不幸

2014.08.06(Wed)

家内の祖母が亡くなった。

娘、息子が小さい頃は、よく面倒を看てもらった、大正生まれの明るい祖母であった。




通夜、告別式が粛々と進行し、その後、火葬場に移動する。
火葬炉の前で最後のお別れをし、別室で待つのだが、40分ほどで骨上げのために戻ってくる。

東京の火葬炉は、混んでいる。
5つほどが並んでおり、遺影を飾るので、どのような方が亡くなったのか他からもわかる。

お隣の炉前では女性が号泣している。
母親であろうか、遺影はまだ幼い男の子であった。
火葬炉に入れてしまうと、もう二度と生身の体に触れられないからだろう。
見ているだけで、こちらも切なくなる。



3年前、私の父方の祖母が亡くなった。
103歳の大往生で、親戚一同が会し、悲しみというよりある意味、お祝いの雰囲気があった。

人間の寿命というのは何歳なのだろう。
生物学的な寿命と、社会的なそれとは、ずいぶん違うように思う。
もう十分だと納得できるのは何歳なのだろう。

それは本人の意思とは関係なく、残された人達がどう感じるかによるのではないか。
まだ生きるべき年月が多いと感じるほど、その悲しみが大きいのだろう。
納得できないほど、声が高く涙が多くなるのだろう。


祖母は8月1日に子、孫に看取られながら、98年の生涯を閉じた。
題名を「不幸」としたが、それは現世の慣例であり、文字どおりの意味ではない事もある。
うらやましいと感じるのは、不敬だろうか。




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COMMENT

yukimaru #HYjkyH3s

合掌

この度はご愁傷様でございます。
謹んでお悔やみ申し上げます。

生と死は表裏一体と言われますが、「思い方・捉え方」なのだと思います。
だとしたら、「うらやましい」との感じ方も、また良いのではないでしょうか。

合掌




2014.08.07(Thu) 18:09 | URL | EDIT

楽竿作者 #5lgk84Pk

yukimaruさん

御丁寧なお言葉、ありがとうございます。
身近な人を亡くすことも増え、死というものを考えさせられる、あるいは実感する事が多くなる年齢になってきました。
つい、自分はどういう最後になるのかと、想像することもしばしば。
若い頃は、時間を無駄に使ってきた気がします。
有意義に使い、残された者に、いい想いを遺したいものです。

2014.08.08(Fri) 19:08 | URL | EDIT

鵬丸Ⅲ世 #-

謹んでお悔やみ申し上げます。

私も昨年に祖母、一昨年に叔父、その前の年に祖父と次々に親族に旅立たれその度に命の尊さについて考えさせられました。

先人の想いに応える為にも、今ある命の尊さを子供達にしっかり伝えなければと思います。

2014.08.10(Sun) 19:30 | URL | EDIT

楽竿作者 #5lgk84Pk

鵬丸Ⅲ世さん

御丁寧なお言葉、ありがとうございます。
歳を重ね、死を見る回数が増えるにつれ、その想いが強くなりますね。
普段、忘れているその想いを、こういう事がある度に思い出します。
誰もが必ず迎えるものですが、それまでの時間を充実させたいものです。

2014.08.10(Sun) 22:06 | URL | EDIT

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Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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