1月6日 神津島 タダナエ 平段カド 初釣り

2016.02.03(Wed)

最初にお断りしておく。

タイトルを見て、「おっ! 平段か! しかもカド・・・爆釣記事か!」

と思われるかもしれない。

が、それはまったくの誤りである。

神津島のタダナエ方面で1番の人気磯、ナギでなければ上がれない離島の沖磯だ。

そこへ一人で乗った、ある釣れない釣り人の、かわいそうな記録である。




今年の初釣りはどこにするかで迷っていたが、賀寿丸で神津島へ行く事にした。

そう決めた年が明けてすぐの1月4日、さっそく船長に電話をする。

が、私の他に行く客がいないと言う。

伊豆半島の下田から、迎えの船に乗るのだが、ある程度人数がいないと出船しない。

明日の夜までに予約が入るかもしれないから、電話してみてと言うので、出船しない場合に備えて、他のプランを考えていた。

やはりホームグランドである、入間にするか・・・あるいは房総の白浜か富浦の渡船にするか・・・いっそ地磯なんてどうか・・・などなど、頭の中では、どこも爆釣である。

5日の夕方、電話すると、私の他に一人だけ問い合わせがあると言う。

油代も出ないだろうから、やめますと言ったのだが、「いや!行こう!」と船長が言ってくれた。




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車を走らせ、オキアミの解凍予約を入れたシミズフィッシングプラザでコマセを作る。

いつものあおき釣具は、正月明けで休みらしい。

下田の乗船場所に車を停め、仮眠して4時半の迎えを待つ。




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賀寿丸は普通、岸壁に横着けして荷物を積み込むのだが、二人しかいないので、磯と同じチャカ着けで乗り込む。

船内で横になり、1時間ほど仮眠だ。




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他の一人を烏帽子に乗せ、私は平段のカドに乗った。

初めての磯だが、この場所を一人で独占できる事は、めったにない。




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船長のアドバイスに従い、沖向きに竿を出す。

写真奥は神津島本島で、そちらに向かって潮が流れている。

私にとっては左から右に流れている事になる。

もっと写真奥の方へ行きたかったのだが、波が洗っているので、手前の2段高い場所から竿を出した。

最初は足元から始める。

コマセを足元に打ち込んでいると、魚が集まり始めた。

足が速い。

付けエサだけ取られる。

犯人(犯魚?)はこいつだ。




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タカベである。

これがすぐに海中を埋め尽くし、縦横無尽に走りまくる。

多少の遠投など、ものともせず、沖のコマセも喰い尽す。

軽い仕掛けではどうにもならず、2号錘、2号ウキでズドンと沈めると、来るのはこいつ。




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ベラもたくさん釣れるでよ!




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西風が強くなり、しぶきが、心だけでなく体も冷やす。

コマセに群がるのは、何もタカベだけではない。

トリが海面でウキの回りを泳ぎ回る。




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見てみい! 道糸が羽にからまったやろうが!




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羽の先っぽに、ウキと道糸がぐるぐるとからんでおる・・・

ぐしゃぐしゃになってるラインを外そうとすると、クチバシでつついてくる。

おのれ~、ライン切るしかないわ!

その間、3回も食べたものを吐き出す・・・うお! オキアミだ!

ヒシャク6杯分くらい、喰うとるやないか!

それがひ~、ふ~、み~・・・8羽おるから・・・コマセを48回、お前らのために振っとったんかい!




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もう来るなぁ~!

空へ放り出すと、あっちへ飛んでった・・・と思いきや、目の前の海に浮かぶ仲間とともに、またコマセを待っている。

こいつら・・・学習せんのか・・・



コマセをドカ撒きして、「タカベが全部喰いつくせずに付けエサが沈む物量作戦」で、やっとメジナが釣れる。




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こんなサイズが・・・


その後、同じ作戦で何枚か釣れるが、どれも小さい。

私は自分の釣るようすを、ビデオで撮っており、後で観るのが好きだ。

自室で、釣りの雰囲気も思い出せるからである。

ちょうどこの時間帯を観ていると、カラスが映っていた。




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む・・・ビデオカメラの前に・・・ジャマだ! どけ!




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ああっ! ピ、ピントがカラスに移ったぁ!

オレの姿がボケているではないか!




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どかんか~~!!



たぶんこの後だろう、しぶきでコマセがびちゃびちゃにならないよう、バッカンを後ろに置いていたら、カラス軍団がむさぼり食っておった。

お、お前ら・・・カニのエサにしてやろうかい!




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たまりかねて、左の小ワンドに移動する。




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朝からエビ網だろうか、漁船が岸に沿ってウロウロしておったから、やらなかったのだが、今の釣り座よりは、マシだろう。




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ちなみに移動中は、こんな感じでカラスが群がる。

こいつら・・・いつか捕まえてやる・・・

暗い決意を胸に秘め、第一投。




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お、小さいが口太が釣れたやないか。

よしよし、もっと寄れ!

尾長も寄れ!

コマセをパシュパシュッ!




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お前は寄らんでええ!


地方によっては、見たことがないかもしれないから、一応説明しておこう。

タカベは、夏が旬だ。

まるでサンマのように、焼くと皮が脂でじゅうじゅうと弾け、大変美味になる。

これを専門に狙う釣り人も多い。

夏になると一気に高級魚へと格上げされるのである。

が・・・身がスカスカの今は、ただのエサ取りじゃ!


すでに目の前の海は、こいつらが群れで走り回っておる。


仕方ないので、コマセを思いっきり遠投して、仕掛けもそこに飛ばす。

ベイルを起こし、ラインを張ると、いきなりハンドルが逆回転を!

よっしゃ!来たぁ~!

・・・ん? 竿先が下ではなく、上に曲げられる・・・

「トリ」かい!

抵抗を感じたのか、すぐにオキアミを離したから助かったが、トリに飲まれたら、大変な事になってまうわ。




相関関係図
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この場所も、もうダメじゃ・・・




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少し右に釣り座を移し、流れにコマセを打つ。

普通に仕掛けを入れては、タカベにやられまくるので、遠投して沖に仕掛けを入れ、だいぶ流してから扇形にコマセ筋に戻す・・・



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なかなか筋に戻すのが難しいが、ババイサキと・・・



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ちっちゃいメジナが釣れた・・・


打ちひしがれ、午後2時半、磯上がりを迎えた。

船長「どうだった?」

私「ぜんぜんダメだった・・・」

船長「ええ~~!? ここ、一番釣れるとこだよぉ?」

そう、死ぬほど釣れるだろう・・・タカベなら・・・


烏帽子に乗った人は、小さいのから大きいのまで、全部イスズミだったと、がっくりしておった。

神津島から、下田まで、別の渡船を利用した客が2名乗って来たのだが、尾長とスマがけっこう釣れたとの事・・・ええのう~

まあ、腕のいい人なら、この状況でも釣れるのかもしれんが、私には無理であった。

言い訳なんかしてるうちは、上達せんな・・・



その後、賀寿丸のホームページでの釣果速報が微妙に変わった。

・タダナエ方面、タカベ多し・・・

・磯替えするも、よくない・・・

・エサ取りいなければ、釣果よし・・・

今日のような場面では、みな苦戦しているみたいだった。

タカベがいない場所では、けっこういい思いが出来ているみたいだ。



・・・オレが今年最初の犠牲者かい!



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COMMENT

偽チヌ師 #xm20Dlsk

こんにちわ(^^)

お、おぞましすぎる相関関係図!
しかもクオリティ高く、そのまま理科の教科書でも使えそうですな!爆笑

前から思ってましたが野生動物達に好かれてますね。鳥たちに囲まれ煙草を燻らせながら釣りするお姿。楽竿作者さんは磯場のスナフキンですなぁ〜。

えっ?私はムーミンパパ?笑

2016.02.04(Thu) 12:48 | URL | EDIT

すぎ #-

黒いやつ

自意識過剰なカラスですな。
カラス界のトップモデルかもしれません…。
電車ん中で吹き出してしまいました~w


2016.02.04(Thu) 18:50 | URL | EDIT

zaki2nd #-

まいどです。
私は初釣りの時にお神酒を持って行きます。
グレには効果ありませんが、鳥には有るかも(笑)

酔わせて絶倫ゴールドでヘロヘロにしてやりますか~

2016.02.05(Fri) 12:20 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

偽チヌ師さん

こんにちは。
一人で乗ったら、動物にやられ放題ですわ(-_-;)
ムーミンパパですか?
じゃあ、今度一緒に行ったら、もっとたくさんの生き物に囲まれるかもしれませんな。
その時の相関図を考えると・・・
ぞっとしますな(笑)

2016.02.05(Fri) 14:56 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

すぎさん

こんにちは。
腹が立つカラスですが、まだまだ甘いですな。

房総や伊豆半島のカラスは、遠慮がち。
神津島のカラスは、それよりも強力。
三宅島のカラスは、最強です(笑)

やつらの群れにも、いろんな個性があるもんですな~

あ、電車の中で読まないように(爆)

2016.02.05(Fri) 15:03 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

zaki2ndさん

こんにちは。

なんと、やつらに絶倫ゴールドを!
そ、それはいけませんな!
もっと増えるではないですか!(笑)
倍返しされますぞ(爆)

2016.02.05(Fri) 15:13 | URL | EDIT

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プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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