親子で磯釣り (4) しめくくり

2017.09.06(Wed)

魚を民宿で下処理しておいたから、料理は速い。

が、2~3日で全部を食べきるのは難しい。

ナンヨウカイワリを、家内の実家におすそ分けしよう。

持って行こうとしたら、ちょうど義父が自転車でやって来た。

孫が釣った魚だと、喜んで持ち帰ってくれた。

ほとんど私が釣ったヤツだが。

少し減ったが、まだ多いな・・・

ナンヨウカイワリを、サシミにしてから、煮付けだ。




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けっこうなボリュームがある。

家族4人でちょうどいい量だ。

さすがアジのアニキ、身質も味も良い。





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次の日は、スパイスとオリーブオイルをかけて、オーブンで香草焼き。

洋風にしても、コイツはウマい。

4人であっという間に、骨だけにしてあげた。





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さすがに飽きてきたが、焼いてから三杯酢に漬ける。

私の母が、マアジでよくやってくれた料理だ。

酢に漬け込むため、日持ちがするのだ。

なつかしい味がした。





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クチブトメジナは、唐揚げにした。

この時期の40オーバーなら、ムニエルかこれが一番ウマいだろう。



写真を撮り忘れたが、ショゴはムニエルにした。

旬をはずれた魚や青物の小型は、油を使った料理がよく合うのだ。



実際、クチブトやナンヨウカイワリは冬に脂が乗るし、カンパチも小さいうちはパサつき気味だ。

だが、息子はどれもウマいと言って、普段より丁寧に食べている。

もともと魚をきれいに食べる習慣をつけさせていたのだが、今回はさらにきれいに食べ、頭と背骨、ヒレ回りの小骨だけが残った。

腹の骨は、1本1本口から出して、まさに猫がまたぐ状態にしている。

自分達で釣った魚だから、一段とウマく感じるのだろう。

それでいい。

お前が命を奪った魚なのだ。

おいしく食べてあげなさい。



この先、お前が釣りをするようになるかどうかは、わからない。

だが車中で、これだけは教えておこうと思い、話した事を覚えているか。





釣りには5つの楽しみがある。

1.計画する楽しみ

どこに行こうか、何を釣ろうか、計画するのはとても楽しい。

週末は釣りに行くのだと考えると、仕事もがんばれるし、考えるだけでワクワクする。

夜、準備をしたり、仕掛けを作りながらにやけて、独り言を言うようにもなる。


2.道具をそろえる楽しみ

新しい道具を買ったり、今よりいいものを買うのは、実に楽しい。

手に入れた道具を、夜ニヤニヤしながら眺めたり、さすったりするようになる。

新しいレインスーツを買ったら、わざわざ雨の日に行くようにもなる。


3.釣る楽しみ

これは間違いなく楽しい。

魚をかけて、竿を曲げて釣り上げるのは、短い時間だが一番の醍醐味だ。


4.食べる楽しみ

釣った魚を、持ち帰って料理するのも楽しい。

買った魚ではなく、自分で釣った魚は、味もひときわウマく感じるものだ。


5.ホラを吹く楽しみ

この間、目の前でバラした魚は大きかったぞ!

去年釣ったヤツは、これよりもっとデカかった!

竿が折れるかと思うたわい!

釣り人は、こういう過去の自慢話が好きだ。

実はまったく自慢にならないのだが、とにかく吹きまくるのが大好きなのだ。




父は、チヌ釣りの師匠に、これを教えてもらった。

今でもこれを楽しんでいる。

お前にも教えておこう。

ヘラやバスなどのゲームフィッシングは、食べる楽しみがないが、釣りは年をとっても楽しめる、一生の趣味なのだ。

東京に生まれたお前は、釣りにはキビシイ環境にいる。

父は瀬戸内の生まれで、子供のころから自転車で釣りに行ったものだが、今の我が家は近くに釣り場がないため、遠くまで行かねばならん。

カネがかかるから、若いうちは無理して行かなくてもよい。




息子よ。

ここまでは、ちゃんと伝えたぞ。

笑いながら聞いてくれたな。

あまり深く考える事はないし、内容をどれだけ覚えているかは、わからない。

だが、この2日間は、現実に存在したのだ。

そのうち、余裕が出来たら、父との釣行を思い出してほしい。

そして気が向いたら、自分で釣りをやってみるがいい。

行きすぎると多少の文句は言われるだろうが、女とは違い、家庭を破壊する事はない。

釣りは、お前の人生を豊かにしてくれるだろう。





だが、廃人エリアには、足を踏み入れるなよ!

父の願いだ。







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8月22日 親子で磯釣り 銭洲群礁 (3)

2017.09.03(Sun)

持ち帰る魚は、シメるのだぞ。




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ここでウロコを打ったり内臓を出したりするのは、時間のロスになるため、とりあえず血抜きだけ教えておこう。

エラブタからナイフを入れてみなさい。

心臓とエラを結ぶ血管を切るのだ。

あ、イスズミはシメんでよろしい。





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ナンヨウカイワリが竿一本までの浅いタナで釣れていたため、仕掛けは変えずにいたのだが、右の本流との境に遠投してなじませ、沈めるとガツンと食ってきた。

あまり暴れないが、とても重い。

なじみのない引きだ。

何の魚だろう?





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が、寄ってきたところで、下へ突っ込み始めた。

イカン!

止まらん!

レバーブレーキは全く効かず、ドラグがジージー鳴って、ラインが止まらない。


右の岩の根元に潜られ、道糸から切れてしまった。

サメではない。

サメならすぐわかる。

無念じゃ!

銭洲には、普通にモンスターがおるのう。





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もうあまり時間がないから、オキアミを残さないように、たくさん撒くのだ。

お魚を、寄せて寄せて寄せまくれ!



・・・寄って来るのは、イスズミばかりか(^^;





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12時半になり、釣り終了。

午後1時に磯上がりなのだ。

バケツで水を汲ませる。

2本分の竿や仕掛けの片づけは、私がやる。

初めての息子では、スピードが遅い。


船が迎えに来た時、まだ片づけていると、他の人に迷惑がかかる。

余裕をもって、片づけるのだぞ。





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コマセのオキアミがいっぱい落ちているだろう。

バケツで洗い流すのだ。

え? 満潮になったら、ぜんぶ流れるって?

その通りだが、一応マナーだから、練習しておけ。





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おとなりの磯、撤収の様子を見ておきなさい。

今度はこちらに来るぞ。

潮が引いたから、朝とは違って、チャカ着けしてくれる。

船に乗る時は、またいで乗るなよ、ぴょんと飛び乗るのだ。

またぐと、その時船が離れたら、海に落ちるからの。





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ぶじに撤収も終わり、銭洲を離れる。

時間は短いが、魚影と同じで、とても濃かった。

さあ、クーラーのきいた船室で寝て帰ろう。

途中、神津島に寄ったみたいだが、一瞬起きただけで下田まで熟睡してしまった。



午後4時過ぎ、下田港に帰ってきた。

賀寿丸の氷をクーラーに足し、今夜の宿に向かう。

外浦の民宿に予約を入れてあるのだ。


下田港から車で5分も走れば到着する近さで、まだ海水浴の客が多数歩いている。





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漁港で、釣った魚の処理をしようと準備していたら、女将さんが民宿の外の流しでやりなよと言うので、こちらを使わせてもらう。





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まな板も貸してくれた。

ウロコを打って、内臓を出す。

よく見ておけよ。

父も、お前の祖父がやるのを見て覚えたのだ。

これを家でやると、ウロコが飛び散り、台所が臭くなって、母に叱られるからの。


あれ?

こんなに数があったか?

なに、腕が痛い?

そりゃ、あれだけイスズミに竿を曲げられていたからな。

11匹も釣っておったではないか。

これはショゴと言うが、大きくなってカンパチと名前が変わると、ものすごい引きだぞ。

あのチョウチョウウオみたいなのは、シラコダイと言うのだ。

釣り上げた時は爆笑したな。

などと、2人で釣りを思い出しながら処理していると、女将さんが、せっかくだからお造りにしてあげると言うので、ナンヨウカイワリを1枚渡した。





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クチブト2枚、ショゴ2本、ナンヨウカイワリ16枚。

十分なお土産だ。

厚手のビニール袋を2重にして、宿の大型冷蔵庫に入れてもらった。





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一応、温泉らしい。

男湯と女湯があるが、それぞれ家族で入ったら、中からカギをかけるのだと言う。

貸し切りにできるようだ。

宿には、やはり海水浴の客が多数泊まっているみたいだが、もう夕方の6時を過ぎている。

だれもいなかった。

二人で魚臭い体を洗う。

暑くてゆっくりと入る気が起きず、早々に部屋に戻る。


クーラーの効いた部屋は極楽じゃのう!





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すぐに部屋に夕食を持って来てくれた。

おお~、これぞ海の民宿の正しい料理じゃ!

この火照った体、そして乾いたノドに、冷えたビールを流し込むのじゃ!

お前はジュースな。

そのうち、親子でビールを飲みたいものだ。



ぷはあ~っ!


天国じゃのう!





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ナンヨウカイワリも、きれいに造ってくれた。

どれもおいしく、肉がない、海の料理を堪能した。

2人で食べきれないかもと、女将さんが心配していたが、そんな心配は無用だ。

実は、銭洲に朝飯と昼飯を持って行ったのだが、2人とも釣るのに忙しくて、何も食べていなかったのだ。

あっという間に、2人で完食してしまった。

腹いっぱいである。





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食事が終わったら、すぐに布団を敷いてくれた。

ふ・・・これじゃ。

プロレスごっこするか!

布団に飛び込み、足で息子をウリウリする。



だが、その後の記憶がない。

起きたら朝であった。

息子に聞いたら、気絶するように寝たらしい。

そんなに疲れておったかのう・・・





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窓の外を見ると、よく晴れている。

昨日は薄曇りで、少し風もあったのだが、今日はピーカンで気温もグンと32度まで上がる予報だ。

やはり釣りは1日にしておいてよかった。





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ほどなく部屋に朝食が運ばれる。

うむ。

これも民宿の正しい朝ごはんだの。

シャケが地の干物であれば、なおよい。





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昨日は気付かなかったが、「作根」という部屋だったみたいだ。

むう・・・また神津島へ行かねばなるまい。





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朝メシも終わり、ちょっと休んでから、駐車場まで車を取りに行く。

車を玄関前に停め、チェックアウトして、冷蔵庫に預けた魚を受け取る。





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けっこう重い。

35Lのクーラーに入れ、途中コンビニで氷を補充した。

道中、何か観光でもと思ったが、いつも通るところなので、新鮮味がなくて思いつかない。

まだ早い時間なので、道も空いている。

午後になれば、行楽の車で大渋滞になるであろう。

さっさと帰るか。





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仲間に聞いた、伊東の「魚吉ひもの店」で、イカの口をお土産に買う。

試食したが、これはとてもウマい!

そのまま東京まで走り、午後2時、無事に自宅まで帰ってきた。

母が迎えに出て来たぞ。

父のいびきが大きい時は、別室で寝る、薄情な母が。



さて、道具を洗って、魚を料理するか!



つづく



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8月22日 親子で磯釣り  銭洲群礁(2)

2017.08.30(Wed)

チャランボの上端に楽竿ライトを取り付け、釣りを開始する。




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仕掛けを組み、操作しやすい位置に立たせる。

3号竿で、5号の道糸に8号ハリスを直結。

コマセは足元にばら撒くだけでよい。


初めての磯釣り、いろんな釣り方ができるはずもないので、Bのウキをつけて仕掛けを放り込むだけである。

とりあえず自由にやらせてみる。





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待っている横姿は、いっちょ前だ。

だが、仕掛けを投げる事ができず、竿先の下にウキを落とすだけだ。

それだと磯ギワに引っかかるぞ。

リールの使い方もよくわかっておらん。





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見かねて、オキアミの付け方、ラインのたるませ量、仕掛けの投げ方を、実際にやってみせる。

まあ、言葉よりも実践で覚えるしかない。

後ろが壁になっているので、左から竿を振って仕掛けを飛ばす。


やらせてみると、指を離すタイミングが悪く、仕掛けが飛ばない。

初めからうまくできるワケもないので、しばらく練習だな。

とりあえず針にはオキアミを付けて投げてみなさい。

付け方は、こうするのだ。





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釣れるように、父が磯をお清めしておいてやろう。





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む! イカン! キレが悪い!


しまった! ダンか!


右手でミルキングをし、体を上下に振って事なきを得た。




タバコを吸いながら、しばらく見ていると、すぐに魚が喰い付いた。





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ウキが穂先のところまで来たら、それ以上リールを巻けない。

初心者ならだれでもやらかすが、これも覚える事の一つだ。

レバーブレーキの使い方もわからず、ラインを出す事ができないので、魚に竿を右に左に持って行かれる。

これをタモですくってやる。





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息子が磯釣りで初めて釣った魚だ。

イスズミである。

よかったではないか。

もうボーズではないぞ。

これは持ち帰らんから、プライヤーで針をはずしてみなさい。

針に結んだハリスを傷付けないように、プライヤーを使うのだぞ。





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よし、では父も釣りを始めるか。

が、気になってどうしても視線は息子へ向かう。





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その後、息子はイスズミを連発している。

ラインの出し入れができず、やり取りがとてもぎこちないが、あまり口を出さない方がいいだろう。

自分の体で覚えるしかないのだ。

父は写真を撮ってやるのみ。

そうだ、そうそう、ごぼう抜きしてやれ。





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こちらにも喰い付くが、左にいる息子のジャマをしてはイカン。

もっと右に寄って来い!





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こちらもごぼう抜きじゃ!





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まあ、足元はイスズミで真っ黒だから仕方がない。





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イスズミを釣り上げる時は、気を付けなさい。


ババをたれるのだ!





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こんなふうにな!


服にかからないよう、気を付けるのだ!

ついてしまったら、母に洗ってもらえ。






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ふと見ると、イスズミとは違い、一か所へ突っ込まれている。

お、これは。

あわてずに、そのまま!

軽くなったら、糸を巻け。





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抜き上げるなよ、これはタモですくうから。





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でかした!

これがメジナだ!

銭洲ではだれも対象魚にしていないクチブトだが、そんな事は関係がない。

息子にとって、人生初のメジナは、クチブトの42センチだった。

それでいいのだ。


父の初メジナは、それはそれは小さかったぞ。


よしよし、その調子で釣りまくれ!


さて、こちらもイスズミの外側を探ってみるか。





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ムロアジか!

や、やりたい・・・泳がせたい!

このあたりをうろうろしているはずの、キハダちゃんやカツオちゃん、ヒラマサちゃんを狙ってみたい!

4号竿を持って来たので、それに変えたい!


・・・が、今日はガマンだ。

主役は私ではないのだ。

後ろ髪を引かれながら、ポイする。

もったいないのう~・・・最高の生き餌を・・・




右から斜め左沖に流れる潮に入れると、コイツが喰って来た。





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ナンヨウカイワリだ。

シマアジと同じ身質で、とてもウマい魚である。

これはいいお土産になる。

父はこれを狙うぞ。





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賀寿丸がぐるぐると釣り場を巡って、監視している。

ここは絶海にポツンと浮かぶ群礁だ。

当然、携帯の電波は入らない。

海に落ちても、連絡することができないため、こうやって回っているのだ。

船長が気を遣って、何度かマイクで磯替えするかどうかを聞いてくれるが、ここでいい。

ヒラッタイやエビネの方がやりやすいかもしれないが、釣れているので動く必要はない。





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付けエサが残った状態で仕掛けを巻き上げると、ショゴが喰い付いてくる。

めんどうなので、巻き上げはフルスピードで海面を飛び跳ねるように回収しよう。





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息子もナンヨウカイワリを釣り上げたか。

小さいけど、よく引くだろう。

少しは仕掛けが飛ぶようになったな。

楽しめ。





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このくらいの型なら、煮付けや塩焼きで、2人分だ。

小さいのもかかってくるが、型をそろえるためにポイする。





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ちなみに今日のコマセは、オキアミブロックのみ。

銭洲は魚影が濃すぎるくらいなので、配合粉の必要がないのだ。





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日が高くなる頃には、息子もだいぶ慣れたようだ。

あいかわらずイスズミが多いが、釣れんところでやっても上達せんからな。





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何の説明もしていないが、楽竿ライトを使いこなしている。

逆に、磯釣り歴が長い人ほど、今までのクセが抜けなくて慣れるのに時間がかかるのかもしれない。





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お、またイスズミとは違う突っ込みだ。

大事にやれよ!

あ、抜き上げた・・・





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43センチのクチブトメジナか。

よしよし、もうそのへんでええぞ。

これに慣れると、半島回りの釣りに、帰れんようになるからの。

そうやって、廃人の道に足を踏み入れる釣り人が多いのだ。


む。

右手の人差し指から血が出ておるではないか。

メジナのエラで切ったな。

心配するな。

慣れれば、そのうちすぐに血が止まるようになる。

父のように。



つづく



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8月22日 銭洲 親子で釣り (1)

2017.08.26(Sat)

かねてからの計画通り21日の夜、息子を助手席に乗せて、自宅を出発した。

賀寿丸の船長には電話をして、出船する事を確認してある。

行先は、銭洲(ゼニス)だ。




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廃人エリアである。

私は初めて房総の磯に立った時、波や波が立てる地響きのような音にビビってしまった。

恐くてたまらなかったが、息子を最初からこんなエリアに連れて来て、トラウマにならないだろうか。

波しぶきを頭からかぶり、ニヤニヤしている親父を見て、ショックを受けないだろうか。

そんな心配をしながら、車を走らせる。


途中、あおき釣具と、ヤマテツに寄り、コマセと付けエサを調達する。

あれこれと釣りについて話しても、実際にやってみないとわからないだろう。

カーナビのテレビをつけて、くだらない話、ゲームの話をしながら、深夜1時に下田港に到着した。

出船は3時半。

座席を倒して、しばらく仮眠だ。

3時にセットした目覚ましで起き、道具を出してから着替える。


賀寿丸に道具を積み込み、船室でまた仮眠だ。






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エンジン音が静かになり、目が覚めた。

息子を起こしてから、船室を出て、前部デッキに移動する。

ここで道具や竿ケースを荷室から出して整理しておくのだ。

場所は大ダルマの真ん前。





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第一陣が大ダルマに下りてから、小ダルマに向かう。





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私もいつかは乗ってみたい小ダルマだ。

潮が白波を立てて流れている。

う~ん、ええのう~

長いラインを巻いて、ここでやってみたいのう~

船長がマイクで、ここに乗る二人に、チャランボを持ってるか聞いている。

持っておらんだと!?

最近、ルアーの客が多いが、危機意識が足らん!

こんなとこ、落ちて流されたら、どこまで行くかわからんぞ。






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あとの釣り人は、ネープルスだ。





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移動する間、景色を楽しんでおきなさい。

私のカサ、飛ばさないように!





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我々親子は、カドに下りるらしい。





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ん?

船長、まだ足場に波が上がって来てるけど(^^;

船長「そこ足場がいいから。 これから潮が引くから、荷物だけ高いとこへ置いて。」


なるほど・・・え?

満潮の時はチャカ着けできないから、飛べ?

三宅島へ行ってる私はいいが、息子は大丈夫かのう・・・海が静かだから大丈夫か・・・





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足場がフジツボだらけではないか!

おかげで滑りはしないが、満潮になったら流されるという事だ。

船が揺れないので、なんなく飛び移る。





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さあ、次はお前だ!

よく顔を見る常連さんが、タイミングを見て、息子に声をかけてくれる。

ほら! 飛べ!


無事、息子も飛び移る事ができた。



舳先の正面に立つな!

斜めの位置に少し離れていなさい!

荷物を受け取りながら、息子に注意し、少し手伝わせることにした。





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その間にも、時々波が上がって、足場が濡れる。





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それ、荷物を受け取ってみなさい!

常連さんが、息子に気を遣って、やさしく渡してくれる。

スンマセン、ありがとうございます。





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荷物を全部受け取り、渡礁完了!

足場は水びたし。

すぐに最初の行動にうつる。



いいか、まずはチャランボという、金属の棒を立てるのだ!


自分が流されないよう、これだけは最初にやるのだ!






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ほら見ろ!

波が上がって来たぞ!

これは小さいが、少し大きな波が来たら、人間などあっという間に流されて海に落ちるからな!

波で岩にたたきつけられて死ぬし、冬は低体温症で死ぬからな!

荷物よりも、まず自分の身を守るのだ!


他人には強く言わないが、自分の息子には、真剣に教える。

そんな事、起こらないだろうという気持ちが一番危険なのだ。



狭い足場なので、チャランボ3本で、ちょうどいいだろう。

もう一本持って来たが、そこまでは必要なさそうだ。






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家で竿、リール、ラインを渡して、セッティングの練習はさせて来た。

だが、家でやるのと、現場でやるのとでは勝手が違うはずだ。

これは実際に自分でやってみないとわからない。

道具は壊してもいいが、なるべく壊すなよ(^^;






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私は外側の足場に釣り座を取る。





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振り返ると、向こうの方に、ヒラッタイが見える。



ゆっくりでいいから、あわてずに準備しなさい。


沖の波を見ながらな!


背中を海に向けるなよ!



釣りよりも、命が大事なのだ。



つづく


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親子釣行計画

2017.08.21(Mon)

私には息子がいる。

いま高校2年生だ。

趣味はゲーム。

イケナイわけではないが、外で遊ばないのは、感心しない。

日がな一日、部屋でゲームばかりやっておる。

お小遣いがたまれば、ビックカメラへ出かけて、新しいゲームを買ってくる。

では、ひょろひょろのもやしっ子かと言えば、そうでもない。

剣道をやっているので、私よりも腕っぷしは強い。

イカン。

健全な男子は、外で思いっきり遊ばなければ、イカン。

アウトドア派の私とは違い、インドアにどっぷり浸かっている息子を、太陽のもとに引きずり出さなければならん。




昔、小学校低学年の時に、木場の海釣り公園に連れて行った事がある。

連れて行く前、息子はたいそう楽しみにしていたものだ。

だが、初めて父親に連れられて釣りをしたのに、何も釣れなかった。

やはり面白くなかったのだろう。

期待外れだったに違いない。


それからというもの、息子は私に釣りに連れて行けとは、いっさい言わなくなった。

やはり、その責任は私にあるのだろう。




よし!

今年の夏休みは、息子を連れて釣りに行くか!



親子釣りの計画が始まったのである。



一泊二日の予定で、息子と日程調整をする。

8月22、23日に決まった。

次は場所だ。

ホームグラウンドの、入間にしよう。




私「今度、息子連れて泊まりで釣りに行くわ。」

船長「いいね~! 何日?」

私「8月22日に沖磯乗って、その夜はそこに泊まるわ。次の日も、沖磯ね!」

船長「・・・ちょっと待って。その日は確か・・・ちょっと待ってね。」


何やら奥さんと話しているようだが・・・もめてるのか?


船長「ああ、ごめんなさい、お待たせ。 その日ね~、うちの家族で旅行の予定が入ってるんだわ。 日程動かせないか、家内に聞いたら、ムリって言われた・・・」


奥さんに怒られてたんだな?(^^;


親子4人で、ディズニーランドでお泊り旅行らしい。


船長が、オープンゲートからダッシュして、ファストパスを取りに走り回るようすを想像すると笑えてくるが、家族サービスは大事だ。

がんばって走ってくれい。




さて、ではどこにしようか。

大瀬にするか?

大倉丸なら、民宿「倉の下」もやっているから、都合がいいな。


下田沖磯もいいが、場所取りがイヤだし。



仲間に聞くと、「この季節、連チャンはツライんじゃない?」と言われた。

それはそうかもしれん。

一泊はするが、釣りは1日でいいかもしれんな。

暑すぎて、逆にマイナスの思い出になってはイカン。



・・・でも初めての半島回りの磯で、息子に釣れるだろうか・・・

今度は、必ず釣らせてやりたい。

思いっきり楽しませてやりたい。



ならば離島じゃ!



魚種さえ気にしなければ、アホでも釣れる!


とにかく、竿を曲げて曲げて、曲げまくればええのじゃ。




さっそく、賀寿丸の船長に電話する。

私「22日に、息子を連れて釣りに行きたいんだけど。」

船長「おお~、いいね~、どこがいい?」

私「釣りは初めてなんだけど、どうせ行くなら、最高のステージに、と思って電話したんだわ。 いい思い出を作ってやりたいから。」

船長「銭洲行く? フカセなら、ササヨばかりになるかもしれんけど。」

私「ぜ、ゼニス?(そこまでは考えてなかった)(^^;  魚はなんでもいいんだわ。ササヨなら、引きを思いっきり楽しめるし、私は別のを狙うから・・・ゼニスにしよう!」

船長「じゃあ、募集かけてみるね。集まったら、という事でいい?」



というわけで、船長がホームページで募集をかけてくれた。

よし!

銭洲がダメでも神津島ならばいいだろう。

それでもスペシャルステージなのだ。

これ以上の計画があろうか!



銭洲に行くには、渡船代に一人、28,000円がかかる。

が、銭洲はウルトラステージだ。

スペシャルステージの上なのである。




人が集まるかのう~

賀寿丸のホームページをチェックする。





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ん?




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ゼニスか、イナンバになっておるではないか!


船長が気を遣って、最高のステージを用意してくれる気持ちはありがたい!


ありがたいのだが・・・


廃人の島「イナンバ」かい!


ウルトラステージどころか、ドリームステージではないか!

(金額もドリームじゃあ!(^^; 一人36,000円!)



今回は特別なので、渡船代が高いのは、まあいい。

問題は、磯釣りが初めてのシロウトが行っていい場所なのか、という事だ。

イナンバなぞ、私も行った事がないのだ。

完全なオーバースペックで、手におえないステージだが・・・


「初めての釣りで、イナンバ」


「初めての釣りで、銭洲」


どちらもありえんのう~





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イナンバ、行った事がないので場所が不正確かもしれんが、図の下へ行くほど、廃人度が上がる。

息子を、はたして廃人の巣窟に連れて行っていいものだろうか。



まあ、うねりが出て、どちらも行けん可能性が高い。

スペシャルステージの神津島へ行けるだけ、いいではないか。

それだって、とてもゼイタクな環境なのだ。

きっと楽しめるに違いない。


さあ、道具の準備を始めるかのう!



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2017年 お盆帰省

2017.08.15(Tue)

今年のお盆は、家族全員の予定が立たず、私一人で帰省した。




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途中、というか用事があって、広島へやって来た。





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用事を済ませ、ブログにリンクを張っている、道楽三昧のyukimaruさんの記事に載っていたお好み焼き屋に寄った。

2階が店の、ちょっと変わったところである。





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これが広島のお好み焼きか!

広島に来た事はあるが、ちゃんとした広島焼を食べたのは初めて。

なんちゃって広島焼を食べた事はあるが、全然違うのう。

ちょっとしたカルチャーショックであった。





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あまり時間がないので、そのまま山陽自動車道に乗り、サービスエリアでお土産を買う。

え? クジが付いてるの?





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おのれ~

はずれではないか!

縁起でもない!

はずれでも何かに使えるのかと思ったら、特にナシ。

このクジ、販促の意味があるんか!?




せっかく広島に来たのだから、カキイカダでカキチヌを釣ってみたかったのう。

次回は、きっと乗ってやろう。





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瀬戸大橋の与島サービスエリアで休憩。

なつかしいの~

最近は車で通らんからの~

電車で渡るとよくわかるのだが、このあたりの島には、釣りに良さそうな足場がたくさんある。





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遊歩道を歩くと、時々こんな下りて行けそうな切れ目がある。

行けるかどうかわからんが、逝ってみたいの~





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エサのカニもおるしの~





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音を立てるような流れもあるし、うまげなの~





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アリス・イン・ワンダーランドに出てきそうな下りがあるの~

ほんとにワンダーランドに逝きそうなので、やめておく。





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ほとんど人が行かない、第2駐車場へ回ってみる。

瀬戸大橋が開通した時は、ここの奥、港に隣接した場所に、フィッシャーマンズワーフがあった。

観光客が万来する事を見越して、観光船もあったように思う。

が、瀬戸大橋の真ん中に鳴り物入りで建設されたこの施設、レストランで地の魚を一切使用しなかった。

いったい何の意味があるのか!

という話が、地元では広くウワサされ、評判が悪かった。

ここに立ち寄った人は、瀬戸内のおいしい地魚を食べられると思ったはずだ。

おおかたの予想通り、長くは持たず、潰れてしまった。

今は建物も撤去されている。

ここの港で、釣りをしようとたくらんでおったが、とうとう竿を出さなかったのう。

駐車場も半分ほど閉鎖されており、ほとんど意味がない場所になっている。

夜は暗く、何をしているのかわからん車がちょこちょこ停まる、ピンクエリアになっておった。





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うちのお墓は、瀬戸内海が見える、小高い丘にある。

景色はいいのだが、くそ暑い中、草むしりをして汗だくになってしまった。

ハンミョウがたくさんいたのだが、今日は全然見えない。

虫も減ったんかの~

東京に家を建てたので、もうここに入る事はないだろう。

荒磯に墓を建てて、そこに入りたいのう。





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実家の車庫の上には、まだまだ釣り道具が置いてある。

ゴムボートも持って帰りたいが、関東で使う場所があまりなさそうなので、そのままにしておくか。

ミンコタのハンドエレキも、使う事はないだろう。

フットコントロールのエレキを付けた、アルミのシーニンフ10フィート・ジョンボートは、バスフィッシングをやめてから、友達にタダでやってしまった。

ハイエースに乗せて、ほぼ毎日通ったのう。

あの頃はデジカメがなかったので、写真が残っていない。

撮っておけばよかった。

バスフィッシングと言えば、時々テレビで見るが、あんなテクニックを見せない番組、何の役にも立たん。

「ここは活性が悪いようだ。」

とナレーションが入り、バスボートでドドドー!と、移動する。

おい、そこでもっとやれる事があるだろうが!

活性が悪いとこで、いかに釣るかが、ウデだろうが!

自分がプロデュースするルアーを、売りたいがために、簡単に釣れる場所に移動しとるだけではないか。

だいたい、そんな200馬力以上のエンジン積んだバスボートなど、日本で何人が持っておるのだ!

年間、200日ほどバス釣りをしたが、数年間続けたからよくわかる。

ここ一番の必殺テクがいくつかあるはずだし、私も持っているが、そんなのテレビで見た事がない。

肝心なところは、みな秘密にしておるのだろう。

ランカー(50センチオーバー)を釣るテクは、ほとんどリアクションバイトだからのう。



チヌのダンゴ桶は・・・今はバッカン使ってるからイランか。





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2馬力のエンジン、まだ動くのか?

ちと怖いので、放置じゃ。





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タコの道具は持って帰るか。

東京でも使うかもしれん。





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バス用のルアーはどうするかの~

これの他に、3つタックルボックスがあるが、もう使う事もないだろう。

シーバス用のは持って帰るか。





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簡易シャワーも持って帰ろう。

夏に重宝したからのう。





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こちらに帰ったら、うどんを食いだめしておかんとイカン。

全国展開しているチェーン店では、真のさぬきうどんを味わう事はできんからのう。





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お土産を買うついでに、三越の鮮魚売り場に来た。

む。

青ベロコが800円オーバーか。

高級魚になってしもうたのう。

キュウセンは、赤ベロコ、青ベロコと言って、こちらではよく食べられている。

ちょっと独特の調理法で食べるのだが、おいしい魚だ。





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おお! マナガツオが!

関東では見かけないが、こちらではこの季節の代表的な魚だ。

うまげなの~

型もいいが、お値段もいい。

骨付きの半身が3,200円か、これを買って帰ろう。

マナガツオは、太い骨やヒレ以外は、すべて食べられる。

細い骨を残す人が多いが、もったいないかぎりだ。

曾祖父が船を持っており、よく沖でマナガツオなどを獲って来た話を親父から聞いていた。

塩田を持っていたので、水路ではクルマエビを獲って遊んでいたそうな。

ワシもそんな所で育ちたかったのう。





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帰り道、淀つりぐ店に寄った。





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いつも元気なおばちゃんをパチリ。

昔はよく見かけた、イカ油があるか聞いたら、ずっと前に製造中止になったそうな。

最後のイカ油を入れて作った、冷凍アミダンゴを、お土産に頂いた。

ありがとうございました。

今度、これでチヌを狂わせますわ!





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鳴門スカイラインを数年、いや、十数年ぶりに通った。
小鳴門海峡も潮が速いからのう。

昔、投げ釣りをしたら、流れが速すぎてオモリが止まらず、釣りにならなかったのを思い出す。





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内ノ海の、鳴門海峡側出入り口だ。

今はあまり流れてないが、早い時は、渓流のような流れになる。

昔、内ノ海からゴムボートを出して、ここを通って釣りをした事がある。

帰りは、2馬力エンジンでは直進できず、ジグザクに動きながらやっと中に入れたのう。

友達と一緒に、行け~!とか、うおりゃああ~!とか言いながら(笑)





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内ノ海方向へ視線を向けると、トイレと屋根付きの快適なイカダが、たくさん浮かんでいる。

ええのう~

また今度、時間があれば乗って釣りをしよう。

さて、明日からはまた日常が始まる。

東京まで走るか。




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7月31日 房総 勝山のカセ釣り

2017.08.07(Mon)

今日は偽チヌ師さんに、カセ釣りに連れてってもらう。

ナニパクと3人の釣行である。

午前3時に迎えに来てもらい、車中で今日の予定を話し合う。

「台風ですこしうねりがあるかもしれませんな。」

「荒れると、湾内にお魚が入って来ますな。」

「なんですとお! イケスの横を予約してるから、ただでさえお魚が多いのに!」

「爆釣するかもしれませんな。」

「まちがいないですな。」

「クーラー、20Lで足りませんな。」

「やはりトランク大将でしょうな。」

「赤と黒のタイが、たくさん我々を待っておりますぞ。」

「まあ、40までの食べごろサイズだけ、持ち帰ればけっこうですな。」

「ゼイタクですな。」

「いや、まったく。」

ワハハハハ!


すでにたくさんのお魚が釣れる事になっておる。

釣りの前に、皮算用だけは出来上がっておるのだ。




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船のすぐ近くに車を停め、和田釣具で受付を済ませ、道具を積み込む。

カセ代金は、6,500円。

ダンゴ、付けエサの値段を考えると、磯とトータルの経費は、あまり変わらんのう。





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4艘の一番手前が、我々の船だ。

3人乗りで、それぞれにイケスが付いている。

これは快適そうですな。





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漁船に引いてもらいながら、仕掛けなどの準備をする。

なんせ初めてのカセ釣り。

よくわからんので、偽チヌ師さんに教えてもらいながら、準備をしつつ、景色を楽しむ。

我々の他には、4人の常連らしき客。

みな真っ黒に日焼けしており、いかにも逝ってそうな人ばかりである。

この世界にも、廃人がいるのだろう。





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何かのイケスの横につけてもらい、ここで釣りをするらしい。

いかにもお魚がたくさんいそうな場所である。

まだ気温は高くないが、日が高くなれば死にそうになるだろう。

すぐにパラソルを立てる。





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私も、少し前に偽チヌ師さんに中古のパラソルを買ってきてもらった。

それをセットして、まずは泳がせ釣りの餌を釣る。

ダンゴの粉を撒くと、すぐに小サバの群れが寄って来て、海中を埋め尽くす。

サビキを持って来たが、かかり釣りの竿でオキアミを付けると一発でエサが釣れる。

それを短い2号竿の仕掛けにつけてぶっこんでおく。





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一昨年、初めてイカダでチヌ釣りをしたが、今回はまた様子が違う。

小さい船だから揺れるのだ。

アタリがわからんので、船の揺れに合わせて、竿をずっと持っていなければならん。

これはちとツライですな。

短い竿とはいえ、私の釣りスタイルとは真逆。

ウデが疲れるわ。

でも短い竿にダイレクトに来るアタリは、面白い。

揺れないイカダの方が楽だけど、これはこれで楽しいですな。





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泳がせの竿に変化がないので、上げてみると、何やら重い。





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最初はアナゴかと思ったが、これは違う!

ウミヘビかい!

瀬戸内でも釣ったが、アナゴそっくりなウミヘビだ。

くねり方が、アナゴとは違うので、すぐにわかった。

こんなん食えるか!





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すぐに付けエサのサバを釣り、新しい仕掛けに付けてぶっこむ。

付けエサには困りませんな。


で、ダンゴに集中するのだが、細かいアタリはなんだろう?





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なんじゃあ、これは!





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ミノカサゴか!

初めて釣ったわ!

偽チヌ師さんが、ニヤニヤして、「食べたらウマいですぞ~」

いや、今日は小物はイランのじゃ。

ポイじゃ!



しかしチヌっぽいアタリがないのう。





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偽チヌ師さんが、強い引きで楽しんでおる。

ボラがかかったようだ。

む。

ではチヌが来ましたな?


すぐその後、パタパタっと、2枚のチヌを上げた。

さすがですのう。





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ワシにはコレかあ!





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チヌが来んがあ!





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2号竿が、ガタン!と音を立てて、竿先が持って行かれたので、急いで上げると、おお、何かが走っておる!


ぶちいっ!


ちくしょ~!

6号ハリスが、スパッと切られて、逃げられてしまった。

いったい、何の魚じゃ!

サバ子をまる飲みして、切って行きやがった!

しかし・・・


磯でも、カセでも、切られまくっておるではないか!





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ブツブツ文句を言いながら、またダンゴに戻る。

太陽の位置に合わせ、パラソルを右側に設置しなおす。

直射日光を避けると、そよ風もあり、とても涼しい。

まったく汗をかかない。

これは快適じゃのう!

パラソルをススメてくれた偽チヌ師さんに感謝じゃ!



しかし・・・





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チヌが釣れんではないか!





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結局、キープしたのは、カワハギ2枚。

写真撮ってたら、ナニパクが付けエサのサバ子を放り込んだ。

こら!

・・・カワハギ持って帰る?

カワハギはナニパクのとこに、お嫁に行った。

今頃は、ヤツのババカスになっておるだろう。





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帰りは、3艘になっていた。

1艘は、暑くて熱中症になると言って、早上がりしたそうだ。

パラソルがあれば、こんなに快適な釣りなんですな。

でも、ずっと竿を持ってなければならんので、途中からウデがプルプルしてましたな。

一度、ウデがツリましたな。



結局、チヌを釣ったのは、偽チヌ師さんだけでしたな。

やはり違いますな。

帰りの車中で、いろいろと解説してもらいましたが、これはこれで難しい釣りですな。

逆に、偽チヌ師さんは、紀州釣りやバクダンは苦手だと言う。

同じチヌでも、それぞれの釣りに、それぞれの考え方やテクニックがあるんですな。

瀬戸内にいれば、ハマるかもしれないけど、なんせこっちでは超マイナーな釣りですからな。

競争原理が働かないので、高いし。



途中、木更津のキャスティングに寄って、次回の秘密兵器を買った。

夏磯じゃあ~!




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7月27日 南伊豆 入間 君掛

2017.08.04(Fri)

夏は磯への釣行回数が減る。

まったく行かない人もいる。




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なのにまた来たんかい!

私の他には、一人だけ。

時々、顔を合わせる常連さんだ。

お互い、逝ってますのう~



すでに空は明るくなり、5時を過ぎても船長が出てこない。

また寝坊しとるな・・・


電話で起こしちゃれ!


寝ぼけた声の船長が、電話に出た。

5時半出船の予定が少し遅れたが、他の渡船に客はナシ。

我々二人で入間を独占だ。





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が、私はまた君掛に乗る。

ここんとこ連続だが、何回も通わんと、わかりにくい場所だと思う。

通って通って、海を調べるのじゃ!





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また裏かい!

と、自分で突っ込みを入れながら、難しい湾向きに釣り座を取る。

わざわざ難しい方へ入らんでも、表でやればいいようなものだが、変態だからのう。

実は先日から何度もラインを切られているから、くやしいのだ。

道糸は新品の4号を巻いたし、ハリスは6号じゃ。

くくくっ、これなら切れまい!

半島回りで、こんなラインシステムを組むフカセモンはおらんだろう、どうだ!

アホかもしれんのう。





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軽いけど、少し大きめの針で始めるか。

コマセのオキアミブロックから、付けエサを取る。

少し大きめの粒だから、針も大きめなのだ。



さて、エサ取りでにぎやかになる前に、一発かましたいのう~

コマセポイントは一か所。

あっちゃこっちゃに入れると、ここはワケわからんようになってしまう。

ほれ! パシッ     ほれ! パシッ

ほれ!、ほれ!、ほれ! パシッ、パシッ、パシッ!

ぐふふふふ~、そらそら、朝メシの時間やで~


・・・なんも出てこんのう・・・血圧低いんちゃうか、ここの魚は。




ブツブツと、独り言を言っている事はヒミツだ。

さらにおおやけにできないような事をつぶやいている事は、もっとヒミツだ。





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血圧の高い魚だろう、勢いよくウキが引き込まれた。

今日はプロテックの1.7号を使っておる。

かなりタメられる竿なので、面白いし、何より軽い。

操作性のいい竿は、楽だからのう。





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42センチの口太だった。

さい先がええのう~

この調子で釣りまくるのじゃ!





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くっそ~、もうコッパが湧いて来たか~





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ぐお!

おブリ様の幼稚園児が~!

イカン。

こいつの群れが来たら、釣りにならん。

狙う場所を一気に変えるかのう。


それでもコマセポイントは変えない。

遠投になるから、コマセブロックのオキアミでは、針から外れてしまう。





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ここは、コイツじゃ。

これ、製品としては一種類なのだが、よ~く見ると粒の大きさがパッケージごとに微妙に違う。

小さいのが多かったり、大きいのが多かったりするので、店でよく見て買っている。

今回は大きいのと、小さいのが、混ざり合っているものを買ってきた。

半島回りのフカセには、小さめが多いのを買うといいかもしれん。



何度か仕掛けを流して、流れと溜まるポイントを確かめ、そこへ遠投する。

途中は、エサ取りオジャマーが待ち構えているので、それをかわすのじゃ!




バリバリバリッ


来たわ! この間のヤツじゃ!





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ぐおおおお~!


竿が折れる~!


プロテック1.7号が根元から曲がる。

折れてもかまわん! エビぞりじゃあ~!



ああ~! そっちの根に走ったらあか~ん!

大声で叫ぶが、お魚はそれを応援と勘違いしたのか、一直線に突っ走る。





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きゃ~~~! やめてえ~~!


ゴリゴリゴリ  ぶちいっ!


ぐあああ! また切られたあ!


何度切られれば気が済むのか!





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ちくしょ~! 竿をレマーレにしとけばよかった~!


き、休憩じゃ・・・疲れた・・・

クーラーから冷えたドリンクを取り出し、飲み干す。

今日は曇っており、釣り座の正面からの向かい風で、そんなに暑くはない。

が、気温は30度との予報通り、動くと汗ばんでくる。

さっきのやり取りで、汗だくになってしまった。

タバコを楽しみながら、この間からの魚の正体を考える。

足元でかかったヤツと、沖でかかったヤツは、種類が違うだろう。

足元から根に向かうのはメジナだろうが、沖で首を振ってなかなか寄って来ないヤツと、沖から手前の根に一直線に走るのは、なんだろう?

ん~、正体を確かめたいのう。

知らん方が、ええかもしれんが・・・



座って仕掛けを作り直し、さて、再開じゃ。





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・・・イサキが集まって来たか・・・





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足元はコッパでいっぱい。





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ウキが見やすい場所は、カワハギが!


イカン。

エサ取りでいっぱいになってしもうたわ。





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しばらく場を休ませるため表側に移動し、短いピトンを打ち込み、クーラーに座ってのんびりと竿を出す。

もう昼前なので、コマセを撒いても、エサ取りが出て来るだけである。

なんも釣れんのう~



このころから、だんだんと晴れてきた。

とたんに暑くなり始め、たまらず笠をかぶる。




そろそろ場も静まったかのう。

元の釣り座に戻り、仕掛けを入れた一発目、またまたええ引きが!





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ギュイイイイイーン!


ゴリゴリゴリ ぶちいっ!


またかい!


切られまくっとるやないか!

やっぱり竿をレマーレにしとけば良かった~!

自分の腕の悪さを、竿のせいにするのであった。



ちくしょ~、ならばハリス8号じゃ!

そういう問題ではないのだが、8号を持って来ているのが笑える。

クククククッ これでどうじゃあ!





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・・・・・・・・・





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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





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疲れるわ!


8号どころか、2号ハリスで上がるもんしか来んではないか!





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竿にもたれかかり、最後のお魚にかける。

これで納竿じゃ! 来い!





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バリでシメてもうた~~!


今日もくやしさいっぱいの釣りであった。





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BB-X の穂先

2017.08.01(Tue)

先日、入間で、シマノ BB-X SZ 2号の穂先を折ってしまった。




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これで2度目だ。

今度は実費になるので、穂先交換すると1万数千円になるだろう。

大したもんを釣っとらんのにこうなると、まさに大損害である。





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ベイシス2号のトップガイドも緩んでおり、グラグラするので、地下鉄に乗って渋谷サンスイへ行く。

しかしBB-Xの、Xガイドとかいうやつが、私にはどうもしっくりこない。

穴が小さくてラインを通しにくいし、トップガイドの形が気に入らん。

メーカーも効能があるから採用したのだろうが、今までのIMガイドとの差が実感できん。

店長のウチダに聞くと、Xガイドを外して、IMガイドにする客もいるとの事。

ならば、この穂先が少し短くなった状態で取り換えてもらうかのう。

価格も、穂先交換するのと比べたら、半額以下だという。

小物を見つくろったり、ダベッている間に、ウチダがその場で修理してくれた。

預けなければならないと思っていたから、すぐに持ち帰れるのがうれしい。


ところで、もちろん現実には、「ウチダさん」、あるいは「店長」と話しかける。

常識人だからのう。

しまった。

修理している現場を写すのを忘れた!

たまには、ウチダのプロっぽいところを写すチャンスだったのに。

いつも変な写真を撮っておるから、マジメなところも写してやらんと。

まあ、また今度じゃな。(いつじゃ!)





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これなら違和感がないわ!


なんか、せっかくメーカーが最新のガイドを搭載したのに、わざわざグレードダウンしてしまった。

ま、ええか!

安いし、こちらの方が、慣れておる。

早く使ってみたいのう~



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7月12日 南伊豆 入間 川吾 君掛

2017.07.29(Sat)

3日前に行ったばかりなのに、また来てしまった。

廃人か!




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先日は晴れて暑かったが、今日は曇りで、少しは涼しいだろう。

釣り客はほとんどいない。

暑いし、エサ取りが多いので、磯釣りは敬遠されているのだろう。





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午前5時半出船、船長に勧められるまま、川吾に一人で乗った。

流れがほとんどないが、魚影が濃いので、なんか釣れるだろう。





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イサキばかりがな!

おいしい魚で、シーズン初めは喜んで持って帰っていたが、最近食べ過ぎて飽きてしまった。

先日も家族から「またイサキ~?」と言われてしもうたしのう。





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普通の人から怒られそうだが、ポイだ。



が、ポイしてもポイしても、イサキが釣れて来る。





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イサキよけの聖水をくらえ~!





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・・・・・・・・・・もっとイランもんが来た・・・


磯ギワには、アオブダイらしきデカいのがうろうろし、ササヨが走り回っている。

これを避けると、イサキが来るし、メジナはコッパばかりだ。

ドチザメも3匹がうろうろしている。

波がないのでサラシもないし、流れないので海がよどんでいる。





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潮がない川吾は、刺激がないのう。

ここに一人で乗って、ゼイタクは言えんのだが、磯替えするかのう。

見回り前に、早々と道具を片付ける。

竿をしまっていると、トップから2番目のガイドがなかなか緩まない。

おい! ほれ! よいしょ!


バキッ!





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ぐおおおお~!


トップが折れたあ!


大損害じゃあ!



後で下りの潮が入るよ? という船長に逆らい、川吾を後にする。

先日ブチブチ切られた、君掛に磯替えじゃ!

今日の君掛は、あまりよくないと思うけど・・・と船長が言うが、先日のおおもんを釣りたいからのう。





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湾向きの、普通の人が嫌う場所に、釣り座を取る。

ぐふふ・・・今日は赤レマーレ持って来たからのう。




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ハリスも、最初から6号じゃ。

これでおおもん間違いなしじゃわ!

ワハハハハ!





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コッパしか来んではないか!





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レマーレでイサキ釣っても、竿先しか曲がらんではないか!





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全部ポイじゃ!


疲れた・・・まだ先日の釣りの疲れも抜けていない。

若いころは、一晩寝れば復活していた。

が、今は1週間しないと釣りの疲れが抜けん。

特に、この暑い時期は。





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沖向きに、クーラーに座って楽をする。

楽は楽なのだが・・・





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コッパとコレしか釣れんではないか!





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大きくなってから来いやあ~!

小さいシマアジもポイじゃ!


今日はドラマもなく、おおもんが来なかった。

数釣りを楽しんだのだ、うん。



磯上がりして、他の釣り客を迎えに川吾の横を通ったら、川のように白波を立てて潮が流れていた。

しまったあ!

船長がニヤニヤしながら、ほら~、言った通りでしょ~!


全部、裏目に出た日であった。




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Author:楽竿作者
釣り歴36年だけど、磯は初心者!
房総、伊豆半島、三宅島、八丈島に出かけています。

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