4月8日 四国 鳴門 イカダ
四国の実家に帰る用事ができたので、仕事はしばらくお休みだ。
車に荷物を積み込む。

ほとんど釣具か!
途中で鳴門に寄り道して竿を出そうかと、偽チヌ師さんに教えてもらった渡船屋に電話する。
私「マダイをフカセで狙いたいんですが。」
渡船屋さん「まだ水温が低くて少し時期が早いけど、狙えますよ。」
という事で、予約終了。
鳴門の釣具屋を知らないので、家の近所の上州屋でオキアミブロックを買った。
・・・1,350円・・・た、高い・・・東京のオキアミは高いのう・・・
3枚買って、バッカンに入れておく。
朝までには解凍できるだろう。
高速道路に乗り、ゆったりと走る。

深夜、鳴門のウチノウミに到着。

ナビに入れた通り、ここが乗船場みたいだ。
長距離運転で疲れたので車のシートを倒し、5時過ぎまで仮眠する。

良く晴れた夜明け、起き出して支度をする。
・・・客がだれもおらん・・・釣れておらんのか?(^^;
すぐ前にある家が、長井渡船のようだ。
船長が出てきたので、挨拶して荷物を船に積み込む。

客は私一人。
水温は12度との事。
低すぎんかい?(^^;
大丈夫かの~・・・チヌ狙いでダンゴにした方が良かったかの~
昔、もっと奥のイカダに乗った事はあるが、ここは鳴門海峡に一番近い所だ。
たくさん浮かんでいるが、だれも乗っていない。

端っこのイカダに下ろしてくれた。
見回りには来るけど、帰りたくなったら電話して、と船長が言う。
ええシステムじゃの~

鳴門海峡に一番近いイカダになる。
流れが速そうだ・・・ハアハアハア

どのイカダも釣れそうだ・・・なのに・・・
なんでだれもおらんのじゃあ!
釣れとらんのかあ!

まあ、時間はたっぷりある。
ゆっくりと準備するか。

ふふ・・・イカダにはちゃんとトイレが完備してある。
もしもの時も安心だ。

と言っても、囲ってあるだけで、海にそのまま落とすのだ。
中には、タモを吊るしてある。

昨年、磯からマダイを狙おうと思って買っておいた配合粉だ。
やっと出番が来た。
ぐふふふ~、これでマダイちゃんは釣れたも同然じゃの~

とりあえず、針はこんなとこか。
まずはウキでアタリを取る仕掛けにしよう。
なんぞええもんが釣れるかもしれん。

海峡に向かって釣り座を取る。
風もなく、気持ちのいい朝だ。
が、潮が当たって来る。
違う向きに竿を出そう。

うふふ・・・いい具合に潮が流れておるわ。
それ、仕掛けを運んで行け~
・・・ん? 潮の向きが変わった・・・
あっちにするか。

イカダは360度、どこへ向いても釣りができるから便利じゃのう。
ん? また潮の向きが変わった。
移動じゃ!

よし、流れて行け~!
ええ!? また向きが変わった!

こっちかい!
むむ! 微妙に流れる角度が変わって、イカダを固定するロープがジャマだ!

釣り座を少しずらす。
と、またしばらくすると潮の向きが変わる。
どうなっとるんじゃ!
潮がマイマイしとるではないか!
フカセにならんが!
しばらく釣り座を次々と変えてウロウロする。
ん? 今度は海峡に向かって潮が流れとる。

大きなエンジン音を上げ、波を立てて船が入って来る。
この潮じゃ!
風も西から吹き出した。

トイレにべったりと釣り座を付ける。

とりあえず、お清めじゃ!
これまでのムダな時間を返せ!
海峡に向けてコマセと仕掛けを流す。
しかし一度も付けエサが取られない。
エサ取りもおらん。
やはり水温が低いようだ。

トイレからコマセを落としても、何も見えない。
以前見た時は、カワハギが寄って来たもんだが・・・コマセはババだが・・・

針を少し重くして、ガン玉なしでウキを流れになじませて行くか。
かなり遠くまで流すので、円錐ウキは見えなくなる。
ウキ止めのシモリ玉を外し、ラインでアタリを取ろう。
昨日までの東京は、初夏のような暑さだったので、薄手のシャツしか着ていない。
風が強くなり、寒くなってきた。

トイレにぺったりとへばり付き、風をさける(笑)
パラパラと出て行くラインを指で感じながら、周りの景色を楽しむ。
東京を出て、次の日にこんないい所で釣りをしている幸せに感謝である。

後から3人ほどのグループが、向こうの方のイカダに乗ったようだ。
投げ釣りかな?
時々鈴が鳴っている。
その他に人は乗っていないようだ。
ゴールデンウイーク前から段々人が増えると、船長が言っていた。
屋根があるので雨でもピーカンでも釣りができるし、風よけのカーテンのあるイカダも浮かんでいる。
とても快適な、鳴門のイカダなのである。

カヌーというか、シーカヤックだろうか。
波のほとんどないウチノウミは、平和な海なのであった。
と、いきなり指がラインで弾かれる。

かなり向こうで喰ったようだ。
首を振る重い感じで、チヌかマダイかはわからんが、とにかく今日初めてのアタリだ。
イカダを固定するロープにさえ気を付ければ、1.2号のプロテックで楽しめるサイズだろう。
ゆっくりと時間をかけて寄せて来ると、赤い魚体が見えてきた。
マダイじゃ!
今日の狙い魚じゃ!

いつものようにタモが伸びないので、ちょっともたついたが、無事に取り込めた。

45センチのマダイ!
食べごろギリギリサイズでうれしいのう!
・・・ん?
養殖でハネられたヤツか?(^^;
ま、まあとにかく、マダイには違いないのでヨシとする。
さ、次じゃ!
ん?
少し潮が緩んだか?

海タナゴが喰い、その後潮が完全に止まってしまった。
しばらくすると動き出すだろうと思っていたが、午後3時になっても動かず。
名残惜しいが、船長に電話して納竿を告げた。
前からここらのイカダに乗ってみたいと思っていたから、望みがかなった。
途中から風が強くなったものの、よく晴れて景色も最高。
ついでにイカダを一人で独占できて、とても気持ちよかった。
釣果は1匹ではあるが、狙いのマダイが釣れた。
良い事づくめではないか!
このマダイがなかったら、悲惨な事になっておったわ!
船長も親切で、帰りにワカメのお土産までくれた。
これで3,000円。
東京に帰るのがイヤになる。
四国の初日は、鳴門で幸先のいいスタートを切る事ができた。
素直に喜んでおこう。
明後日からの釣りに思いを馳せながら、高松の実家へと向かうのであった。
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車に荷物を積み込む。

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途中で鳴門に寄り道して竿を出そうかと、偽チヌ師さんに教えてもらった渡船屋に電話する。
私「マダイをフカセで狙いたいんですが。」
渡船屋さん「まだ水温が低くて少し時期が早いけど、狙えますよ。」
という事で、予約終了。
鳴門の釣具屋を知らないので、家の近所の上州屋でオキアミブロックを買った。
・・・1,350円・・・た、高い・・・東京のオキアミは高いのう・・・
3枚買って、バッカンに入れておく。
朝までには解凍できるだろう。
高速道路に乗り、ゆったりと走る。

深夜、鳴門のウチノウミに到着。

ナビに入れた通り、ここが乗船場みたいだ。
長距離運転で疲れたので車のシートを倒し、5時過ぎまで仮眠する。

良く晴れた夜明け、起き出して支度をする。
・・・客がだれもおらん・・・釣れておらんのか?(^^;
すぐ前にある家が、長井渡船のようだ。
船長が出てきたので、挨拶して荷物を船に積み込む。

客は私一人。
水温は12度との事。
低すぎんかい?(^^;
大丈夫かの~・・・チヌ狙いでダンゴにした方が良かったかの~
昔、もっと奥のイカダに乗った事はあるが、ここは鳴門海峡に一番近い所だ。
たくさん浮かんでいるが、だれも乗っていない。

端っこのイカダに下ろしてくれた。
見回りには来るけど、帰りたくなったら電話して、と船長が言う。
ええシステムじゃの~

鳴門海峡に一番近いイカダになる。
流れが速そうだ・・・ハアハアハア

どのイカダも釣れそうだ・・・なのに・・・
なんでだれもおらんのじゃあ!
釣れとらんのかあ!

まあ、時間はたっぷりある。
ゆっくりと準備するか。

ふふ・・・イカダにはちゃんとトイレが完備してある。
もしもの時も安心だ。

と言っても、囲ってあるだけで、海にそのまま落とすのだ。
中には、タモを吊るしてある。

昨年、磯からマダイを狙おうと思って買っておいた配合粉だ。
やっと出番が来た。
ぐふふふ~、これでマダイちゃんは釣れたも同然じゃの~

とりあえず、針はこんなとこか。
まずはウキでアタリを取る仕掛けにしよう。
なんぞええもんが釣れるかもしれん。

海峡に向かって釣り座を取る。
風もなく、気持ちのいい朝だ。
が、潮が当たって来る。
違う向きに竿を出そう。

うふふ・・・いい具合に潮が流れておるわ。
それ、仕掛けを運んで行け~
・・・ん? 潮の向きが変わった・・・
あっちにするか。

イカダは360度、どこへ向いても釣りができるから便利じゃのう。
ん? また潮の向きが変わった。
移動じゃ!

よし、流れて行け~!
ええ!? また向きが変わった!

こっちかい!
むむ! 微妙に流れる角度が変わって、イカダを固定するロープがジャマだ!

釣り座を少しずらす。
と、またしばらくすると潮の向きが変わる。
どうなっとるんじゃ!
潮がマイマイしとるではないか!
フカセにならんが!
しばらく釣り座を次々と変えてウロウロする。
ん? 今度は海峡に向かって潮が流れとる。

大きなエンジン音を上げ、波を立てて船が入って来る。
この潮じゃ!
風も西から吹き出した。

トイレにべったりと釣り座を付ける。

とりあえず、お清めじゃ!
これまでのムダな時間を返せ!
海峡に向けてコマセと仕掛けを流す。
しかし一度も付けエサが取られない。
エサ取りもおらん。
やはり水温が低いようだ。

トイレからコマセを落としても、何も見えない。
以前見た時は、カワハギが寄って来たもんだが・・・コマセはババだが・・・

針を少し重くして、ガン玉なしでウキを流れになじませて行くか。
かなり遠くまで流すので、円錐ウキは見えなくなる。
ウキ止めのシモリ玉を外し、ラインでアタリを取ろう。
昨日までの東京は、初夏のような暑さだったので、薄手のシャツしか着ていない。
風が強くなり、寒くなってきた。

トイレにぺったりとへばり付き、風をさける(笑)
パラパラと出て行くラインを指で感じながら、周りの景色を楽しむ。
東京を出て、次の日にこんないい所で釣りをしている幸せに感謝である。

後から3人ほどのグループが、向こうの方のイカダに乗ったようだ。
投げ釣りかな?
時々鈴が鳴っている。
その他に人は乗っていないようだ。
ゴールデンウイーク前から段々人が増えると、船長が言っていた。
屋根があるので雨でもピーカンでも釣りができるし、風よけのカーテンのあるイカダも浮かんでいる。
とても快適な、鳴門のイカダなのである。

カヌーというか、シーカヤックだろうか。
波のほとんどないウチノウミは、平和な海なのであった。
と、いきなり指がラインで弾かれる。

かなり向こうで喰ったようだ。
首を振る重い感じで、チヌかマダイかはわからんが、とにかく今日初めてのアタリだ。
イカダを固定するロープにさえ気を付ければ、1.2号のプロテックで楽しめるサイズだろう。
ゆっくりと時間をかけて寄せて来ると、赤い魚体が見えてきた。
マダイじゃ!
今日の狙い魚じゃ!

いつものようにタモが伸びないので、ちょっともたついたが、無事に取り込めた。

45センチのマダイ!
食べごろギリギリサイズでうれしいのう!
・・・ん?
養殖でハネられたヤツか?(^^;
ま、まあとにかく、マダイには違いないのでヨシとする。
さ、次じゃ!
ん?
少し潮が緩んだか?

海タナゴが喰い、その後潮が完全に止まってしまった。
しばらくすると動き出すだろうと思っていたが、午後3時になっても動かず。
名残惜しいが、船長に電話して納竿を告げた。
前からここらのイカダに乗ってみたいと思っていたから、望みがかなった。
途中から風が強くなったものの、よく晴れて景色も最高。
ついでにイカダを一人で独占できて、とても気持ちよかった。
釣果は1匹ではあるが、狙いのマダイが釣れた。
良い事づくめではないか!
このマダイがなかったら、悲惨な事になっておったわ!
船長も親切で、帰りにワカメのお土産までくれた。
これで3,000円。
東京に帰るのがイヤになる。
四国の初日は、鳴門で幸先のいいスタートを切る事ができた。
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