竿かけに革命を起こす! 「設計 1」

2013.09.30(Mon)

設計01





コンセプトを立てたものの、一番難しいのは、

2.竿を置くだけ、持ち上げるだけの機構。

です。
これが実現すれば、

3.アタリがあった時に、すばやくアワセられる。

この問題も解決します。

まずは、どのように竿を固定するか、です。
竿は前が重いので、前をY字型で受け、後ろが持ち上がるのを押さえてやればOKです。
この後ろの押さえを、開くようにして、竿の取り外しをすればいいのではないかと考えました。
ただし、中央から分かれるようにしないと、今までの竿掛け原理が、可動体になっただけで、劇的に素早く動作させることは困難です。

ka001.jpg

上図のように中央から「押さえ」が分かれるようにすると、竿が一瞬ではずれます。

ただし、これには欠陥があります。
左右に分かれた押さえ(以降、アームと呼ぶことにします。)が、上部で合わさって、竿尻が浮き上がるのを押さえるわけです。
しかし、アーム軸部が非常な精巧さを持っていなければ、上部できちんと合わずに、ズレて竿を挟むかっこうになってしまいます。

ka013.jpg

これは横からの力に弱いカーボンロッドには致命的で、竿を挟む力の大きさによっては、割れてしまいます。
合わせる部分の面積を増やしてやればいいので、部材を太くしたり、接する点だけを大きくするなどの解決策がありますが、動作が鈍くなったり、竿を傷つけるおそれがあります。
何より使用しているうちに、アーム軸部分が緩んで、ガタが出てくることは必至です。これでは試用期間が長くなるほど、調子が悪くなってしまいます。
そこで、次の図のようにアームを変形させ、アーム軸を2か所にしました。

ka002.jpg

では、これをどうやって開いたり閉じたりさせるのか?

上図金具をU字溝の中に置き、下にバネ、上に外れないよう留め具を付ければ、竿の重量で沈み、U字溝の両壁に左右アームの根元が当たり、上部が閉じる。 竿を上げれば、バネの力で金具が浮き上がって、アームも開いて竿がはずれる。

最初はこう考えました。
が、これは美しくない。
バネは劣化するし、取り替えるときに、同じものを用意するのが難しい。
シンプルではありません。

ka003.jpg

使える力は、重力だけにすること。
そう考えると、上下する力は、シーソー形式、回転運動しかないと思いました。

ka004.jpg

この図のように、シーソー(Y字受け、アームを含めてこう呼ぶことにします。)に回転軸を与え、竿を置いたら前に傾き、それでアームを動かす。
この方式ならば、重力だけを利用するので、シンプルになります。
なぜシンプルさにこだわるかと言えば、まず部品点数が減ること。 これは故障や誤動作が減ることを意味しています。

ka005.jpg

アームの前後長を伸ばし、その間にシーソーの回転軸を置く事で、Y字受けに竿の重量がかかると、シーソー前部が沈み、アームがU字溝の両壁によって押され、結果として閉じる。

そしてY字受けに重量がかかればかかるほど、アームはきつく閉じる。 だから竿が重ければ重いほど、魚が引けば引くほど、はずれないという理論です。

この仕組みが一番いいように思え、発展させることにしました。

「設計 2」につづく



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Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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