9月21日 南伊豆 入間 後編 君掛
うねりがあるので、いつものように大サラシが出ている。
そんな所に釣り座を取る。

足場の左に、浅い張り出しと根があるのだが、後ろから波がそこの上を通り、サラシとなって抜けて行く。
上だけ滑る、強烈な2枚潮だ。
わざわざこんな所で竿を出さなくてもいいものを。
変態か!
さて、磯替わりしたので、もう11時になる。
納竿まで2時間半しかない。
さっさと釣りを始めるか。

ハリスは6号じゃ。
うふふ・・・半島回りでこんなん使うフカセ師はあまりおらんじゃろう・・・ふふ・・・

針はオナガ用の8号じゃ。
うふふ・・・こんな針を使うフカセ師も少ないじゃろう・・・ふふ・・・
まずは磯を清めておくかのう。

ぐあっ! 波しぶきがあ!
ズボンが濡れたのは、しぶきかションベンかわからんではないか!
さて、仕掛けを入れてなじませると、すぐに喰ってきた。

こんなイサキが。
最近は食べ飽きているので、ポイじゃ。
う~ん、以前は大喜びしていたのに、ゼイタクになったのう。
同じようなサイズのイサキが続くので、少しスジを外してみる。
と、いきなりラインを持って行かれ、横走りする。

む! 小さいが、ヒラソーダか!
おいしいからキープしとくか。
この間の牛根では、コイツが来るかと待ち受けとったんだがのう。

おのれ~、オキアミいっぱい喰いやがって~
でも、コマセに寄って来てるから、もっと釣れるに違いない。
それ! もっと来い!

またまたイサキか!
・・・でも、これ太ってて、とても半島回りのサイズではないのう。
離島サイズだから、1尾だけ持って帰るか。
さて、今度は少し遠めに流してみるかのう。
バチバチバチッ!
いきなり来やがった!
例のヤツだ。
重いながらも、こちらに寄って来る!
寄って来るが、全然浮いてこない・・・まだ全然疲れていないな?
足元に来た時、猛烈に暴れるに違いなブチッ!
うおおおお! またハリス切られたあ!
根ズレではなく、口元で切れたな・・・6号ハリス、やはりダメか・・・
この夏、ここで何度切られたか・・・
ならば8号でどうじゃ!
もうあまり時間がないので、アセっており写真をあまり撮っていない。
ちなみに8号は、ブラックストリームである。
高いハリスだから、チビチビ使わんとのう。
まあ、なかなかすぐには、次のチャンスが来ないだろう。
と思っていたのだが、またすぐに来た。
バチバチバチッ!
むおおおっ! 相変わらず重い! ああああっ!
サメが2匹! クロスアタックをををを!

いきなり竿が持って行かれ、立てる事ができない。
イカン!
サメなど、相手にしても時間のムダじゃ!
というか、竿を持ってるだけで、どうしようもない。
どんどんラインを出されるが、しばらくすると道糸が切れ、解放された。
腹が立つのう~!
せっかくかけたオオモンを横取りされた!
ちなみに、左からのしぶきで、ずぶ濡れになるため、途中からレインスーツを着ている。
すでに濡れていたため、気温が上がるにつれ、中はムンムンムレムレ、サウナスーツ状態である。
座ってコーヒーを飲み、心を落ち着ける場面だが、時間がない。
すぐ次の仕掛けを作る。
出来上がった仕掛けを、サラシに打ち込み、ラインを張りながら流していく。
延々と流し、なじんだウキが完全に沈んで見えなくなった時、ガツンと手ごたえがあ!
ペチッ(海面に魚が出た音)
くるくるくる~(水面から離れて空中で回るようす)
ペチペチ・・・くるくる~・・・

おのれ~、苦労して、時間をかけて、仕掛けを流して、 お前か!
・・・だが、いい感じで仕掛けが馴染んで行ったな。
もう一度やってみるか!
ペチッ ペチッ くるくる~ ペチッ ペチッ
ぴょ~ン

何度やっても同じかあ!
同じところには、同じモンしかおらんのか!
はぁはぁはぁ・・・スジを変えるか・・・

おっ! ヒラソーダのアタリだ!
今度はさっきより、ちと大きめか?
うお! サメがチェイスしてきた!
魚よ走れ! 横に走るのじゃ!
ぴゅーーーーー!
よし、振り切ったの!

うりゃ!

うむ、うまそうじゃの。

すぐに脳天にナイフを入れ、エラとハラワタを出し、バケツで血抜きをジャバジャバしてから、クーラーの氷の下に入れる。
おいしく食べてやらんとのう。
ん?
日吉丸がこっちに向かってくる。
これで納竿か。
もっと釣れそうだが、タイムリミットだ。
すぐに片づけて撤収した。
他の3名を迎えに行き、港に引き上げたのだった。
受付で冷たいお茶を頂きながら、いつものごとく、みんなでダベる。
ここで船長から色々と情報をもらいながら、バカな話をするのも、楽しみの一つだ。
他の渡船にはない、日吉丸の特徴と言えるだろう。
日吉丸に乗った方は、これに参加すると面白いから、すぐに帰らずぜひ参加してみて下され。

帰り道、河津でちょっと竿を出してみる。
また夕マズメに、何か来るかもしれんからのう。

・・・・・

・・・・・・・・・・・来たわ、こんなんが。

偽チヌ師さんとナニパクは、横の磯場で竿を出す。
が、すぐに撤収してきた。
やはりフグばかりらしい。
場所選びも大切ですな。
またええとこを探す楽しみも残りましたな。
帰り道、釣果を一応写真に撮っておこうかという事で、クーラーを整理した。
秘密結社「ミルキング互助会」のラインにアップして、メンバーをハァハァさせるのじゃ。

偽チヌ師さん「あれ? このヒラソーダ、腹に点がありますぞ?」
私「え?何かのキズじゃないすか?」
偽チヌ師さん「・・・いや、これ、アレとちゃいますか?」
私「・・・スマかあ!」
しもうた!
頭からヒラソーダと決めつけてたので、まったく気付かなかった。
スマだとわかってたら!・・・・・まあ、何も変わらんかったか(^^;

普通、気付くやろ!

イサキとヒラソーダ、スマはサシミにする。
「カツオだ!」
家族も喜んで食べてくれた。

食べきれなかったので、ヅケにして、次の日はヅケ丼にした。
ん~、もっと釣りたかったのう~

ヒラソーダとスマのアラは、ダシを取ってみた。
失敗だったのは、そのままダシを取った事。
青魚独特の臭みが強く出てしまった。
やはり処理してやらんとイカン。

が、さすが「ダシの素」。
雑炊にすると、ダシが利きすぎだ(^^;
普通の魚の感覚でダシを取ると濃いので、少し水を多めにせんと。
これからの季節、ソーダ系を狙いに行くかのう。
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そんな所に釣り座を取る。

足場の左に、浅い張り出しと根があるのだが、後ろから波がそこの上を通り、サラシとなって抜けて行く。
上だけ滑る、強烈な2枚潮だ。
わざわざこんな所で竿を出さなくてもいいものを。
変態か!
さて、磯替わりしたので、もう11時になる。
納竿まで2時間半しかない。
さっさと釣りを始めるか。

ハリスは6号じゃ。
うふふ・・・半島回りでこんなん使うフカセ師はあまりおらんじゃろう・・・ふふ・・・

針はオナガ用の8号じゃ。
うふふ・・・こんな針を使うフカセ師も少ないじゃろう・・・ふふ・・・
まずは磯を清めておくかのう。

ぐあっ! 波しぶきがあ!
ズボンが濡れたのは、しぶきかションベンかわからんではないか!
さて、仕掛けを入れてなじませると、すぐに喰ってきた。

こんなイサキが。
最近は食べ飽きているので、ポイじゃ。
う~ん、以前は大喜びしていたのに、ゼイタクになったのう。
同じようなサイズのイサキが続くので、少しスジを外してみる。
と、いきなりラインを持って行かれ、横走りする。

む! 小さいが、ヒラソーダか!
おいしいからキープしとくか。
この間の牛根では、コイツが来るかと待ち受けとったんだがのう。

おのれ~、オキアミいっぱい喰いやがって~
でも、コマセに寄って来てるから、もっと釣れるに違いない。
それ! もっと来い!

またまたイサキか!
・・・でも、これ太ってて、とても半島回りのサイズではないのう。
離島サイズだから、1尾だけ持って帰るか。
さて、今度は少し遠めに流してみるかのう。
バチバチバチッ!
いきなり来やがった!
例のヤツだ。
重いながらも、こちらに寄って来る!
寄って来るが、全然浮いてこない・・・まだ全然疲れていないな?
足元に来た時、猛烈に暴れるに違いなブチッ!
うおおおお! またハリス切られたあ!
根ズレではなく、口元で切れたな・・・6号ハリス、やはりダメか・・・
この夏、ここで何度切られたか・・・
ならば8号でどうじゃ!
もうあまり時間がないので、アセっており写真をあまり撮っていない。
ちなみに8号は、ブラックストリームである。
高いハリスだから、チビチビ使わんとのう。
まあ、なかなかすぐには、次のチャンスが来ないだろう。
と思っていたのだが、またすぐに来た。
バチバチバチッ!
むおおおっ! 相変わらず重い! ああああっ!
サメが2匹! クロスアタックをををを!

いきなり竿が持って行かれ、立てる事ができない。
イカン!
サメなど、相手にしても時間のムダじゃ!
というか、竿を持ってるだけで、どうしようもない。
どんどんラインを出されるが、しばらくすると道糸が切れ、解放された。
腹が立つのう~!
せっかくかけたオオモンを横取りされた!
ちなみに、左からのしぶきで、ずぶ濡れになるため、途中からレインスーツを着ている。
すでに濡れていたため、気温が上がるにつれ、中はムンムンムレムレ、サウナスーツ状態である。
座ってコーヒーを飲み、心を落ち着ける場面だが、時間がない。
すぐ次の仕掛けを作る。
出来上がった仕掛けを、サラシに打ち込み、ラインを張りながら流していく。
延々と流し、なじんだウキが完全に沈んで見えなくなった時、ガツンと手ごたえがあ!
ペチッ(海面に魚が出た音)
くるくるくる~(水面から離れて空中で回るようす)
ペチペチ・・・くるくる~・・・

おのれ~、苦労して、時間をかけて、仕掛けを流して、 お前か!
・・・だが、いい感じで仕掛けが馴染んで行ったな。
もう一度やってみるか!
ペチッ ペチッ くるくる~ ペチッ ペチッ
ぴょ~ン

何度やっても同じかあ!
同じところには、同じモンしかおらんのか!
はぁはぁはぁ・・・スジを変えるか・・・

おっ! ヒラソーダのアタリだ!
今度はさっきより、ちと大きめか?
うお! サメがチェイスしてきた!
魚よ走れ! 横に走るのじゃ!
ぴゅーーーーー!
よし、振り切ったの!

うりゃ!

うむ、うまそうじゃの。

すぐに脳天にナイフを入れ、エラとハラワタを出し、バケツで血抜きをジャバジャバしてから、クーラーの氷の下に入れる。
おいしく食べてやらんとのう。
ん?
日吉丸がこっちに向かってくる。
これで納竿か。
もっと釣れそうだが、タイムリミットだ。
すぐに片づけて撤収した。
他の3名を迎えに行き、港に引き上げたのだった。
受付で冷たいお茶を頂きながら、いつものごとく、みんなでダベる。
ここで船長から色々と情報をもらいながら、バカな話をするのも、楽しみの一つだ。
他の渡船にはない、日吉丸の特徴と言えるだろう。
日吉丸に乗った方は、これに参加すると面白いから、すぐに帰らずぜひ参加してみて下され。

帰り道、河津でちょっと竿を出してみる。
また夕マズメに、何か来るかもしれんからのう。

・・・・・

・・・・・・・・・・・来たわ、こんなんが。

偽チヌ師さんとナニパクは、横の磯場で竿を出す。
が、すぐに撤収してきた。
やはりフグばかりらしい。
場所選びも大切ですな。
またええとこを探す楽しみも残りましたな。
帰り道、釣果を一応写真に撮っておこうかという事で、クーラーを整理した。
秘密結社「ミルキング互助会」のラインにアップして、メンバーをハァハァさせるのじゃ。

偽チヌ師さん「あれ? このヒラソーダ、腹に点がありますぞ?」
私「え?何かのキズじゃないすか?」
偽チヌ師さん「・・・いや、これ、アレとちゃいますか?」
私「・・・スマかあ!」
しもうた!
頭からヒラソーダと決めつけてたので、まったく気付かなかった。
スマだとわかってたら!・・・・・まあ、何も変わらんかったか(^^;

普通、気付くやろ!

イサキとヒラソーダ、スマはサシミにする。
「カツオだ!」
家族も喜んで食べてくれた。

食べきれなかったので、ヅケにして、次の日はヅケ丼にした。
ん~、もっと釣りたかったのう~

ヒラソーダとスマのアラは、ダシを取ってみた。
失敗だったのは、そのままダシを取った事。
青魚独特の臭みが強く出てしまった。
やはり処理してやらんとイカン。

が、さすが「ダシの素」。
雑炊にすると、ダシが利きすぎだ(^^;
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