2月17日 五島遠征 初日 椛島 無名磯

2016.02.27(Sat)

スマホの目覚ましが鳴る前に起きてしまった。

午前4時である。

早すぎるので、もう一度布団に入ったが、目がさえて眠れない。

遠足に行く子供か!

仕方なく起き出して、昨夜ホットモットで買った弁当で朝飯にする。

息が白い寒さの中で着替えるが、全く寒くない。

もうアドレナリンが出まくっているようだ。

道具を持って、真っ暗な道を、釣具屋のモリタに向かう。

5時開店で、すでに店には照明が灯っている。

おやじさんに挨拶し、オキアミブロック、付けエサを買い足して活かしバッカンに入れる。

お代は、明日帰る時にまとめましょうとの事、ありがたい。

他に2名、同じ渡船に乗るそうで、彼らと一緒に船着き場に向かった。

バッカンなどの荷物は、モリタのおやじさんが車で運んでくれた。

歩いて1分だが(笑)

6時半に、「せいわ」が迎えに来てくれ、3名で乗り込んだ。

別の場所でもピックアップするとの事で、港内を走り、数名が乗り込んできた。




20160217001.jpg

すぐ近くの磯に一人下ろして、船は速度を上げて沖へと走る。

15分も走っただろうか、岩山のようなものが見えて、何人かが下りる。

また少し走ったところで、船長が「○○さん~、下りるよ~」と、船室に声をかける。

誰も動かないので、私が「○○さん~、船長が呼んでますよ~」と大声でアナウンスする。

船長「あ、間違えた、東京から来たの、あんたやったね。いこか~」

俺の事やったんかい!




20160217002.jpg

まだ外は暗く、船の照明で磯に下りる。

船長がマイクでアドバイスをくれる・・・が、

ひょ、標準語でしゃべってくれ~! 何言うてるか、わからん~!

かろうじて、竿2本というのは聞こえたが・・・


さて、ここどこ?




20160217003.jpg

とりあえず安全のためにも、ちゃらんぼを打つ。




20160217004.jpg

五島に来る前、近所の磯釣師T君に教えてもらったメモを読み返す。

五島には何度も来ている彼のアドバイスは、とても理論的だ。

職業と性格がそうさせているのかもしれない彼の知恵は、必ず役に立つ。

初めての地で自分の力だけで勝負しようなどと考えるほど、私には腕がない。

素直に参考にさせて頂くのが、私の知恵である(笑)




20160217005.jpg

切り立った崖が、先の方に続いており、その先端が、「オコゼ2番」という所らしい。

ここは名前がないと、後から船長に聞いた。




20160217006.jpg

反対側は、ワンドになっており、釣り座の左に、ちょっとした根が飛び出している。

が、上から見る限り、ドン深になっていて、狙いどころが多数ある感じでもない。

ちなみにこの写真は、崖の出っ張りを、緊張しながら移動して撮ったもんである。

これ以上先には進めない。




20160217007.jpg

さて、Tメモを実践しながら、自分でも針を選定しよう。

最初は、軽いのから始める。




20160217008.jpg

午前8時、初五島の釣り開始だ!

いきなり竿2本のタナを探るのではなく、上から攻めて行く。

潮はワンドから先端のオコゼの方に、ゆっくりと流れている。

コマセを打ちながら、最初のアタリを待つ。

足元から沖に向け、丹念に探る。

一昨日までは大荒れで、昨日になってやっと船が出せたと聞いた。

今日もまだ風が強く、風裏であるここを船長が選んでくれたのだと思うが、時々回り込んできた風が、横から強く吹く。

ラインメンディングをしながら、少しずつタナを深くしていく。




20160217009.jpg

今日の初アタリ!

・・・ビデオカメラの設置が悪い!

水平も取れておらんし、これでは竿が曲がっているのがわからんではないか!




20160217010.jpg

五島最初の魚は、30センチのチビ口太であった。

タナは竿1本。

モリタのおやじ、船長ともに、「竿2本」と言っていたが、まだ半分の深さだ。

さらに深くしていくか、このまま浮いてくるのを待つか・・・水温14度では、浮いてこないかもしれんが、最初の魚が釣れた以上、このまま少し様子を見た方がいいように思う。

・・・しばらくアタリがない。




20160217011.jpg

深くする前に、針を少し重くして、これでダメなら、深くしよう。


すると、いきなりウキが消え、一気に竿先が海面に突き刺さる。

何度も突っ込み、やりとりを楽しんで、ようやく魚体が見え始めたところで、ぶちっ!




20160217012.jpg

2号ハリスが切れた~!

2ヒロまるまる残ってたので、口元で切れたのだろう。

口太? 尾長が来たのではないか?

残ったハリスがもったいないが、ここはいさぎよく3号ハリスに交換じゃ。

もっとも尾長なら、飲まれたら3号なんて全然ダメだが・・・


同じところを、同じようにコマセを打ち、同じように流す。



20160217013.jpg

先ほどと同じような引きが来た!

・・・やはり竿が曲がるシーンが映らない・・・




20160217014.jpg

楽しいやり取りの後、タモに収まったのは、ええ型の口太であった。

港に帰ってきちんと測ったら、47センチあった。

竿はプロテックの1.7号。

最初は1.2号でやろうかと思ったが、1.7号にしてよかった。

五島は、こんなのがこの水温で、竿1本のタナで釣れるのか?

ならば、もう少し深くしたら、もっとデカいのが釣れるのではないか?

欲を出して、30センチ深くする。




20160217015.jpg

む・・・サイズが落ちた・・・

では、さらに30センチ深くするとどうだ?




20160217016.jpg

むう・・・あまり変わらんのう。

さらに30センチ深く!





イカン・・・サイズが上がらん。

でも、この皮がはちきれんばかりにぷっくらとした口太・・・よだれが出そうじゃ。

しかし、タナの範囲が広い。

けっこう喰い気が立ってるように感じる。

しばらく、同じような型が釣れ続ける。

竿1本半までは、同じような感じだ。

こう書くと、つまらんように思えるかもしれないが、実は非常に楽しんでいた。

35クラスが、普通にバンバン釣れるのだ。

水深があって沈み根もないので、純粋に引きを楽しむ。




20160217018.jpg

船長が見回りに来た時には、すでにけっこう疲れていた。


船長「どうですか~、○▽×&*~、竿2本◇?#%¥~」


あいかわらず、聞き取れる単語が少ない。

マイクで声がつぶれとるのもあるが・・・

T君に「50を狙え!」と言われていたが、そのためには船長も言うように、竿2本のタナが必要なのだろうか。




20160217019.jpg

釣れた口太は、もう全部ポイである。

しかし寒い。

左からの強風に、時おり雨が混じる。

ジャケットの下にダウンを着ているが、それでも日が射さない磯は、気温が上がらない。




20160217020.jpg

フードを立てて、震えながら竿を曲げる。

途中、ビデオの角度が風で少し変わったようで、ちょっとだけ映るようになった。





20160217021.jpg

ほんの短時間、太陽が出ると、うれしくなり、大海におしっこを飛ばす。

今日は腸の調子が良く、ババ漏れはしなくて済みそうだ。

ミルキングの必要もなかった。




20160217022.jpg

今日は午後5時半までの長丁場。

お昼を過ぎてから、追加のコマセを作る。

強風の中を飛ばすには、やはりまとまりのいい配合粉が重宝する。




20160217023.jpg

さて、第二ラウンドで針を変えてみる。

こんな小さなパーツだが、以前これでしか喰わなかった時もあり、よくよく針の相性というのは、日によって違うもんだと思う。

タナも竿2本にしてみた。




20160217024.jpg

いきなり尾長のコッパが来た。

???よくわからん???

下はどうなっているのだ?

ガン玉の位置や重さを変えて試すが、釣れない時間帯になったみたいだ。

潮の動きは変わらない。

が、ダレているといきなりウキが沈んだ。




20160217025.jpg

おお、引く引く~

こ、これはやっと50が来たか!




20160217026.jpg

お前かい!

期待したぶん、水面に浮いてきた魚体を見た瞬間、天を仰いでしまった。

でもまあ、引きを楽しめたわ。




20160217027.jpg

ご苦労さん。 ポイッ

次に、いや明後日以降、オキアミがばら撒かれたら、また喰いついてやるんじゃぞ。

暗い願いをして、にやけるのであった。



しばらくして、また強烈な突っ込みが!





20160217028.jpg

こ、この突っ込みは、おおもんや~!

今度こ・・・ん? 急に浮いて来た・・・






20160217029.jpg

持久力のない、突っ込み大将かい!

カンダイのメスであった。




20160217030.jpg

海に帰れや~!




20160217031.jpg

では、重くして、もっと深場へ。




20160217032.jpg

・・・お約束のベラが来た・・・




20160217033.jpg

カサゴも連発。



20160217034.jpg

ああっ、おまえ、俺のボイルをたらふく喰いやがって~!




20160217035.jpg

ここで針をまた変えて、タナを竿1本に戻す。




20160217036.jpg

また型落ちの口太が喰いだす。




20160217037.jpg

竿1本半まで探ると、再度ええ型が喰いだした。

ふんばるまでの引きは来ないが、何度も突っ込むそれは、非常に楽しい。




20160217038.jpg

ここで41センチが上がる。

やはりタナがちょっと浅めだの~




20160217039.jpg

これより深くすると、アタリが遠のき、浅くすると、またこのクラスが喰いつく。




20160217040.jpg

もう十分ストックがあるので、全部ポイである。


途中、nao さんから様子伺いの電話が入って、夕マズメにデカい尾長が出るかもしれないと言う。




20160217041.jpg

ハリスを4号にするかの~、と考えながら、3時過ぎにやっと昼飯にした。

コンビニのリックで買った、「つぶチョコ サトちゃん」である。

風を避けるために岩陰に入り、甘いもので疲れをいやす。

しばらく景色を楽しみ、自分は五島にいるのだな・・・と、信じられない気持ちで海を眺める。


さて、まだ時間がある。

おおもんを狙うか!

だが、朝から動いていた潮が、ぱったりと止まり、アタリがなくなった。

ぼ~っとしながら景色を眺める時間が増え、ダラケていると、いきなり穂先を持って行って、竿を立てるヒマもなく、左の根の向こうへ消えていき、道糸から切れてしまった。

ウキが飛んだ~!

五島では大した事がないのかもしれないが、私には爆釣の結果だったので、満足しながら早めに片付けをしたのだった。




20160217042.jpg

一応、47センチはキープし、あとはデブなのを選ぶ。

明日もあるし、このくらいでいいだろう。

あとは全部ポイじゃ。

飛行機の重量制限もあるし、第一たくさんあっても、家族4人で食いきれんわ。




20160217043.jpg

5時半過ぎに、せいわが迎えに来た。

ほんとに、キッチリ5時過ぎまで釣りができるのは、関東にはないかも。




20160217044.jpg

夕暮れの福江港に帰ってきた。

船長に、明日の出船時間を確かめ、モリタで魚を氷と一緒に箱詰めする。

宿で風呂に入り、また外へ一杯ひっかけに行く。




20160217045.jpg

昨日と同じ「山海」で、うまかったきびなごを頂く。

やはり日本酒が欲しいが、一人なので寝過ごしたら大変だ。

生ビールでガマンする。

とは言っても、今日の釣りは楽しかったし、最高の晩酌である。




20160217046.jpg

これも関東では食えんだろうから、アジのすり身揚げを頼む。

揚げたてはウマいのう。




20160217047.jpg

この地方の郷土料理だというので、ハコフグも頂いた。

味噌が甘くて、ちょっと苦手だが、これも貴重な体験だ。

今日は寒さで震えながら釣りしてましたわ~と、女将さんとアホな談笑をして、今日を終えたのであった。




にほんブログ村 釣りブログ 磯釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ チヌ・黒鯛釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

COMMENT

偽チヌ師 #xm20Dlsk

やはり!

やはり爆釣でしたね〜!初場所で良い思いしたこと少ないので尊敬です。そしてアドバイザーがいらっしゃるとはいえ、単身で五島とは!作者様の行動力に平伏です。
そして、釣りが終わり料理屋の美人女将としっぽりと… 漢の夢を実現されておりますな!笑

2016.02.27(Sat) 19:00 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

偽チヌ師さん

こんにちは。
スンマセン、遅くなりました。
一昨日の、まだ全部サバケてませんので(笑)
女将・・・美人・・・ちょっと現実と乖離しているので、コメントできません(^^;
行動力?
一昨日、一緒に行ったじゃないですか~
夢はババ仙人になる事じゃ!(爆)

2016.03.01(Tue) 13:52 | URL | EDIT

すぎ #-

オコゼ

痛そうな磯ですね…。

僕も一度は九州で竿出してみたいもんです。

5時まで竿出せるってこっちじゃあんまりないですよね。コマセがいくらあっても足りん…。

2016.03.04(Fri) 12:29 | URL | EDIT

楽竿作者 #LvbWpVdY

すぎさん

こんにちは。
先端のオコゼ2番、人が入ったんですが、途中で磯替わりして行きました。
風で波が上がって来たのかもしれません。
きっちり1日中やれるので、満足感が違いますわ。
10時間、竿出せるので、オキアミは4枚要りますな(笑)
今回は、1日3枚3袋で間に合いましたが。
尾長メインの伊豆諸島と違い、口太メインなのも新鮮でいいですよ。

次の週、神津島へ行って来ました。
もう少ししたらアップしますが、力でねじ伏せてブリ上げる、真逆の釣りも良かったですな(爆)

2016.03.07(Mon) 12:59 | URL | EDIT

POST COMMENT


プロフィール

楽竿作者

Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

アクセス

カテゴリ

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

にほんブログ村ランキング

↑