛根に乗った人から見たら、3人が集まってはしゃいでいるのを見て、どんなおおもんが釣れたのかと思っておるだろう。

ふふふ、うらやましいか。(真実を知れば絶対、そうは思わんだろう。)





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さて、下処理だけは、磯でしておかんとのう。





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・・・どうする?





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昨日のやつよりは、かわいいが・・・




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し、しごくのか?





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ハアハアハア・・・


こ、今回はカンベンしてやるか。


・・・エイリアンみたいじゃの・・・

このササヨ、卵ではなく、白子を持っていた。

まだ小さかったので持ち帰らなかったが、白子の味も確かめんとイカンのう。

まだまだ課題山積じゃわい。



その後、ならいの風が急に強くなり、体をゆさぶるほどになった。





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偽チヌ師さんが、磯替えすると言う。

風もあるが、ババをしたいらしい。

ここは、丸見えだから、恥ずかしいそうな。

誰も見ないから、気にする事ないのに(笑)

そんな事では、真の磯ババ師にはなれませんぞ!





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ナニパクの後ろにバッカンを並べ、それを風よけにして寝ころび、ババの責めに耐えておる。

が、あまりの強風にバッカンが倒れ、落ち着かないようだ。

ナニパクは、クーラーに座ったいつものスタイルで釣りをしておる。

なまけておるのう。

荒磯に立ってこそ、男ではないか!

磯のタチンボとなり、行き交う魚どもをユウワクせんとイカン・・・おわあ!





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ワシのバッカンがあ!

風で転がり、磯の斜面で止まった。





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偽チヌ師さんに竿を渡し、こぼれたオキアミを、せっせと拾う。

ちくしょ~、かなり減ってもうたわ。


これはイカン。

少々の風なら気にせんが、体感で15m/s ほどはあるだろう。

時々、体を低くして踏ん張らなければ、海に落ちそうだ。

たまらず、3人とも磯替えする事にした。

川吾から移るなんて、聞いた事もないが、ちと風が強すぎるわ。



船長に、風裏の追手をリクエストした。

3人で下りると、おお~、風がなくて、平和じゃ~


安心したら、急にババの予感が!

だが追手は、ババにはうってつけの磯なのだ。

釣り座の後ろには広大なスペースがあり、ほとんど誰も行かないのだ。

釣り座から20mほど後ろへ行くと、ガケと谷がある。

そこのヘリでしゃがみ、用を足す。

自然の中・・・いたすババの、なんという心地よさよ。

一応、ババの痕跡を隠すため、木の棒でつついて、大きな谷に落とす。

100年は、誰も行かないであろう谷底だ。

ババも成仏してくれるに違いない。

さて、釣りをするかのう!





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ん?

身軽になった偽チヌ師さんが、後ろの方をうろうろしておる。

ババ場を探しておるようだ。

追手は、ババのパラダイスだのう。




さて、海を見ると・・・

まだコマセを撒いてないのに、サバ子があ!



当たり前のように、海面をサバ子が覆いつくしている。

こ、これはダメだのう・・・

試しに打ち分けてみるが、付けエサは秒殺される。

フカセにならんわ・・・


二人を見ると、やはり同じで、どうにもならんようだ。

でも待てよ?

コマセを打たずに、これだけのサバ子がいるという事は、コイツらを狙って、おおもんが下におるはずじゃ。





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さっそく、サバ子を釣り上げ、潮だまりにストックする。

で、仕掛けを作るのがめんどくさいので、ウキだけ1号に交換。


針を大きめにして、サバ子をつけて泳がす。

ふふ・・・ええもんが来んかのう・・・


何の変化もなく、時間だけが過ぎる。

座ってタバコを吸いながら、ぼ~っとウキを見ていたら、すーっと入って行く!


ホンマに来たやんけ!


竿を立ててアワセると、おお!

グングンと大きく竿を曲げる!


こ、これはええもんじゃあ~!


マダイかヒラメのような引きじゃ!

横には走らず、沖に向かう。

ふふふ、これで明日は高級魚の宴に違いない!

2号竿が大きく曲がり、レバーブレーキを使う。

ナニパクがタモを持って走って来る。

グングングン!  ほれほれ~!

これは食べたらウマ ブチッ


うおおおおおお~!


ハリスが切れたあ~!


くっそ~!

3号なんて細いの使わんと、太いハリスにしとけばよかった!



みんなで残念がったが、サバ子でうんざりしていた雰囲気が一変する。


サバ子を泳がせるんじゃあ!


テンションが上がる(笑)





20170619022.jpg

さっそくナニパクが、サバ子でウツボを釣り上げる(笑)

ま、まあ、コイツはどこにでもおるからのう(^^;

が、すぐにカサゴを上げた。

サバ子、万能エサやんけ。





20170619023.jpg

ナニパクの竿が大きく曲がり、獲物は沖へ一直線!

何もできず、竿を持っているだけで、そのままラインを出される。

・・・そ、それはサメでしょうな(^^;

ラインが切れて、正体は見れなかったが、見ない方がいいですな(笑)




さあ、そろそろ納竿の準備ですな。

ん?

ワシのウキは?

竿を上げると、おわあ!

何か食っとる!

急いで巻き上げるが、すぐに根に入られた。





20170619024.jpg

根がかりか?

グングングン・・・

いや、根に入って、暴れとる。

ウツボか?

グングングン・・・

違うのう・・・なんだろう?

ラインを緩めたり、場所を移動したりするが、出てこない。

やっぱり魚とは違うのでは?

引っ張ると、グングングン・・・

魚や・・・

なんとなく、ええもんのにおいがプンプンする。

これはラインを緩めて、持久戦にするか?


が、日吉丸が、客を迎えに赤島へ向かう。

くっそ~、時間切れか。

仕方なく、道糸を引っ張って、切った。

ウキは、タモを準備したナニパクが拾ってくれた。

ありがとう、世話になったのう。


ええもんを釣り上げる事ができなかったが、これでまた楽しみ方が増えた。

サバ子が湧いたら、釣りにならんとあきらめるのではなく、それをエサにすれば、もっとええもんが釣れるかもしれん。

というか、ハリスを太くして、ちゃんと目を離さなければ、釣れとったに違いない。

油断大敵である。

どんな釣りも、だらけずに楽しんでいれば、いい結果が出るのだろう。

反省ですな。




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釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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